「ジェイミーからパワーをもらって、自分の意見を」、森崎ウィンインタビュー(下)

森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳

2021年8月8日(日)から8月29日(日)まで、東京建物 Brillia HALLで上演(大阪、愛知公演あり)されるミュージカル『ジェイミー』で、主役のジェイミー役をダブルキャストで演じる、森崎ウィンさんのインタビュー、後半です。「自分の意見」をもたなければいけない時期になっていると感じていることとジェイミーとの関係や、ミャンマーにいる方々への思い、ミュージカルについて、お客様へのメッセージなどを話してくださったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳
森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳

ーー『ジェイミー』という作品と出会っていかがですか?

コロナも経て、ミャンマーのこともあって、僕自身もアーティストとしての次の作品のことを考えていて、そろそろ「自分の意見とはなんぞや」というものをもたなければいけない時期になっていて、それを貫き通していかなければいけない。「いかなければいけない」というよりは「いきたいな」と思っている自分がいたりします。

ただ、それはすごく恐怖で、バッシングを受けるかもしれないこともあります。いままでは当たり障りのないようにできたことが、もうそうじゃないところに来ている自分もいて。そういうタイミングでジェイミーに出会っているので、ジェイミーからもらうパワーもあるだろうし、ジェイミーを表現するのに、いままで経験してきたことは絶対使ったほうがいいというか、知らない間ににじみ出ると思うんですよね。それが楽しみです。

ーージェイミーからもらうパワーもあるんですね。ミャンマーのことを危惧されているTwitterを拝見して、記事などを読みました。

ありがとうございます。

ーーもちろんいろんな意見の方がいらっしゃると思いますが、直視しなければと思いました。

マネージャーとものすごくミーティングしました。2月になってから、本当にしんどかったんです。それは自分のこともそうですが、現地にいる方々のことを思うと、どうしようもないというか。怒りでも悲しみでもない、この感情はなんなんだと。ただこれは僕だから経験できることであって、そこは逆にプラスに捉えていくしかないと。きっと表現する者としては、この感情を出せる場所があるから、恵まれているなと思います。

ーーそうやって考えることは、いろいろな役を生きる上で、すごくプラスになるのかなと思います。

まだ自分のなかで、うまくまとめて言えるわけではないのですが、本当に答えが見えない難しいことと思っています。ただ、そのようになっていくだろうと信じるようにしています。

<取材協力>
衣裳:
JOHN SMEDLEY
TIMONE
UNDECORATED

※アイデアニュース有料会員限定部分には、ミュージカルについて、映像について、「この日が最後かもしれない」気持ちで挑む公演について、お客様へのメッセージなどを話してくださったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■ミュージカル、好きです。最近は『オペラ座の怪人』『ゴースト』『The PROM』…

■映像は、あとから総合芸術になっていく。舞台はその瞬間に生まれるものがすべて

■いまのご時世なので覚悟して、毎回「この日が最後かもしれない」気持ちで挑みます

■念願のミュージカルです。皆さんと一緒に『ジェイミー』の世界観を作っていけたら

<ミュージカル『ジェイミー』>
【東京公演】2021年8月8日(日)~8月29日(日) 東京建物 Brillia HALL
公式サイト
https://horipro-stage.jp/stage/jamiemusicaljp2021/

<関連リンク>
STARDUST 森崎ウィン公式プロフィール
https://www.stardust.co.jp/section1/profile/morisakiwin.html
MORISAKI WIN(森崎ウィン)|日本コロムビア
https://columbia.jp/morisakiwin/
森崎ウィンtwitter
https://twitter.com/win_morisaki_
森崎ウィンinstagram
https://www.instagram.com/win_morisaki_official/

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森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳
森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳

※ここから有料会員限定部分です。

■ミュージカル、好きです。最近は『オペラ座の怪人』『ゴースト』『The PROM』…

ーーお気持ちを聞かせていただいてありがとうございます。森崎さんは、ミュージカルに対してはどんな思いですか?

好きです。最近も結構ミュージカルを観に行きました。

ーー何をご覧になったんですか?

劇団四季の『オペラ座の怪人』を初めて拝見しました。あとは、浦井健治さんとトレーナーさんが同じなのですが、トレーナーさん伝いに浦井さんの連絡先を教えていただいて、「『ゴースト』を観に行きたいです」とご連絡したら、ぜひと言っていただいて。時期的に観に行ったことをSNSに書くべきかも悩んだのですが、取材の機会だったらお話ししてもいいかなと。自由に行けるようになったら、ご飯にも行きたいですねというお話もさせていただきました。『The PROM』も観に行きましたが、『ジェイミー』の女性版みたいな感じでしたね。このタイミングで観れたのは時期的にもよかったですし、主演をされていた葵わかなさんは同じ事務所ですが、すごく素敵でした。

ーーミュージカルは、出演するのも、観劇するのも好きですか?

好きですね。舞台を観て感じたこともたくさんあります。

森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳
森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳

■映像は、あとから総合芸術になっていく。舞台はその瞬間に生まれるものがすべて

ーーミュージカルの表現方法はいかがですか? 映像のお仕事も多いですし、アーティスト活動もありますよね。

映像は、映像ならではの魅力的な瞬間がたくさんあって、音楽をつけたり、カット割りをしたり、あとから総合芸術になっていくので、言ってしまえば、現場ではずっと監督のものじゃないですか。『ウエスト・サイド・ストーリー』の共演者とも話していたんですが、舞台は自分たちのものだと。「観る人が勝手にカット割りを決める」と言っていたのが、すごくおもしろい表現だなと思いました。それがすごく好きで、確かになと。

映像は取り直しができますが、舞台は生もので、その日だけの、その瞬間に生まれるものがすべて。そういう大きな違いはあります。どちらがいいという訳ではありませんが、ミュージカルは経験が浅いからこそ、まだ夢を見ている自分がいて、もっともっと経験したいと思います。

森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳
森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳

■いまのご時世なので覚悟して、毎回「この日が最後かもしれない」気持ちで挑みます

ーーということは、今後もミュージカルでの森崎さんも拝見できますね。

(笑顔で)来年もミュージカルに出演しますので、それだけはお伝えしておきます。

ーー楽しみにしています。最後に、お客様に向けてメッセージをお願いします。

本当にいまのご時世なので、あえて赤裸々に言おうと思っています。どの公演が最後になるかわからない経験もしましたし、本当になにか緊急的なことがあれば、劇場を閉じなければいけないこともあるという覚悟の上で、毎回「この日が最後かもしれない」気持ちで挑みます。もちろんこれまでも当たり前にやっていたことなんですが、それがより一層増したというか、違う角度から増した気持ちがあります。

森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳
森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳

■念願のミュージカルです。皆さんと一緒に『ジェイミー』の世界観を作っていけたら

そして、本当に念願のミュージカルです。これまでコロナ禍を経て溜めてきた思いもたくさんあるので、やっと爆発させられる思いと、劇場で目の前にお客様がいらっしゃることへの幸せな気持ちがあり、本当に感謝しています。だからこそ、劇場で、皆さんと一緒に『ジェイミー』の世界観を作っていけたらと思っています。感染対策はしっかり行いますので、劇場に来ていただいてからは『ジェイミー』の世界に飛び込んでもらって、帰るころには明日への糧になれたらいいなと思います。お待ちしています!

森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳
森崎ウィンさん=撮影・岩村美佳

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“「ジェイミーからパワーをもらって、自分の意見を」、森崎ウィンインタビュー(下)” への 4 件のフィードバック

  1. ほっとここあ より:

    上下ともに、とても読み応えのある記事をありがとうございました。
    ウィンさんがジェイミーとどのように向かい合われているのか、お気持ちが知れて良かったです。
    ミャンマーのことも心配は尽きないと思いますが、こうして芸能活動を続けられることが、現地の方々の希望となるのではと思いますし、そう願っています。
    舞台も、初日から千秋楽まで無事に駆け抜けられるようお祈りしております。

  2. にゃおん より:

    ミュージカルって本当に楽しいですよね…。
    私自身、ミュージカルとの出会いは、学生時代に「ミュージカルを楽しむ層を増やしたい」という信念を持って招待してくれた劇団四季さんだったので、ウィンくんが四季のミュージカルを観てくれていることも嬉しいです。
    『ジェイミー』も、安価の学生シートが設定されていますね!
    こんな時代ですので、学生さん達も情熱をぶつけあぐねていると思います。
    そんな多くの学生さんにとって『ジェイミー』がミュージカルへの最高の入り口となり、また、ウィンジェイミーが自由へのシンボルになることを期待しています。
    これからウィンくんのパフォーマンスがミュージカル界に浸透して、その発展に大きく貢献してくれたら、ミュージカルファンとして嬉しいです!
    またアイディアニュースさんの記事になることも楽しみに待ってます。

  3. わこ より:

    コロナ禍だけでも大きなダメージを受けたエンタメ界で、ご自身のお仕事や体調管理に加え、ミャンマーのことはどれだけ心の負担になっていたのか、何もできずに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。いろんな意見が今もありますが、人の意見になど惑わされなくていい、自分は自分の意見を持って貫き通せば、そこに道はできる事を学ぶ、ちょうどジェイミーとシンクロしているように感じています。怖がらなくていい、と思っています。
    『オペラ座〜』は私も何度も観ました。本当に素晴らしい作品。再演が続く理由が分かります。WSS、Tonight Quintet の時に、お客様皆様、確かにカット割されてましたね笑。
    私は地方から新幹線だったので、毎回『今回が最後かもしれない』という気持ちで上京していました。同じ景色を見られることに、感謝の気持ちでいっぱいでした。ウィンさんの舞台には、それだけ人の心と身体を動かす力が溢れています。私にとっても『本当に念願のミュージカル』です。あなたの存在が私の生きる糧です。舞台に戻ってきてくれて、本当にありがとう。
    そして、ウィンさんの今の気持ちをたくさん届けてくださった岩村さんに感謝です。
    素敵な記事をありがとうございました。

  4. KaO より:

    インタビュー上下とも読ませていただきました。ウィンくんのジェイミーにかける思いが伝わって来て観るのがますます楽しみになりました!自分らしくいたいのに、つい他の人と比べてしまってネガティブになりがちなので、ジェイミーを観て何かヒントを貰えたらいいなと思います。無事に開催されることを心より祈っております!

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