2022年6月8日(水)~ 6月12日(日)に東京建物Brillia HALLで上演されるスペクタクルリーディング『バイオーム』の制作発表会見が4月26日、開かれました。上田久美子さん(作)、一色隆司さん(演出)と、全出演者7人が登壇した会見の様子の一部をアイデアニュース独自撮影の動画で紹介します。
出演者は7人で、それぞれが一人2役を演じます。代々続く政治家一族の一人息子ルイとルイの家で働く家政婦ふきの孫娘ケイの2役に、主演の中村勘九郎さん。精神的に不安定な部分がある一族の一人娘でありルイの母親の怜子、そしてクロマツの芽の2役を演じるのは花總まりさん。家政婦ふきの一人息子で、父を継いで一家の庭師をしている野口とイングリッシュローズの2役を演じるのは古川雄大さん。一族の家長で、現在は引退して老獪に学をサポートしている元大臣克人とクロマツの盆栽の2役を演じるのは野添義弘さん。ルイの母、怜子の傾倒する花療法士ともえと竜胆(リンドウ)の二役を演じるのは安藤聖さん。一族の婿養子で、元官僚の学と若い大木セコイアに2役を演じるのは成河さん。ルイの一家に古くから仕える家政婦ふきと、樹齢二百年近い大きな黒松の2役を演じるのは麻実れいさんです。
こちらの動画では、この作品で2役を演じることについて現時点でどのような演技プランを考えているかについての質問に、出演者7人が答えた内容の一部を紹介します。
この作品は梅田芸術劇場による「進化型エンターテイメント演劇」企画の第一弾。6月の朗読劇は「2022スペクタクルリーディング」として位置付けられ、第二弾では「サイトスペシフィック公演体験型演劇」へと進化する予定です。仮想現実が進化を遂げ、VRテクノロジーで人間の知覚とその延長にある身体的現実を拡張し始めている今。本企画は、VR/ARなどのテクノロジーを駆使し、俳優とバーチャルテクノロジーの間に作り出される関係性を重視しながら、五感で体感していくサイトスペシフィック演劇を目指しています。
わたしを”けもの”と呼ぶのは誰か わたしを”にんげん”と呼ぶのは誰か
それは事実か真実か虚構か嘘か、庭先で語られる一つも美しくない物語
■あらすじ
その家の男の子はいつも夜の庭に抜け出し、大きなクロマツの下で待っていた。フクロウの声を聴くために…。男の子ルイの父に家族を顧みるいとまはなく、心のバランスを欠いた母は怪しげなセラピーに逃避して、息子の問題行動の奥深くにある何かには気づかない。政治家一族の家長としてルイを抑圧する祖父、いわくありげな老家政婦、その息子の庭師。力を持つことに腐心する人間たちの様々な思惑がうずまく庭で、古いクロマツの樹下に、ルイは聴く。悩み続ける人間たちの恐ろしい声と、それを見下ろす木々や鳥の、もう一つの話し声を…。
<スペクタクルリーディング『バイオーム』>
【東京公演】2022年6月8日(水)~ 12日(日) 東京建物Brillia HALL
公式サイト
https://www.umegei.com/biome/
Twitterアカウント
BIOME_UMEGEI
<キャスト>
政治家一族の一人息子ルイとルイの家で働く家政婦ふきの孫娘ケイの2役:中村勘九郎
政治家一族の一人娘でありルイの母親の怜子、クロマツの芽の2役:花總まり
家政婦ふきの一人息子で庭師をしている野口とイングリッシュローズの2役:古川雄大
政治家一族の家長で学をサポートしている元大臣克人とクロマツの盆栽の2役:野添義弘
怜子の傾倒する花療法士ともえと竜胆の2役:安藤聖
政治家一族の婿養子で、元官僚の学と若い大木セコイアの2役:成河
政治家一家に古くから仕える家政婦ふきと、樹齢二百年近い大きな黒松の2役:麻実れい
<スタッフ>
作:上田久美子
演出:一色隆司
企画・制作:梅田芸術劇場
主催:梅田芸術劇場
制作協力:NHKエンタープライズ
<チケット>
◆ 一般発売日:2022年5月21日(土)AM10:00
◆ 料金:限定2000部プログラム付きS席 11,000円、S席10,000円、A席8,000円、B席5,000円(全席指定/税込)
学生席3,000円(当日座席引換券/税込)
※ 学生席の販売はネット会員・オンラインチケット・チケットぴあのみとなります。
※ 未就学児童のご入場はご遠慮ください。
<チケット販売>
・ チケットぴあ
・ イープラス
・ ローソンチケット
・ としまチケットセンター
・ 梅田芸術劇場オンラインチケット:https://ko-ume.pia.jp/
・ 梅田芸術劇場窓口発売日翌日以降 10:00~18:00
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