吉田鋼太郎さんと柿澤勇人さんの二人が繰り広げるゲームのようなサスペンス劇の舞台『スルース~探偵~』が、2021年1月8日(金)に新国立劇場 小劇場で開幕し、1月24日(日)まで上演されます。1970年に英国で発表され、ブロードウェイ版はトニー賞を受賞、1972年にはローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインの主演で映画化され、2007年にはノーベル賞作家のハロルド・ピンターが脚本を手掛け、監督:ケネス・ブラナー、主演:マイケル・ケイン&ジュード・ロウで再び映画化された作品。日本でも数々の名優たちによって舞台化されてきました。今回の上演では、吉田さんが演出も手掛けています。舞台映像ダイジェスト、舞台写真、おふたりの初日公演後コメントが公開されましたので、ご紹介します。
※アイデアニュースに2021年1月4日と5日に掲載した『スルース~探偵~』柿澤勇人さんインタビュー「上」はこちら(https://ideanews.jp/backup/archives/100961)、「下」はこちら(https://ideanews.jp/backup/archives/101049)です。
こちらは、YouTubeの「ホリプロステージ Horipro Stage」チャンネルで公開された「【吉田鋼太郎×柿澤勇人】『スルース~探偵~』舞台映像ダイジェスト(2021)」映像です。
今回、舞台『スルース~探偵~』に 演出家として、 俳優として挑んでいるのは、吉田鋼太郎さん。 約一年ぶりの舞台出演で、 稽古中から「パーフェクトに仕上げたい」 と語っていた言葉の通り、 綿密な演出プランと大胆な演技の双方向から作品をリードしています。
吉田さんに対峙するのは、 柿澤勇人さん。 吉田さんの演出で引き出される繊細な演技はもちろんのこと、 コミカルな表現や歌やダンスも取り入れた遊び心溢れるシーンも見どころとなっています。
<初日公演後の吉田鋼太郎さんのコメント>
いま、 初日の舞台が終わりました。カーテンコールで胸に迫るものがありました。演っているときは無我夢中でしたけれど、 考えてみれば約1年弱ぶりの舞台。 なんとなく初心に返ったというか、 新人のような気持ちになって芝居をしていたような気がします。緊急事態宣言が出たばかりという難しい状況ではありますが、 今日は運よく幕を開けることができました。 とにかく毎日毎日、 全身全霊をかけて愛を込めて、 お客様に素晴らしいものを届けられればという思いです。初日開いた!やったー!
<初日公演後の柿澤勇人さんのコメント>
本日、 スルース東京公演初日を迎えることができました。このような状況下で演劇をできること、 観に来て下さる方がいることに感謝を致します。出来る限りのことを行い、 演劇の灯を消さないように、 一歩一歩前に進んでいきたいと思います。みなさま、 どうぞ応援を宜しくお願い致します。
この作品では稽古中から感染対策を徹底し、楽屋や大道具小道具にはすべて抗菌処理を施して、楽屋内に菌を持ち込まないよう衣服・靴・マスクの取り替えなど厳密にルール化。 劇場での対策も徹底し、 検温・消毒、 劇場内のこまめな消毒、 ロビーでの密を避ける動線確保や換気の強化にも努めるなど、 様々な対策を講じています。
<舞台『スルース~探偵~』>
【東京公演】2021年1月8日(金)~1月24日(日) 新国立劇場 小劇場
【大阪公演】2021年2月4日(木)~2月7日(日) サンケイホールブリーゼ
【新潟公演】2021年2月10日(水)~2月11日(木) りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
【仙台公演】2021年2月13日(土)~2月14日(日) 電力ホール
【名古屋公演】2021年2月19日(金)~2月21日(日) ウインクあいち大ホール
公式サイト
https://horipro-stage.jp/stage/sleuth2021/
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