2020年9月27日(日)18:30から日テレプラスで2時間独占初放送される『中川晃教 Live Music Studio』に第1回ゲストとして出演される加藤和樹さんのソロインタビューをお届けします。『中川晃教 Live Music Studio』は8月に「Streaming+ver.」が先行配信されましたが、日テレプラスでは「Streaming+ver.」では配信されていない曲やトークもたくさん放送されます。加藤和樹さんのソロインタビューは上下2回に分けて掲載し、「上」は、コロナによる自粛期間からさまざまなチャレンジをされていた活動についてのお話と、『中川晃教 Live Music Studio』番組収録を終えての率直な感想を。「下」では、『中川晃教 Live Music Studio』の具体的な選曲の理由と、各曲を実際に歌っての感想などについて伺った内容を紹介します。
ーー自粛中もいろいろと発信されていましたよね。家にいるとはいえ、わりと思考が働いていたのかなと思っていたんですが、いかがでしたか?
やはり緊急事態宣言が出て自粛期間中は、本当にぽっかり空いていましたね。そういう時間があったからこそ、いろいろ考える時間もできて、これをやったらおもしろいんじゃないかとか、配信で伝えられるさまざまな企画のお話も頂きました。それらの企画をさせていただいてから、僕ら発信でもこんなことができるんじゃないかと、YouTubeや配信ドラマを作ったりする動きになりました。
ーー配信ドラマもおもしろかったです。いままでやらなかったことに思考がスイッチすると、何か違うものはありましたか?
いままでは、僕ら表現者というか役者は、やはりお話を頂いて、それをやることが多かったんですが、自分たちで自発的に何かをやろうというとアイデアを出し合うことは、クリエイター脳になるじゃないですか。だから、ある意味役者にはあまり必要のない能力なんですよね。それがこういう時期になって、いろいろな人たちがYouTubeで動画を上げてカバー曲を歌ってみたりしたことは、すごくいい動きだと思いました。それが役作りにおいて、こういう風にしたらいいんじゃないかという作品への関わり方が、より違った視点で見られるようになると思うんです。役者はそんなことを知らなくてもいいかもしれませんが、この先の時代においては、そういうことができていった方が、自分が楽になる。頭がやわらかくなることで、頭でっかちにならずに済むんじゃないかと思います。
ーー頭のなかにある思考の引き出しが増えるみたいな感じですか?
また違った別視点があるという感じですね。僕なんかは、ライブで自分でああしよう、こうしようと元々やっていることではありますが、役者としての表現ができなくなったなかで、それをどう表現すればいいかとなったときに、自分でコラボをしてみたり、弾き語りをやってみたり、自発的に行動していく。ひとりひとりの役者の、個々の表現力のスキルは、この自粛期間中にだいぶレベルアップしたんじゃないかと思います。
<取材協力>
スタイリスト:立山功
シャツ Desigual(03-5467-2680)、バングル L QUARTET(03-5774-1408)、パンツ tk.TAKEO KIKUCHI(03-6851-4604)
※アイデアニュース有料会員限定部分には、自粛期間からさまざまなチャレンジをされていた活動についてのお話などインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。9月18日(金)掲載予定のインタビュー「下」では、『中川晃教 Live Music Studio』の具体的な選曲の理由と、各曲を実際に歌っての感想などについて伺った内容などインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■配信への恐怖感は無くなった。とはいえ、お客様が入っている方が嬉しい
■声を出して笑うことが大事。それだけで、少し頑張ろうと思える
■『中川晃教 Live Music Studio』第1回は、アッキーさんと俺だからこそ
■いま何を歌うべきなのかを考えたうえで、ピアノで自分の色が出せる曲を
<日テレプラス『中川晃教 Live Music Studio』>
アーティストの自宅に招かれたような気分を味わえるスペシャルプライベートライブ。
放送:2020年9月27日(日)18:30~20:30
出演
ナビゲーター:中川晃教
ゲスト:加藤和樹
ピアノ・アレンジ:園田涼
https://www.nitteleplus.com/program/akinori/
<関連リンク>
『中川晃教 Live Music Studio』Twitter
https://twitter.com/LiveMusicStudi0
ASSIST|加藤和樹Official Web Site
http://www.katokazuki.com/
加藤和樹オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/katokazuki-blog/
加藤和樹Twitter
https://twitter.com/kazuki_kato1007
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※この記事にはプレゼントはありませんが、2020年8月28日(金)に掲載した中川晃教さんと加藤和樹さんの対談記事に、おふたりのサイン入りチェキのプレゼントの申し込み欄がありますので、ご希望の方は、そちらの記事(https://ideanews.jp/backup/archives/94619)からお申し込みください。応募締め切りは9月28日(金)です。(このプレゼントの募集は終了しました)
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■配信への恐怖感は無くなった。とはいえ、お客様が入っている方が嬉しい
ーー自分からも発信できるようになった。そういう側のストッパーが外れたみたいな。
そういうのは、あると思います。画面を通してみられることと、あとは本番で撮ること、生配信をするということ。お客様がいる状態でできない場合、どういうテンションでやったらいいとか、そういうところへの恐怖感は無くなったと思います。
ーーそれを経て、実際に現場が動き始めて、何か見えるものは変わりましたか?
とはいえ、やはりお客様が入っている方が嬉しいです。お客様がいることや舞台があることのありがたさを身に染みて感じましたね。
ーー何か今までなかったような発見はありましたか?
朗読劇をリモートでやったときは、相手の表情を見られるということは、とてもおもしろかったです。舞台上で朗読劇をやっていると、相手のことはわからないので、どういう表情で芝居をしているんだろうと。それは『私の頭の中の消しゴム』という朗読劇をやったときに思いました。いままで僕も何回か朗読劇をやらせいただいてきましたが、本を見ているから相手役の顔を見ることはほとんどないんですよね。自分が読んでいないところで、相手はこんな表情でいたんだという新たな発見はあったので、悪いことばかりではないなと思いました。お客様も、より耳だけに集中できるというか、本来の朗読のあるべき姿である「聞かせる」ということができたと思います。これだけ朗読が増えているということも、多分そういうことだと思うんですよね。
■声を出して笑うことが大事。それだけで、少し頑張ろうと思える
ーーみんなが不安を抱えつつ、でも進まなければという状況ですが、そのなかで、一番大事にしたいと思ったことはありますか?
腐ったら終わりだと思います。僕は、バラエティ番組をすごく観るようになりました(笑)。普段も基本的にテレビはつけているんですが、ニュースばかりだと気が滅入ってしまうので、何も考えずに笑うということ。ひとりでもいいから、声を出して笑うことが、とてつもなく大事だろうと思いました。それだけで、少し頑張ろうと思える。いまの僕の力になっていますね。これだけ頑張っている人たちがいる、自分だけじゃないんだと、やる気になりますよね。
■『中川晃教 Live Music Studio』第1回は、アッキーさんと俺だからこそ
ーー『中川晃教 Live Music Studio』収録を終えての率直な感想はいかがですか?
やる前までは曲数も多いなと思っていたのですが、やり足りないくらい楽しかったですね(笑)。アッキーさん(中川晃教)とのコラボで、ギターとピアノとのセッションもあって、緊張はしましたが、役者もやりながら音楽をやっているアッキーさんと俺だからこそできた回だったかなとは正直に思います。本番収録の前に、急遽アッキーさんとの音合わせがあって、その音作りもすごく新鮮でしたし、この“音楽”というものの素晴らしさを感じました。ピアノ1本で演奏する園田(涼)さんの力もすごいですし、これだけの曲を弾くのもすごい(笑)。だからこそ、歌の力や言葉の力というものが、より強く伝わる番組なんじゃないかなと思います。
ーー楽曲もバラエティに富んでいて、いままで聴いてきた曲でも違うテイストの雰囲気で、知らなかった顔が見えたり、多面的に見えてくるおもしろさがありました。
僕もいままで自身の曲を何曲か歌わせていただいてきましたが、ピアノだけで歌っている楽曲は少ないんですよね。そのなかで、今日園田さんと合わせてみて、こういう感じだったら、こういうアプローチをしようかなという、やりながらのセッションという感じだったので、それもなかなかおもしろかったですね。
ーー園田さんも終わってから一言目に「すごく楽しかったです」とおっしゃっていましたね。
音楽で繋がるってこういうことだなと思いました。この楽しさが観ているお客様に伝わればいいなと感じましたね。
■いま何を歌うべきなのかを考えたうえで、ピアノで自分の色が出せる曲を
ーー選曲も、いま聴いてグッとくるナンバーが多かったですね。
自身の曲のなかで、いま何を歌うべきなのかというところも考えたうえで、せっかくのピアノですから、そのなかで自分の色が強く出せるようなもので、自分が作った楽曲や思い入れのある楽曲をチョイスさせてもらいました。
ーー自分で、いままで見えなかった曲の一面は見えましたか?
新鮮だなと思うところもありましたし、ピアノ1本でもこれだけいろいろな表現ができるんだと思いました。曲はアレンジによって、全然がらっと雰囲気が変わるので、自分の楽曲なんですが、すごく新鮮な気持ちで歌うことができましたね。そこはおもしろかったです。
ーー人間には、いろいろな面があるじゃないですか。それがすごく浮き上がるような時間だなと思いました。
本当にシンプルで何も飾っていなくて、だからこそ、よりストレートに伝わるものだと思います。
ーーもちろん人にもよると思いますが、いまの時期は音楽が一番心に届くなと思います。こねくり回さずに、脳がストレートに入ってくる感じがします。
本当にそう思います。自分自身も、そうやって音楽に救われた部分がたくさんあるので、本当にライブとして届けたいという気持ちはありますね。
※この記事にはプレゼントはありませんが、2020年8月28日(金)に掲載した中川晃教さんと加藤和樹さんの対談記事に、おふたりのサイン入りチェキのプレゼントの申し込み欄がありますので、ご希望の方は、そちらの記事(https://ideanews.jp/backup/archives/94619)からお申し込みください。応募締め切りは9月28日(金)です。(このプレゼントの募集は終了しました)
いつも素敵なインタビューとお写真をありがとうございます。
放送がますます楽しみになる、期待が高まるインタビュー、とても興味深く読ませていただきました。
後半も楽しみにしています。