【動画】「その瞬間は、口に含んだ際にのみ訪れ、あとは記憶に…」、『サイドウェイ』

舞台『サイドウェイ』より=撮影・NORI

舞台『サイドウェイ』が、2021年3月20日(土・祝)に東京芸術劇場シアターイーストで開幕しました。出演は、藤重政孝、神農直隆、壮一帆、富田麻帆、江浦優大、嶋村亜華里、片桐はづき、の皆さん。この作品は、カリフォルニアワインとピノ・ノワールの魅力を伝え、ワイン産業に多大な影響を与えたといわれるアカデミー賞受賞映画『サイドウェイ』の元になった同名小説を原作に舞台化したもの。ワインに一家言もつマイルス(藤重政孝さん)がマヤ(壮一帆さん)に語る「ピノの醸造家たちは、あの超自然的な瞬間のために、たゆまぬ努力を続ける。その瞬間は、口に含んだ際にのみ訪れ、あとは記憶に委ねられてしまう」という言葉は、舞台関係者の努力による「超自然的な瞬間」が劇場を訪れた観客の記憶の中に生き続ける、舞台の魅力に通じるようにも思われます。ゲネプロの一部を、アイデアニュース独自撮影の動画で紹介します。上演は2021年3月25日(木)まで。3カメと1カメによる配信もあります。

こちらは、第1幕の前半の一部の動画(舞台映像部分1分37秒)です。

舞台『サイドウェイ』より=動画撮影・NORI

<マイルス役:藤重政孝さんのコメント>
ついに幕が開きました。やっとここまで辿り着けましたが、これがすべての始まりなので、残りの公演を千秋楽へ向けて頑張りつつ、作品と共に我々も育っていきたいと思います。育てていただくのはお客様のパワーの部分が大きいです。出歩きにくいご時世ではありますが、感染症対策もバッチリしていますので、お芝居を楽しみに足を運んでいただけたらと思います。キャスト・スタッフ共にいい雰囲気で現場を走らせています。それが作品の空気に繋がっていくと思いますので、ぜひその空気を感じに遊びにいらしてください。マイルスでした。

<ジャック役:神農直隆さんのコメント>
無事にゲネプロが終えられてほっとしています。色々ありましたが、カンパニーの皆さんに助けられながら、いまこの時を迎えられて本当に嬉しいです。あとはお客様がどれだけ楽しんでいただけるかですが、ちょっと時間が長いかもしれませんが、僕らも集中して観ていただけるように頑張っていきたいと思います。破茶滅茶で下品でお下劣な言葉も出て来るんですが、友情だったり愛情だったり恋愛だったり、色々な情が出てくる物語なので、ワインを通して、見ていただけるように努めていきたいです。凄く楽しいので笑えるところがあったらどんどん笑ってください。

<マヤ役:壮一帆さんのコメント>
最初この作品の本をいただいて読んだ時から、幕が開くのをとても楽しみにしていました。実際に衣裳をつけて、動いて喋ってみると、舞台の上でサイドウェイの人たちが息づいていて、興奮を抑えられない気持ちでいっぱいになります。この楽しさ、胸に突き刺さるような言葉の数々が皆様の心にも届く事を願っています。まだまだ予断を許さない状況下ではありますが、ほんのひと時でも心が和らぐような時間にできたらいいなと思いますので、観終わって、家に帰って、美味しいワインを飲みながらこの舞台を想い返していただければ嬉しいです。

<テラ役:富田麻帆さんのコメント>
まずは初日の幕が開けられる事、この場所まで来られた事を嬉しく思います。この昨今なかなか思うように舞台が出来ない中で、ひとつづつ作品を作り上げられる喜びを改めて噛み締めています。この作品はとにかくワインを飲みたくなります。そして欠点を持った登場人物たちがたくさん出てきますが、人は誰しも何かしらの欠点を持っていて、だからこそ愛おしくて素敵なんだなと思える作品です。そんな愛おしくなる登場人物を観ながら、美味しいワインを飲んで、この作品に浸っていただけたらとても幸せです。ぜひ劇場で、そして配信でもお待ちしています。

<日本語上演台本・演出:古川貴義さん(箱庭円舞曲)のコメント>
まずは、無事に初日の幕を開けられることに感謝です。社会情勢をはじめ、色々と心配事の尽きない日々でしたが、何とか幕を開けることが出来ました。限られた時間の中で尽力してくれたキャスト、スタッフのお蔭です。そして、ご来場くださるお客様のお蔭です。皆さん、本当にありがとうございます。奥深いようで気軽な、バカバカしいようで身につまされる、好きだけど憎たらしい、愛おしい作品になりました。これからステージを重ねるごとに、ヴィンテージワインのように日々熟成してくことと思います。ただし、飲み頃はいつも今。演劇は、いつも今。今まさに目の前で起こっていることを、お楽しみいただけますように。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、ジャックと結婚することになっている女性から「一晩中、電話してるんだけど、出ないんですけど。あなたたち、いったい何してるの?」と留守番電話が入るシーンから、マイルス・ジャック・マヤ・テラの4人が温泉に行って……という第1幕後半の一部を動画(舞台映像部分1分20秒)で掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■第1幕後半の一部の動画(舞台映像部分1分20秒)

<舞台『サイドウェイ』>
【東京公演】2021年3月20日(土・祝)~3月25日(木) 東京芸術劇場シアターイースト(3月22日は休演)
一般:8,800円(全席指定・税込)
ボトルワイン付き観劇券:12,000円(全席指定・税込)
【配信】2021年3月20日(土・祝)~3月25日(木)(3月22日は休演)
3カメ配信:3300円、ワイン付き6500円(数量限定・税込・ワイン送料別)
1カメ配信:2500円、ワイン付き5700円(数量限定・税込・ワイン送料別)
公式サイト:
https://www.consept-s.com/sideways/
配信チケット販売:conSept movie
https://consept-movie.myshopify.com/

<出演者>
藤重政孝
神農直隆
壮一帆
富田麻帆
江浦優大
嶋村亜華里
片桐はづき

<STAFF>
原作・脚本:レックス・ピケット
翻訳:主計大輔
日本語上演台本・演出:古川貴義(箱庭円舞曲)
舞台美術:稲田美智子
照明:南香織(LICHT-ER)
衣裳:KO3UKE
音響:岡田悠(One Space)
ヘアメイク:竹節嘉恵
音楽:国広和毅
演出助手:城田美樹
舞台監督:上田光成(ニケステージワークス)
衣裳協力:WEGO、HARAJUKU CHICAGO、BIG TIME
協力: ap factory、is、キューブ、サードゲートエージェンシー、サンズエンタテインメント、スタジオ・サンパティック
宣伝デザイン:高橋誠己(think-small)
ウェブデザイン:柚木竜也(aboka design)
スチール撮影:安藤毅
PV撮影:角直和(極楽映像社)
PVアニメーション:佐竹大樹
PV製作:深沢麿央
票券:林晴美
宣伝:大林里枝
制作:横田梓水、田中理恵
制作助手:阿部楓
プロデューサー:宋元燮
製作支援:SWING
企画・製作・主催:conSept

こちらは、作品を撮影したオフィシャル画像の一部です。

舞台『サイドウェイ』より=写真提供・conSept
舞台『サイドウェイ』より=写真提供・conSept
舞台『サイドウェイ』より=写真提供・conSept
舞台『サイドウェイ』より=写真提供・conSept
舞台『サイドウェイ』より=写真提供・conSept
舞台『サイドウェイ』より=写真提供・conSept
舞台『サイドウェイ』より=写真提供・conSept
舞台『サイドウェイ』より=写真提供・conSept

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舞台『サイドウェイ』第1幕後半より=撮影・NORI
舞台『サイドウェイ』第1幕後半より=撮影・NORI

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■第1幕後半の一部の動画(舞台映像部分1分20秒)

舞台『サイドウェイ』より=動画撮影・NORI

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