「ブロードウェイで黒執事、いいんじゃない?」、古川雄大&植原卓也対談(下)

古川雄大さんと植原卓也さん=撮影・岩村美佳

古川雄大さん&植原卓也さん対談の後半です。有料部分では、ほぼ同じ時期にニューヨークに行っていたということで、その体験などについて伺いました。

古川雄大さんと植原卓也さん=撮影・岩村美佳

古川雄大さんと植原卓也さん=撮影・岩村美佳

――豪華客船編ならではの、特に楽しみにしている見どころは?

植原:ストーリーは知っている方も多いと思いますが、その間あいだに入ってくるナンバーや、サプライズのような意味も含めて、何が起こるか分からない所も楽しんで欲しいです。セットや衣装など、なかなか予想出来ないのはどの舞台でもそうですが、特に『黒執事』に関しては、「こんな演出なんだ!」とか「そこを歌うんだ!」という驚きが、今までもあったと思います。今回は新作なので、また一から皆さんがワクワクしている状態だと思います。

――生執事ならでは、という所ですね。

古川:僕は、何も知らない人は単純にストーリーを楽しんでもらいたいです。ある程度知っている方には、色々な秘密が明らかになっていく様を、舞台で描いていくとどうなるのかに期待して欲しいです。きっと面白いものになると思いますので、舞台になった時に原作とはまた違った部分、舞台でしか出来ない表現を楽しんでもらえたらと思います。あとは、歌が重要だと思っています。歌が何曲あって、どういう所に歌があって、どんなナンバーなのかというところも、楽しみにしてもらえたらと思います。さらには漫画の世界の再現ですね。どれだけ似せられるか、その空間にお客さんを引き込めるかだと思います。

――植原さんは前回出演していない分、余計に楽しみじゃないですか?

植原:前回、「何で出てくれなかったんですか?」と言ってくれる人もいて(笑)。それは嬉しかったですね。なので、「お待たせ」と言いたいですし、「おかえり」と言って欲しいという思いは強いです。

――気合が入っていますね。

植原:めちゃくちゃ入っています!

(一同笑)

――古川さんも負けられないですね。

古川:本当に!

(c)2017 枢やな/ミュージカル黒執事プロジェクト

<取材協力>

ヘアメイク:AOKI/HIKOHO

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、NY滞在で感じたことなどについてさらに伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■植原「同じ歳の人でニューヨークに行く人ってあまりいない気がするので」

■植原「NYでショーを観ると、とてもやる気が上がるんです」

■古川「ブロードウェイで、自分の目標が高く持てるようになりました」

■古川「(同じ世代で目的意識が同じ)NY行きは、みんなそうだと思います」

■植原「自分にしか出来ないグレルを」、古川「攻めて攻めて、試して試して」

<ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania->
【東京公演】2017年12月31日(日)~2018年1月14日(日) TBS赤坂ACTシアター
【兵庫公演】2018年1月19日(金)~1月22日(月) 神戸国際会館こくさいホール
【愛知公演】2018年1月26日(金)~1月28日(日) 江南市民文化会館
【石川公演】2018年2月3日(土)~2月4日(日) 本多の森ホール
【福岡公演】2018年2月10日(土)~2月12日(月・休) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール

<関連リンク>
ミュージカル「黒執事 」公式ページ http://www.namashitsuji.jp/
ミュージカル「黒執事 」公式Twitter @namashitsujijp https://twitter.com/namashitsujijp?lang=ja
古川雄大オフィシャルサイト http://music.furukawa-yuta.info/
古川雄大オフシャルブログ http://ameblo.jp/furukawayuta/
古川雄大【FC・音楽スタッフ】Twitter https://twitter.com/yuta_f_staff
植原卓也アミューズオフィシャルサイト http://artist.amuse.co.jp/artist/uehara_takuya/
植原卓也オフィシャルブログ「TAKUYA BLOG」 http://ameblo.jp/takuya-uehara/

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古川雄大さんと植原卓也さん=撮影・岩村美佳

古川雄大さんと植原卓也さん=撮影・岩村美佳

※ここから有料会員限定部分です。

■植原「同じ歳の人でニューヨークに行く人ってあまりいない気がするので」

――お二人ともニューヨークへ行かれていたお話を伺いたいです。

植原:本当に行った人同士で話すのって楽しいですよね。

古川:ただ、英語が話せる人と話せない人だから。

(一同笑)

植原:僕も話せないですよ。

――お互いにニューヨークに行くことは知っていたんですか?

植原:さっき知りました。

古川:僕は行く前に知っていたんです。一緒の時期に行けば良かったなって。

――滞在した場所もほぼ一緒なんですか?

植原:少し離れていましたが、島は一緒です。マンハッタン。

――古川さんは舞台を観に行かれたりもしたんですよね。

古川:行きましたね。

――植原さんは?

植原:行きました。実は同じ作品を観ていたりもしたんですよ。

――ちなみにどんなものを観られたんですか?

植原:一緒だったのは『Groundhog Day』でコメディ系の作品です。「どうだった?」という話をしました。僕はチケットが取れなかったのですが、雄大くんは『Dear Evan Hansen』を観たとか、そんな普通の話をさっきしたばかりなんです。なかなか同じ歳の人でニューヨークに行く人ってあまりいない気がするので。

――少し時間があって海外に行く時に選ぶ場所って色々だと思いますが、おふたりともニューヨークに行かれるのは好みが似ているのかなと思ったのですが。

植原:ただの旅行じゃないということですよね。ただの旅行だったら、他の国も選択肢に入りますが、やろうとしている事があるから。

古川:ただの旅行だったら13時間も飛行機に乗らないですね。

植原:本当に長いですもんね。

古川:あれはキツイ。

植原卓也さん=撮影・岩村美佳

植原卓也さん=撮影・岩村美佳

■植原「NYでショーを観ると、半端ないくらいにやる気が上がるんです」

――やはり学ぶ目標があって行く感じですか?

古川:そうですね。

植原:前提としては、もちろんそうです。

――その目的は?

植原:僕は一気にモチベーションを上げるためです。ニューヨークでショーを観たりすると、帰ってきてもとてもやる気が上がるんです。2年前に初めて行って、こんなに上がるのかと自分にビックリしました。感化されてすごくモチベーションが上がるんです。「俺は日本でこんなステージの仕事をしているんだ」という所に行き着いて、もっとしっかりしなければいけないと思ったりするんです。やっている事は同じだもんな、自分もこういう仕事をしているんだと思って気持ちを掻き立てます。どれほどすごい事をさせて頂いているのかとか、自分は全然ダメだなとか、色々な所で気持ちが上がるんです。そのためには13時間かかるんですよね。それが結構大変。

古川:それがなければ、ガンガン行くのに。

植原:そうだよね。

植原卓也さん=撮影・岩村美佳

植原卓也さん=撮影・岩村美佳

■古川「ブロードウェイで、自分の目標が高く持てるようになりました」

――古川さんはどういう目的で行ったんですか?

古川:今回は観劇をメインに行きました。

植原:それはいいですね。

古川:元々は、絶対に行きたいと思って行った場所ではないんです。今これを味わわなければいけないと思って行きましたが、次に行く時は「絶対行きたいから行く」に変わった程に衝撃的な時間でした。それこそ自分は日本でこんな役をやっているんだという刺激にもなりましたし、自分の目標が高く持てるようになりました。ブロードウェイでは「『モーツァルト!』って何?」という感じなんですよ。ウィーンミュージカルは全然知られてないんです。それも初めて知りました。あとは、本場のミュージカルを観て、お客さんのリアクションもすごいなと。普通に声を出すし、携帯を切らないし(笑)。

(一同笑)

古川:観劇の文化が全然違うんですね。そういうことを体験させてもらいました。中国でもまた違う熱狂的な体験をしましたし、最近韓国でも観ましたが敷居が高い感じがしたり、それぞれ色々なお客さんの熱量がありますね。でも、本場のニューヨークで観ておきたいという思いがあって、なかなかこういう機会もないので、合間の時間で結構観ました。

――ニューヨークにいる時は、オフというよりスイッチを入れている感じですね。

植原:本当にそうですね。日本にいるときの方がオフになる感じはありますね。

古川:僕もそうですね。

古川雄大さん=撮影・岩村美佳

古川雄大さん=撮影・岩村美佳

■古川「(同じ世代で目的意識が同じ)NY行きは、みんなそうだと思います」

――同じ世代で目的意識が同じっていいですね。

古川:ニューヨークに行くってなると、多分みんなそうだと思いますよ。単純に旅行で「ニューヨーク行こうぜ」ってなるかな? 「ハワイ行こうぜ」ってなるんじゃないかな? 旅行では行きたくないですね。道もガタガタで、ボサボサしているし。

植原:そうですね。

古川:車の運転とかも危ないんですよ。ちょっと汚いですし。

――それでもまた絶対行こうと思うくらいの刺激を受けて帰ってこられたんですね。その刺激をもって、『ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-』に取り組むのは、より楽しみですね。この作品もまた海外にも行って欲しいですね。

植原:2.5次元ミュージカルは日本にしかない魅力なので、その良さを全面に出していけたらと思います。

古川:ブロードウェイで1回くらいやったらいいんじゃない?

――面白いですよね。ヨーロッパもいいかも。イギリスが舞台でゴシックテーマ。フランス人なども好きそうですよね。

植原:フランス人はアニメが好きな方が多いですしね。

古川:こういう作品は確かにないですね。

古川雄大さん=撮影・岩村美佳

古川雄大さん=撮影・岩村美佳

■植原「自分にしか出来ないグレルを」、古川「攻めて攻めて、試して試して」

――最後に、楽しみにしているお客様にメッセージをお願いします。

植原:本当に毎回待ち望んでくださっているのをとても感じますし、僕としては2年ぶりに復活させて頂くので、期待を上回るようにしっかり自分の課題もクリアにしつつ、今までにない、僕にしか出来ないグレルを、周りの人と最高の作品を一緒に作り上げられたらと思います。年末から年を越えて、いい2、3ヶ月を過ごせたらと思います。よろしくお願いします。

古川:もうしばらくしたら稽古も始まると思いますが、稽古場もキャストの顔を見ていると、とても不思議な稽古場になると感じています。僕も攻めて、攻めて、試して、試していこうと思っています。演出の方やスタッフの方も代わったりするので、また新しいカンパニーで、この新作ミュージカルをより良いものに出来たらと思います。

古川雄大さんと植原卓也さん=撮影・岩村美佳

古川雄大さんと植原卓也さん=撮影・岩村美佳

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“「ブロードウェイで黒執事、いいんじゃない?」、古川雄大&植原卓也対談(下)” への 10 件のフィードバック

  1. ルルド より:

    二人同時のインタビューが、とても新鮮でした。役を超えて、互いに思っていることから二人の関係性も垣間見えて、単独のインタビューとは違う魅力がありました。NYのお話も聴いて頂いて、大変貴重でした。これからも記事を楽しみにしています。ありがとうございました。

  2. riku より:

    NYで黒執事が上演されたら、本当に素敵だなと思いましたし、是非してほしいです!
    NYの話が聞けたのは本当にありがたかったです。
    そして、黒執事も今から楽しみです。
    グレル役は植原さんしか考えられないです。本当にハマり役で、観ていて凄く印象に残るので、今回も楽しみにしています。
    公演が始まったら、黒執事を記事にしてほしいです。

  3. さくらねこ より:

    後半も期待以上の内容で、テンション上がりました‼︎ここでしか聞けないような内容と、やっぱり写真いいですね!
    対談の雰囲気の良さと、古川さん、植原さんの個々のショットかっこいいです!

  4. マキ より:

    お二人にとってのNYがどんな場所なのか、興味深いお話でした。

    いつかブロードウェイでの黒執事の上演とか想像したらわくわくしますね。

    新作へのモチベーションをお聞き出来て、公演が本当に楽しみで待ちきれなくなりました。

  5. あみゅー より:

    読んで、ニューヨークに行きたくなりました!二人が見たもの感じたものを、同じように見て感じたいと思いました。
    今回も、上下共に素敵なお写真に濃い内容のインタビューで大満足です。:+((*´艸`))+:。

  6. TOMOKO より:

    ニューヨークは憧れの街で、いつかは行ってみたい。「黒執事」で行けたら物凄いなぁ〜。

  7. ポンコ より:

    ニューヨークの話とか、これが聞きたかった!ということがちゃんとインタビューされてて、二人からそれ以上の話を引き出せてて嬉しく読ませて頂きました、これからもよろしくお願いします。

  8. MARIA より:

    ミュージカル「黒執事」のグレル役は、植原卓也さん以外には考えられません。この舞台作品のファンの方の殆どが、そう思われているのではないでしょうか。「お帰りなさい、待ってました!」心からそう言いたいです。古川さんのセバスチャンも、嵌り役だと思います。お二人の興味深い話を聞けて大変良かったです。岩村さんのインタビュー&記事はいつも楽しみです。これからも良質のインタビューを期待しています。ありがとうございます。

  9. るい より:

    下でも素敵なお話とお写真ありがとうございました。
    お二人の共通点であるNYのお話を聞くことができとても面白かったですし興味深い内容でした。
    またお二人の素敵な対談が見れることを楽しみにお待ちしております。

  10. りちゅ より:

    いつもいつも良心的な会費で盛り沢山の素敵な記事と写真を有難うございます。毎回古川さんの登場を楽しみにしています。また次回も宜しくお願い致します。

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