ガラシャとアントワネットを描く『月に抱かれた日・序章』川井郁子が12/10から上演

川井郁子さん舞台写真「ポエム」=撮影・瀬戸秀美

マリー・アントワネットが死の直前に妹に宛てた手紙には「私もガラシャのように潔く最期を迎えます」と綴られていた……細川ガラシャとマリー・アントワネットの不思議な縁をもとに、波乱万丈の人生を歩んだガラシャの心理に迫る音楽舞台『月に抱かれた日・序章』~ガラシャとマリー・アントワネット~が、 2021年12月10日(金)から12月12日(日)まで東京・新国立劇場中劇場で、12月28日(火)には大阪・梅田芸術劇場メインホールで開催されるヴァイオリニスト・川井郁子さんのデビュー20周年記念公演『川井郁子デビュー20周年音楽舞台&コンサート』の中で上演されます。『川井郁子デビュー20周年音楽舞台&コンサート』公演は、第一部と第二部に分かれ、第一部は音楽とダンス、立体ホログラムやCGを駆使した最先端の映像技術との豪華コラボレーションで届けられる音楽舞台『月に抱かれた日・序章』~ガラシャとマリー・アントワネット~。 第二部は、楽曲や歌、舞踊などで構成される多種多様なコンサートがゲストとともに届けられます。ゲストは、小西真奈美さん、咲妃みゆさん、紫吹淳さん、中川晃教さん、秋川雅史さんのどなたかが毎公演ゲストとして登場します(12月28日のみ、秋川さんと紫吹さんが2名で再登場)。初日前の12月8日(水)に行われた、取材会に登壇した川井郁子さんと川井花音さんのコメントと当日の写真を紹介します。

川井郁子さん舞台写真「ポエム」=撮影・瀬戸秀美
川井郁子さん舞台写真「ポエム」=撮影・瀬戸秀美

時代の大変革期、激動の時に散った二人の女性、細川ガラシャとマリー・アントワネット。共に時代の終焉を象徴する二人には不思議な縁がありました…。

マリー・アントワネットが死の直前に妹に宛てた手紙には「私もガラシャのように潔く最期を迎えます」と綴られています。歴史の転換期に誇り高く散った細川ガラシャの物語は、宣教師により17世紀ヨーロッパに伝えられ、オペラ化されたその作品はマリア・テレージアや壮絶な最期を遂げるマリー・アントワネットも鑑賞、ハプスブルク家の人々に大きな影響をもたらしました。

第一部/STORY
1793年、パリ。牢獄に囚われたマリー・アントワネットは、少女の頃に観たオペラを回想している。
それは遠い異国の「強き貴婦人ガラシャ」の物語。
「ガラシャのように、私は誇り高く最期を迎えられるのだろうか」
すると、不思議な鳥が王妃をガラシャの物語に誘う。
導かれた先には、夫から幽閉された山奥で、不信に塗れ、絶望するガラシャの姿があった…。

■川井郁子さんプロフィール
ヴァイオリニスト / 作曲家
香川県出身。東京藝術大学卒業。同大学院修了。現在大阪芸術大学(演奏学科)教授。国内外の主要オーケストラをはじめ、指揮者チョン・ミョンフンや、テノール歌手ホセ・カレーラスなどの世界的音楽家たちと共演。またジャンルを超えて、ポップス系アーティストや、バレエ・ダンサーのファルフ・ルジマトフ、熊川哲也、フィギュアスケートの荒川静香らとも共演。
2008年ニューヨークのカーネギーホール、2015年にはパリ・オペラ座、2019年にはワシントンD.C.での全米さくら祭り、中国・西安にて日中国交正常化30周年のイベントへの出演など、国内外で活躍。第36回日本アカデミー賞・最優秀音楽賞を受賞。2020年DVD「LUNA」を発売。渋谷オーチャードホールから世界中の医療従事者に音楽を通して感謝を伝える無観客チャリティーライブ配信コンサートを行う。大河ドラマ「麒麟がくる」の紀行のテーマを担当。横尾忠則現代美術館での横尾作品とのコラボレーション演奏の映像が世界発信される。社会的活動として「川井郁子マザーハンド基金」を設立。また全日本社寺観光連盟親善大使、国連UNHCR難民サポーターを務める。

使用楽器:ストラディヴァリウス(1715年製 大阪芸術大学所蔵)

川井郁子さん舞台写真「ポエム」=撮影・瀬戸秀美
川井郁子さん舞台写真「ポエム」=撮影・瀬戸秀美
川井郁子さん舞台写真「時の彼方に」=撮影・瀬戸秀美
川井郁子さん舞台写真「時の彼方に」=撮影・瀬戸秀美
川井郁子さん舞台写真「時の彼方に」=撮影・瀬戸秀美
川井郁子さん舞台写真「時の彼方に」=撮影・瀬戸秀美



<12月8日(水)取材会>
■川井郁子さんコメント
 私は言葉のない音楽が持つ無限に広がる想像力を活かした舞台を作りたいと常々考えていて、今回、ビジュアルの持つ要素や身体表現など、様々な要素が結集した舞台を作りました。第二幕は日替わりゲストをお呼びしてのコンサートです。咲妃みゆさん、紫吹淳さん、中川晃教さんとの共演は初めてですが、皆さん気持ちのいい方ばかりでした。今回出演いただく5人の方は個性の強いオーラのある方ばかりで、それぞれ個性ある魅力がバイオリンの違う顔を見せてくれると思います。きっと驚くような音楽ファンタジーをお見せできると思いますし、これから、音楽やいろんなジャンルの表現を学ぶ方にヒントになるような作品になると思います。細川ガラシャという人のイメージを皆さんの心に刻めるような、クラシックや音楽に馴染みのない方も楽しめるような舞台になっておりますので、ぜひ見に来てください。 

〈お気に入りのクリスマスソングは?〉 
「きよしこの夜」です。私の父が「きよし」という名前で、子供のころは不思議な気持ちで歌っていました(笑) 

■川井花音さんコメント
母が舞台に立つところは何度か見ているのですが、今回は全く新しい音楽舞台になると思います。私にとっては、はじめての舞台出演で、今回の出演をきっかけに、日舞を習い始めました。緊張もありますが、皆さんにお見せできるワクワクが大きいです。私は幼少期のガラシャを演じます。ガラシャが1人の女性として、その瞬間にどんな感情を抱いていたのかを大切に演じました。 
来年は高校生になるので、勉強もそうですが資格取得に向けて、目標に向かって頑張れたらと思います。 

〈お気に入りのクリスマスソングは?〉 
マライアキャリーの「All I Want for Christmas Is You」です。夏にも聞くほどお気に入りの曲です。 

川井郁子さん(右)と川井花音さん(左)=撮影・瀬戸秀美
川井郁子さん(右)と川井花音さん(左)=撮影・瀬戸秀美


<川井郁子デビュー20周年音楽舞台&コンサート>
第一部 音楽舞台『月に抱かれた日・序章』~ガラシャとマリー・アントワネット~ 
第二部 川井郁子 with 5 STARs コンサート 

【東京公演】2021年12月10日(金)〜12月12日(日) 新国立劇場中劇場
【大阪公演】2021年12月28日(火) 梅田芸術劇場メインホール

公式サイト
https://ikukokawai-unframed.com

<出演> 
第一部:川井郁子、川井花音、三井高聡(Wキャスト)、小林玲雄(Wキャスト) 、 藤舎推峰、津村禮次郎、tea 他 
第二部:川井郁子 with 各回ゲスト

<各回ゲスト>
東京公演
1st:12月10日(金)19時 小西真奈美 
2nd:12月11日(土)13時 咲妃みゆ
3rd:12月11日(土)17時 紫吹淳 
4th:12月12日(日)13時 中川晃教
5th:12月12日(日)17時 秋川雅史 

大阪公演
12月28日(火)・18時30分 秋川雅史、紫吹淳 

<制作総監督・企画・演出・音楽>
川井郁子 

<チケット>※未就学児入場不可 
【東京公演】全席指定9,000円
チケットぴあ(Pコード:204-135) https://w.pia.jp/t/ikukokawai-20th/ 
ローソンチケット(Lコード:33885) https://l-tike.com/kawaiikuko20/ 
イープラス https://eplus.jp/ikukokawai-unframed/

【大阪公演】S席8,000円、A席7,000円
チケットぴあ(Pコード:204-771)https://w.pia.jp/t/ikukokawai-k/
ローソンチケット(Lコード:55663)https://l-tike.com/ikukokawai/ 
CNプレイガイド(0570-08-9999)https://www.cnplay.guide.com/ikuko-kawai/ 
イープラス https://eplus.jp/ki-o/ 
楽天チケット http://r-t.jp/ikukokawai 
梅田芸術劇場チケットカウンター 窓口のみ(発売以降10時から18時)

<関連リンク>
川井郁子ホームページ
https://www.ikukokawai.com/

川井郁子 関連記事:

⇒すべて見る

津村禮次郎 関連記事:

⇒すべて見る

咲妃みゆ 関連記事:

⇒すべて見る

中川晃教 関連記事:

⇒すべて見る

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA