草彅剛「未知なる自分を追い求めて舞台に立ちたい」、『バリーターク』制作発表

舞台『バリーターク』制作発表より=撮影・達花和月

アイルランドの劇作家・脚本家エンダ・ウォルシュさんの戯曲『バリーターク』が、白井晃さんの演出で日本初演されることになり、2018年2月7日、制作発表が開かれました。アイデアニュースでは、制作発表の様子を音声(草彅剛さんの部分をのぞく)とテキストでご紹介します。

この作品は、KAAT神奈川芸術劇場と世田谷パブリックシアターの共同制作で作られるもので、制作発表には、KAAT芸術監督であり本作の演出を務める白井晃さん、出演の草彅剛さん、松尾諭さん、小林勝也さんが登壇されました。

制作発表冒頭のあいさつ部分で、草彅さんは、以下のように話されました。

「みなさん、今日は遠いところから足を運んでいただきまして、ありがとうございます。白井さんに声をかけていただいて、松尾さんと、小林さんと、3人でガッツリとお芝居ができるということなので、僕自身も久しぶりの舞台で、新しい自分を表現できる作品だと思いました。海外の作品で、難しい描写とか台詞とかいろいろあるんですけど、これもまた楽しんで、新しい自分を発見するというか、成長にもつながるでしょうか。未知なる自分を追い求めて、舞台に立ちたいと思います。よろしくお願いします」

戯曲『バリーターク』を書いたアイルランド生まれの劇作家・脚本家エンダ・ウォルシュさんは、近年では、映画「ONCE ダブリンの街角で」舞台版でのトニー賞ミュージカル脚本賞受賞や、デヴィッド・ボウイの遺作のミュージカル『LAZARUS』の脚本執筆などで、その名を広めています。『バリーターク』は、エンダ・ウォルシュさんの2014年初演作です。

ある部屋で、日常的な営みを繰り返し、バリータークという村の話を語りつづける2人の男、そして、その2人の奇妙な生活に大きく関与する第3の男。これら3人の男を、草彅剛、松尾諭、小林勝也のみなさんが演じます。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、記者との質疑応答部分での草彅さんの発言の全文をテキストにして掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■出演者の方のお互いの印象と、作品についての印象は?

■ポスター撮影で、作品づくりへの手掛かりになりそうな思いがあったら

■3年ぶりの舞台で不安は? (稲垣)吾郎さんからアドバイスは?

■吾郎さんが草彅さんのことを「天才だ」とおっしゃっていましたが自分では?

<『バリーターク』>
【東京公演】2018年4月14日(土)~5月6日(日) KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
【東京公演】2018年5月12日(土)~6月3日(日) 世田谷パブリックシアター
【兵庫公演】2018年6月16日(土)6月17日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

<関連サイト>
KAAT神奈川芸術劇場
http://www.kaat.jp/d/Ballyturk
世田谷パブリックシアター
https://setagaya-pt.jp/performances/201804ballyturk.html

バリーターク 関連記事:

⇒すべて見る

白井晃 関連記事:

⇒すべて見る

※ここから有料会員限定部分です。

質疑応答での草彅剛さんの発言の全文をテキストで掲載します。

■出演者の方のお互いの印象と、作品についての印象は?

記者:出演者の方のお互いの印象と、作品についての印象を伺いたいと思います。

草彅:ほぼ今日、初対面なので、小林さんと松尾さんは……な感じなんです(会場笑)。とてもいい方なんですけど、言うまでもないので。白井さんは、以前、稲垣(吾郎)君の「ナンバーナイン」(『No.9‐不滅の旋律‐』)の舞台を観に行った時に面識がありまして、この本を読んだ時、とても難しかったんですけど、先ほど白井さんがおっしゃられた通り、普遍的な生とか死が描かれているんだというのは感じ取れました。ほんとに今まで自分がやったことのないような舞台で、やったことのないような感覚に本を持った時にとらわれたので、興味が尽きない内容だなと思いました。

■ポスター撮影で、作品づくりへの手掛かりになりそうな思いがあったら

記者:このポスターの撮影と、完成したものを見られて、作品づくりへの手掛かりになりそうな思いがあったら。

草彅:実際、そのポスターの撮影をした時は、白井さんが前にいて、そこから演出が始まっているというか、こういう目線だとか、もしかしたらこの世じゃないところにいて座っている形だとか、いろいろ試行錯誤して撮った写真なので、そこからもう役作りが始まっているような撮影だったのかなと。でもやっている僕自身は、なんのことかさっぱりわからなかったんですけど(笑)。でも、そこが面白いところというか、いろんな意味があるし、ポスターで着る衣装を選んだ時から、舞台稽古が始まっている気持ちです。

■3年ぶりの舞台で不安は? (稲垣)吾郎さんからアドバイスは?

記者:今回の舞台は3年ぶりということで、久々の舞台に立つということで何か不安みたいなものがあれば教えていただきたいのと、(稲垣)吾郎さんから、白井さんの作品に向き合うにあたってのアドバイスであったり厳しさなどを伝えられていたら、そのへんを教えていただければ。

草彅:舞台に立つのはいつも怖いですね。たぶんそれは一生変わらないことだと思います。やっぱり緊張しますし、それが楽しいところでもあるので。吾郎さんは、この舞台をやることをたぶんまだ知らないんじゃないかなと(会場笑)。みなさんが、今日、取材に来ていただいたので、それで知ることになるか、あとでツイートするので、それで知るのかな、と思っています(会場笑)。吾郎さんの舞台も素晴らしかったので、何か吾郎さんからもアドバイス、もらいたいなと思います。

■吾郎さんが草彅さんのことを「天才だ」とおっしゃっていましたが自分では?

記者:稲垣吾郎さんが、草彅さんのお芝居について、草彅さんのことを「天才だ」とおっしゃっていたんですけど、草彅さんご自身でも、自分のことを天才だと思っていらっしゃいますか?

草彅:吾郎さん? それ、何でしたっけ?

記者:テレビで。

草彅:あ、(香取)慎吾の番組で。

記者:そうです。

草彅:大変お世話になった、つかこうへいさんの舞台で、つかさんが僕を褒めてくださって、それが皆さんに注目していただける大きなきっかけになったというのがありました。稲垣君もつかさんの芝居をやったり、稲垣君と僕は舞台の話をすることが多くて、そういう風に僕を褒めてくれるのは嬉しいので、それを励みに頑張りたいです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA