「特別なものに」、『CHESS THE MUSICAL』ラミン・カリムルー&佐藤隆紀対談(上)

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

2020年1月25日(土)から28日(火)に梅田芸術劇場メインホールで、2月1日(土)から9日(日)まで東京国際フォーラムホールCで上演される、『CHESS THE MUSICAL』に出演するラミン・カリムルーさんと佐藤隆紀さん(LE VELVETS)にインタビューしました。ラミンさんはアナトリー役を、佐藤さんはアービター役を演じます。『CHESS THE MUSICAL』は、日本とイギリスのキャストで英語で上演され、イギリスからは、さらにフローレンス役のサマンサ・バークスさん、フレディ役のルーク・ウォルシュさんが来日します。作品の印象や、日英キャストが共に作品を作ることなどについて伺いました。

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

――サインにSugarが入っているんですね。音符がかわいい!

ラミン:Cool name!絵もついて。

佐藤:最初はみんな「なんでシュガーなの?」って笑われるんですよ。

ラミン:“さとう(砂糖)”だから“シュガー”。

佐藤:そう。同じ意味なんですよね。

ラミン:(音符の絵を見て)これは?

佐藤:角砂糖。音符になっています。

ラミン:!!!

――サインでひとしきり盛り上がりましたね(笑)。どうぞよろしくお願いします。『CHESS』は大好きな作品で、すごく楽しみにしております。しかも、日本とイギリスのキャストが一緒に英語で上演されるということで、先日『ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート』も拝見しましたが、素晴らしかったです。

ラミン:(日本語で)ホント?

――ホントです(笑)。

ラミン:ありがとうございます。

――日本で日本人と海外キャストが一緒に英語で上演される機会が続いているのは、すごいことだなと思うのですが、そのことについてはお二人はどう思っていらっしゃいますか?

ラミン:特別なものになると思います。特に、日本みたいなところだと、働き方がほかの国と違ったりしますが、それは日本の文化や伝統の一部だと思うんです。日本の文化や伝統がありますが、一緒にコラボレーションするとユニークなものを作ることができると思います。なぜかわからないのですが、これまでの経験から『プリンス・オブ・ブロードウェイ』『ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート』など、通常のコンサートなどでは説明できないような魔法が起こるような気がします。楽しみです。

――佐藤さんはいかがですか?

佐藤:僕は10年前に初めてニューヨークでブロードウェイを観たときに、すごく衝撃を受けたんですよね。レベルの高さ、演技もそうですし、歌もそうですし。だから、日本の人にそういうレベルの高いものを観てもらいたい。そして、一緒にやることで役者としても、いろいろ学びたいですし、本当にそういういい機会になるなというのは感じています。

――しかも、佐藤さんはメインキャスト4人のなかで日本人おひとりですね。

佐藤:本当に光栄なことですし、もう本当にうれしいですね。昨日大阪でもインタビューを一緒に受けさせて頂きましたが、それだけでも「いろいろやってみよう」と、やる気をもらって刺激を受けたので、本当にこういう機会はうれしいですね。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、『CHESS THE MUSICAL』の作品や楽曲の魅力についてのほか、ラミンさんがTV「スッキリ」で城田優さんと「闇が広がる」を日本語で歌われた時のことや、日本語、ドイツ語、英語、韓国語などの歌について話してくださった内容などインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。12月25日(水)午後4時0分掲載予定のインタビュー「下」では、共に33歳で『レ・ミゼラブル』のバルジャン役を演じたおふたりに、バルジャン役にどんな風に取り組んで、バルジャンという人物をどう思っているかなどについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■ラミン:日本に敬意を。日本語のミュージカルをやるということにも興味がある

■佐藤:『チェス』は英語に合わせて作られた旋律。英語だと響かせてもナチュラルに

■ラミン:ビジネス交渉だったり、今の時代にも、アナトリー、アービターがいる

■佐藤:本当にいろいろな色の曲が入っている。ゾクゾクしたり、壮大な曲もあったり

<『CHESS THE MUSICAL』>
【大阪公演】2020年1月25日(土) ~ 2020年1月28日(火) 梅田芸術劇場メインホール
【東京公演】2020年2月1日(土) ~ 2020年2月9日(日) 東京国際フォーラムホールC
公式サイト
https://www.umegei.com/chessthemusical2020/

<キャスト>
アナトリー役:ラミン・カリムルー
フローレンス役:サマンサ・バークス
フレディ役:ルーク・ウォルシュ
アービター役:佐藤隆紀(LE VELVETS)

<関連リンク>
ラミン・カリムルーオフィシャルウェブサイト
https://www.raminkarimloo.com
ラミン・カリムルーTwitter
https://twitter.com/raminkarimloo
ラミン・カリムルーinstagram
https://www.instagram.com/raminkarimloo/
ラミン・カリムルー|ソニーミュージックオフィシャルサイト
http://www.sonymusic.co.jp/artist/raminkarimloo/
佐藤隆紀-Le Velvets News
https://www.le-velvets.com/contents/news/佐藤隆紀
LE VELVETS 佐藤隆紀Twitter
https://twitter.com/V_T_Sato

『CHESS THE MUSICAL』 関連記事:

⇒すべて見る

ラミン・カリムルー 関連記事:

⇒すべて見る

佐藤隆紀 関連記事:

⇒すべて見る

※ラミン・カリムルーさんと佐藤隆紀さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは2020年1月24日(金)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

※ここから有料会員限定部分です。

■ラミン:日本に敬意を。日本語のミュージカルをやるということにも興味がある

――今回は佐藤さんが全編英語に挑戦されますが、ラミンさんはTV「スッキリ」で城田(優)さんと「闇が広がる」を日本語で歌われていましたが、言語を超えることについては、どう思われますか?

ラミン:いいことだと思いますね。日本には何度も来ているので、こういうことをやっていったらいいんじゃないかと思い始めています。皆さんが示してくださる敬意と同じように、自分も敬意を示したいと思い始めていますね。これから3年後か、いつかはわかりませんが、たとえばフルで日本語のミュージカルをやるということにも興味があるんです。

佐藤:日本語が上手だから観てみたいですね。

ラミン:(TVでは)1曲ですが、全部やるとなるとどうか。

――日本では、これまでに韓国の方が日本語で歌われる作品などがありました。

ラミン:韓国語と日本語はどれくらい違います?フランス語とイタリア語とスペイン語が少し似ているところがありますが、そんな感じですか?

佐藤:似ている感じはしないですよね。

――私は韓国語がよくわからないのですが。

佐藤:韓国語はアタックが強いイメージがありますね。日本語はほとんどこもっていて、口を動かさなくても、もにょもにょ、もにょもにょって。

ラミン:だから、歌声が大きいんですね。僕にとっては日本語は「どうしたらいいんだ」となってしまう。まったく違う口の動きなので。

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

■佐藤:『チェス』は英語に合わせて作られた旋律。英語だと響かせてもナチュラルに

――なるほど。

ラミン:『エリザベート』の「闇が広がる」は、元はドイツ語だと聞いているのですが、ドイツ語もわからないので、それであれば日本語で歌ってしまいたいと。

佐藤:なるほど(笑)。

――今度は日本人である佐藤さんがアービター役で、英語での挑戦になりますが。

佐藤:本当にうれしいのは、元々英語に合わせて作られている曲なので、それをいつも日本語でやるときには、なるべく違和感のないように日本語にして日本人ががんばって、それぞれに作るじゃないですか。でも、やはり元々英語に合わせて作っているので、話しているその流れのままナチュラルに歌える旋律になっていると思うんですよ。だから、日本語だと響かせるのにナチュラルにならなかったりするところも、やはり英語だと響かせてもナチュラルになるので、そういうところは楽しみな部分ですね。

ラミン:日本語で『CHESS』をやられたことはありますか?

佐藤:僕はないんです。以前、日本語で上演された公演を観にも行けていないんです。

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

■ラミン:ビジネス交渉だったり、今の時代にも、アナトリー、アービターがいる

――作品の魅力もお伺いしたいのですが、ラミンさんはアナトリー役をこれまでに演じられていますが、作品の特に好きなところはどこですか?

ラミン:その当時の人たちがどうだったかを見るのが、すごく興味深いなと思いますね。フィクションですが、冷戦はありましたし、実際にボビー・フィッシャーなどのチェスプレイヤーがいました。今もそういう時代に生きていますよね。オリンピックがあって、ビジネス交渉だったり、アメリカとロシアの状況を見ても、きっとこの時代にもアナトリーやフローレンス、フレディ、アービターがいると思うんですよね。この作品は、その面がすごく好きですね。スリラーのような感覚があると思います。三角関係の話もあるので、それはいつだっていいミュージカルの要素ではありますよね。

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

■佐藤:本当にいろいろな色の曲が入っている。ゾクゾクしたり、壮大な曲もあったり

ーー佐藤さんはその魅力をどう感じていますか?

佐藤:僕は曲を聞いたときに、本当にいろいろな色の曲が入っているなとすごく感じて、最初の曲ですごくゾクゾクしたことを覚えています。と思いきや、「Anthem」のような壮大な曲もあったりして、まずは曲だけでも十分楽しめるようなミュージカルなので、今から役が入ってどうなるかも楽しみですね。

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

ラミン・カリムルーさん(左)と佐藤隆紀さん(右)=撮影・岩村美佳

※ラミン・カリムルーさんと佐藤隆紀さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは2020年1月24日(金)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

Follow me!

“「特別なものに」、『CHESS THE MUSICAL』ラミン・カリムルー&佐藤隆紀対談(上)” への 3 件のフィードバック

  1. Oharu より:

    ミュージカル チェス
    とても楽しみにしています
    シュガーさんとラミンの歌声は素晴らしい事間違いなし!劇場でどんな感動が生まれるのかわくわくしています

  2. りょう より:

    始まるのが楽しみでたまりません。
    お二人の歌声、早く聴きたいです。

  3. ぎょみ より:

    CHESS、大好きなミュージカルなのでとてもとても楽しみです。ラミンさんとシュガーさんという顔ぶれだけでも十分期待できるのに、更にサマンサ・バークスまで出演とは何て贅沢な公演なんでしょう。今から待ち遠しくてたまりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA