ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が、2017年1月15日、東京・TBS赤坂ACTシアターで開幕しました。2月22日から3月5日まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールでも上演されます。初日の1月15日には、上演に先立ってプレスコールと囲み取材が行なわれ、その様子を取材してきました。囲み取材での出演者のひとことと、舞台写真などを合わせて紹介します。アイデアニュース有料会員限定部分には、プレスコールで披露された「世界の王」「バルコニー」「エメ」のシーンのフォトギャラリーと、囲み取材での出演者の表情をとらえたフォトギャラリーを掲載しています。
■古川雄大(ロミオ役)
いよいよこの日が来たという気持ちです。僕自身、以前ロミオをやらせて頂いて千秋楽を迎えて、その時にもう一回この役をやるんだと密かに、強く、深く思っておりました。その思いを初日から千秋楽まで長い期間ですが、ぶつけて行きたいと思っております。稽古の段階でだんだん精度が上がっていくのを目の当たりにしましたし、僕自身も感じていました。早く皆様にお届けしたい気持ちです。さらに、新演出になった新しい『ロミオ&ジュリエット』で皆様を驚かせたいなと思っております。
(見どころ)
『ロミオ&ジュリエット』の音楽というのは魅力のひとつで、その音楽に乗せるダンスが今回の魅力だと思います。振付の方が3人入っていて、KAORIaliveさん、AKIHITO(ENcounter ENgravers)さん、小㞍健太さんという、ジャズとヒップホップとコンテンポラリーのトップの方々です。その方々が作るダンスでの表現力が今回の魅力のひとつです。そして、ベンヴォーリオ、マーキューシオ、ティボルトの方々が魅力のひとつだと思います。本当に大切な役なので、それをダブルキャストでひとつの役をふたりが演じるとこんなにも違うかと思うぐらい、それぞれが違う役になっています。その組み合わせによっても出来上がってくるものも違いますし、そういった部分も魅力かなと思います。
■大野拓朗(ロミオ役)
僕自身の初日は明日(1/16)ですが、このカンパニー自体今日が初日ということで、本当に休む間もなく、毎日毎日夜遅くまで稽古してきて、皆一生懸命戦ってきて、その成果が舞台上で早くお客様に届けられたらいいなと思い、僕も今、今日は公演はないんですけれどもすごくドキドキしています。僕自身も2011年の公演を何度も見に来させて頂いて、再演も雄大さんロミオを見させて頂きました。本当に僕が今まで見たなかで一番好きなミュージカルで、ずっと憧れの舞台だったんですが、まさか自分がロミオをやらせて頂けるなんて思っていませんでした。舞台稽古に入って、扮装をして、扮装の皆さんに囲まれて、改めてロミオをやらせて頂ける幸せを感じています。この幸せとロミオを演じられる楽しさと、すべてを16日の初日にぶつけられたらいいなと思っています。
(見どころ)
僕自身が初めて拝見させて頂いたときに感じた、ものすごくメロディが綺麗で、ダンスが格好良くてというところで、このミュージカルが大好きになったんですが、初演から5年、毎日毎日初演CDを買って聞いていたんですけれども、全く飽きなくて、毎回感動出来る音楽です。その曲たちにまず聴覚から感動して頂けると思いますし、今回新たにダンスの振付が変わり、そのダンスもものすごく格好いいです。視覚でも聴覚でも楽しんで頂けます。もちろんロミオとジュリエットという素敵なお話にそれが加わるので、2倍3倍に膨れ上がって素晴らしい舞台になるんじゃないかと思っています。ベテランの大先輩達が土台を固めてくれて、その上で僕たちは精一杯、若いエネルギーで一生懸命動き回らせて頂いています。若いからこそ一日一日成長していけると思いますし、日々の公演でどんどん進化していく幅が広いと思います。見てくださった皆さんが次に見たときに、(僕らが)もっと進化していれば、日々の成長も楽しんで頂けるじゃないかと思っています。
■生田絵梨花(乃木坂46)(ジュリエット役)
この役が決まったのが1年ぐらい前で、半年前ぐらいに製作発表があり、稽古があり、一年を通して作品をやるというのが、人生初めての経験なので、やっと今日幕を開けるというので、すごくワクワク感と緊張で、心臓がこの辺(首の辺り)に来ちゃうぐらい緊張しています。本当にエネルギーいっぱいの熱い舞台なので、それを自分自身も感じながら発せられるように精一杯頑張りたいなと思っています。何より、この役を演じられるという喜びを毎日噛み締めながら、一歩一歩進んでいけるように頑張りたいと思っています。
(見どころ)
全部と言いたいところなんですが、私が好きなシーンをひとつあげるとしたら舞踏会です。どこを見てもストーリーがあり、出会っては離れて、すれ違って……みたいなところを、目が足りないぐらい動きがあります。踊りもセットも全部華やかで、何度も来てくださる方がもしいたら、この役とフォーカスを決めながら目で追ってもらえたらより楽しいんじゃないかなと思います。
■木下晴香(ジュリエット役)
ジュリエット役をさせて頂けることが決まってから、その頃はまだまだ一年ぐらい先だなという思いがあったんですが、お稽古がはじまってから今日まであっという間で、今日は朝緊張して起きたぐらいドキドキしています。今までお稽古場でたくさん小池先生や先輩方に指導して頂いて、積み重ねてきたものを舞台上でおもいっきり発揮出来るように、精一杯ジュリエット役を演じてお客様に楽しんで頂けるように頑張りたいと思います。
(見どころ)
全部といいたいところなんですが、稽古場から迫力を感じていたのはダンサーさんも全員参加の大ナンバー。パワーがものすごく伝わってきて、実際に劇場に入ってからセット、照明、衣装をつけてやられているのを見て、何倍にも迫力がものすごいことになっていたので、その皆さんのエネルギーやパワーを感じられる大ナンバーに注目して頂きたいです。一番迫力を感じたのは2幕の決闘のシーン。皆さんもびっくりされるぐらい、ものすごいものになっていると思います。
■馬場徹(ベンヴォーリオ役)
ようやくこの日が来たなという気持ちでいっぱいです。早く舞台に立って、初日を迎えたいという気持ちがすごく強いです。ベンヴォーリオという役はここにいる皆さんと違って、最後まで生き残らせて頂いていて、幕が閉まるところまで舞台上で楽しめる役なので、精一杯最後まで楽しませて頂きたいと思います。
■矢崎広(ベンヴォーリオ役)
怒濤の稽古を経て、劇場に入り、ついに幕が開くんだなという気持ちでいっぱいです。あとは稽古でやってきたことろ、小池先生、スタッフ、キャスト皆を信じてぶつけるだけだと思っているので、それをお客様に見て頂いて、一緒に千秋楽の最後まで楽しんでいければなと思います。
■平間壮一(マーキューシオ役)
『ロミオ&ジュリエット』という作品は、話が有名で、見たときに、その話知ってるよという方が多いと思うんですけれども、この個性的で素敵なメンバーのなかでやらせてもらって、今回のメンバーにしか出来ない『ロミオ&ジュリエット』が出来たんじゃないかなと思っております。そのなかで自分が目標としている、自分らしいマーキューシオをやれるように、色々一個一個挑戦してやっていきたいと思っているので、皆さん楽しみにしていてください。
■小野賢章(マーキューシオ役)
本当に、今日初日ということで、ここまであっという間だったなという思いがすごく強くて、僕も明日(1/16)が初日なんですが、気持ちは皆さんと一緒で、今日が初日ということで、見守りたいなと思っています。本当に若者たちのエネルギッシュな作品なので、そこをすごく全面的に出して、千秋楽まで怪我なくやれるように頑張りたいと思います。
■渡辺大輔(ティボルト役)
やっと来たなという皆と同じ気持ちなんですが、本当に稽古場から和気あいあいと、時には切磋琢磨して、時にはぶつかり、色々やってきて皆多分自信はついていると思います。ここで発揮するのは当たり前なんですけれども、スタッフさんの力をお借りして、小池先生の指導の元、また一日一日楽しんで、そして進化していければいいかなと。そして最後にはお客様が楽しかったなぁとか、また見に来たいという作品になっていればこれは大成功だなと思っております。
■広瀬(廣瀬)友祐(ティボルト役)
僕は前回の『ロミオ&ジュリエット』を見させて頂いて、密かに、強く、深く誰よりもティボルトを演じたいと思っていました。明日(1/16)初日ですが、今日初日を迎えるメンバーとともにアンサンブルダンサーの皆さん全員で、千秋楽まで突っ走りたいと思います。
■小池修一郎(潤色・演出)
若者達、親たち、死のダンサー、アンサンブルダンサー、皆の醸し出すエネルギッシュな舞台だと思います。生田絵梨花のジュリエットに新しい日本のミュージカル女優の誕生を見ました。彼女は忙しいスターさんなので、どこまでミュージカルの舞台を出来るのかわからないけれども、そこに向ったときには日本のミュージカルをリードしていく女優さんになると思って非常に感心しました。すごく楽しみにしています。それと同時に、新人の木下晴香もおそらくはこれからの日本のミュージカルというジャンル、あるいはもしかして、もっと音楽のジャンルとかで大変な活躍をすると思いますので、大変楽しみです。そして、世間的にはイケメンズといいますか(笑)、声優として活躍している小野くんなど、それぞれ様々なフィールドで活躍されていますが、普通はなかなか(ミュージカルのジャンルを)皆さんやってくれないんです。(ミュージカルは)歌も踊りも芝居もやらなければいけないし、時にコスプレもやらないといけないしね。なかなか来てくれないんですけれども、集まってくれた素晴らしいメンバーだと思っています。
<ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』>
【東京公演】2017年1月15日(日)~2月14日(火) TBS赤坂ACTシアター
【大阪公演】2017年2月22日(水)~3月5日(日) 梅田芸術劇場メインホール
公式ホームページ⇒http://romeo-juliette.com/
ロミオ&ジュリエット公式ツイッター @musical_RJ
ロミオ&ジュリエット
- 「歌と芝居の融合とはこういうことなんだと教えて頂きました」 矢崎広インタビュー(下) 2017年1月17日
- ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』開幕、「世界の王」「バルコニー」「エメ」を報道陣に公開 2017年1月16日
- 「これだ!というものが降りてくるまで」 ベンヴォーリオ役、矢崎広インタビュー(上) 2017年1月16日
- 「30歳へ、色んなことに挑戦していきたいなと」 古川雄大インタビュー(下) 2017年1月13日
- 「ジュリエットに出会って情熱的になっていく、熱いロミオを」 古川雄大インタビュー(上) 2017年1月12日
- 朝ドラ出演、「憎たらしいけどかわいいように…」 大野拓朗インタビュー(下) 2017年1月6日
- 「ロミオ&ジュリエット」大野拓朗インタビュー(上) 「恋と仕事は似ている」 2017年1月5日
- 『Play a Life』出演、そして『ロミオ&ジュリエット』ティボルト役へ 廣瀬友祐インタビュー 2016年11月29日
- 「初演より、リアリティのある作品に」と小池修一郎さん、「ロミオ&ジュリエット」製作発表 2016年9月30日
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お写真、どれも素敵なものばかり♪プレスコールのお写真は見たい表情だらけですし、囲み取材のどアップのお写真も嬉しくなるものばかり!!ますます、早く観に行きたい気持ちが高まりました!!