「僕らは、サザエさんになりたい」、神生アキラ・榊原タツキ インタビュー(下)

神生アキラさん(左)と榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

コスプレダンスユニット「アルスマグナ」のメンバーのうち、神生アキラさんと榊原タツキさんのインタビュー、後半です。2018年5月にリリースしたDVD「アルス・ブートキャンプ」が、オリコン週間DVDランキングでチャート1位に輝いたことや、10月3日に発売の4thアルバム「アルスミュージアム」と10月8日からのライブツアー『龍煌祭 ~学園の7不思議を追え!~』について、そしてアルスマグナやアキラさんとタツキさんが目指すものなどについて伺いました。(インタビュアー:米満ゆうこ・橋本正人、撮影:山本尚侍)

神生アキラさん(左)と榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

神生アキラさん(左)と榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

――今年5月にリリースした「アルス・ブートキャンプ」で、初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得されましたが、1位、どうですか?

タツキ:1位を取ったということよりも、「アルス・ブートキャンプ」が色んな方向に広がっていったことが嬉しかったですね。

――芋洗坂係長さんがやってくれたり。

タツキ:はい。ケント先生が色んな場所で教えたり、こないだは「アルス・ブートキャンプコンテスト」を開催したり…。1位ということもあってか、その広がりがあったのは嬉しかったです。

アキラ:オリコン1位をとったのはすごく名誉なことで、プラスして言うと、僕らが自信を持って「アルス・ブートキャンプ」を作って、みなさんが色々やってくれて話題を呼んでくれて、知らない人にも宣伝しやすくなりましたね。肩書がついて、「オリコンウイークリー1位をとれた作品なんです。一度、どうですか」って…。

――紹介しやすくなった。

アキラ:日本人は、ダンスを踊ることには、やはり抵抗があって。海外みたいに、街で踊っている人がいるわけじゃないし。歌はカラオケでちょっとやっても、みんながいきなりダンススタジオに行くことは難しいですよね。まずは、その垣根を取っ払うことができたんじゃないかと。「アルス・ブートキャンプ」は、ダンスではなく、運動をリズムに合わせて、気が付いたらシェイプアップできてた、ボディリメイクできてたという。通販な感じですかね。

――通信販売?

アキラ:ご家庭に一つどうですかという通販の感覚ですね。聴いて心が癒される珠玉の一曲ではなくて。

――ファミリーな感じがしますよね。

アキラ:はい。その意識をガラッと変えたから、1位を取れたのかもしれないです。

――今回は、その「アルス・ブートキャンプ」はもちろん、新曲も入った4枚目のアルバム「アルスミュージアム」が10月3日にリリースされました。

タツキ:今回、コンちゃんと一緒に「ふたりはミルクティー~&You too love~」というデュエットソングを歌っているんです。ゆったりとしたバラードソングは初めてですし、コンちゃんの歌声も初登場です。今回のアルバムは、「ザ・アルスマグナ」というみんなの個性が一つの形になった満足感のある作品になりましたね。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、アルスマグナの将来、アキラさんとタツキさんが目指すものなどについて伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■アキラ:現次元でつらいときに、こっちに来てもらえれば心が休まる。次元が違うんで

■タツキ:この先、5年、10年経っても、エンターテインメントとして進化していけたら

■タツキ:時代の顔になることを残したい。文化祭でやりたいと言ってもらえるように

■アキラ:「アルスっぽい」って言葉が、当たり前に街中に埋もれている時を迎えたい

<ARSMAGNA LIVE TOUR 2018 『龍煌祭 ~学園の7不思議を追え!~』>
【福岡公演】2018年10月8日(月・祝) DRUM LOGOS(この公演は終了しています)
【愛知公演】2018年10月20日(土) Zepp Nagoya
【広島公演】2018年10月21日(日) CLUB QUATTRO
【大阪公演】2018年10月27日(土)~10月28日(日) Zepp Osaka Bayside
【北海道公演】2018年11月11日(日)  Zepp Sapporo
【宮城公演】2018年11月17日(土)  仙台 PIT
【東京公演】2018年11月24日(土)~11月25日(日) Zepp DiverCity

<関連サイト>
ARSMAGNA LIVE TOUR 2018 『龍煌祭 ~学園の7不思議を追え!~』
http://ars-magna.jp/eventpage/2018/20181006_tour.html
『龍煌祭 ~学園の7不思議を追え!~』(キョードー大阪のページ)
http://www.kyodo-osaka.co.jp/schedule/E019533-1.html

<4thアルバム『アルスミュージアム』>
発売日:2018年10月3日
・初回限定盤A(CD+DVD)¥4,000+税
・初回限定盤B(CD+32Pコミックブックレット)¥4,000+税
・通常盤(CD)¥3,000+税
・各メンバーソロ盤5種(CD)¥2,000+税(各)
https://www.universal-music.co.jp/arsmagna/products/upch-7451/

<公式サイト>
アルスマグナ 公式サイト 九瓏ノ主学園
http://ars-magna.jp/top.html
アルスマグナ 公式ブログ
https://lineblog.me/_arsmagna_/
アルスマグナ 公式Twitter
https://twitter.com/_arsmagna_
アルスマグナ 公式LIVE
https://live.line.me/channels/431

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神生アキラさん(左)と榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

神生アキラさん(左)と榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

※ここから有料会員限定部分です。

■アキラ:現次元でつらいときに、こっちに来てもらえれば心が休まる。次元が違うんで

――アルスマグナを結成して7年。アキラさんはずっと高校2年生で、タツキさんは高校3年生です。これから先も、ずっとそうなんでしょうか?

アキラ:僕らは、サザエさんになりたいんです。日曜日といえば、サザエさん。サザエさんを見ると、「明日は月曜日か」と曜日を確認しません? それが当たり前でテレビを見るのが心地いい。そこに存在意義があるんです。僕らも「そろそろ、疲れてきたからアルスを見に行こうか」というような存在になれれば素敵だなと。人間は常に成長しているなかで、どこかで必ず挫折したり疲れてくると思うんですけど…。僕らが、同じように同じ時を過ごしていれば、現次元でつらいときに、ポーンとこっちに遊びに来てもらえれば、心が休まるでしょうし。次元が違うんで(笑)。そんな存在になりたいですね。

――「高校三年生」という歌で有名な舟木一夫さんは70歳を超えていますが、舟木さんがコンサートで「高校三年生」を歌うと、コンサート会場の観客が一気に若返るというのと同じですね。

アキラ:舟木一夫さん、そうなんですね。そういえば僕らは、ライブで「九瓏ノ主学園」の校歌を歌って、観客さんにもしおりを配って歌ってもらうんですけど、学生の時って、校歌を歌うのは面倒くさくなかったですか?

――面倒でしたね。歌わされているという感じでした(笑)。

アキラ:でも、皆さん、卒業してから、僕らの校歌を歌うと、すごく楽しそうなんですよ。それって、昔の後悔や反省を取り戻しているのかもしれない。そういう空間になればいいなと。ほんと、舟木一夫さんと一緒ですよ。

神生アキラさん=撮影・山本尚侍

神生アキラさん=撮影・山本尚侍

■タツキ:この先、5年、10年経っても、エンターテインメントとして進化していけたら

――タツキさんは、どうですか?

タツキ:舟木一夫さんしか出てこない(笑)。

――タツキさんは、「高校三年生」ですからね(笑)。

タツキ:何年たっても、アルスマグナは終わらないですし、この先、5年、10年経っても、皆さんを楽しませるエンターテインメントとして進化していけたらいいなと思います。

――ちなみに、今回のツアーは『龍煌祭~学園の7不思議を追え!~』というタイトルですが、この意味は?

タツキ:遊びに来てくださればわかるんですけど、今回のアルバムに付いているブックレットにヒントが書いてあるので、それを読んで来てもらったら、今回の秋の文化祭は、より一層、楽しんでいただけると思います。

――ヒントが、アルバムに?

タツキ:アルバム初回限定版の「B」の方に、ついています。

榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

■タツキ:時代の顔になることを残したい。文化祭でやりたいと言ってもらえるように

――では最後に、今後のビジョンをお聞かせください。

タツキ:いろんなところで言わせていただいているんですけど、その時代の顔になるようなことは、やっぱ残したいと思っているんです。今、高校生は、文化祭とかだと、TWICEさんとか、EXILEさんとか、三代目(三代目 J Soul Brothers)さんとかをやりたいって言うじゃないですか。その枠にいつか、アルスマグナも入っていけるようになりたいですね。

――文化祭でアルスマグナやりたいって高校生、いるんじゃないですか?

タツキ:いたらいいなぁ(笑)。もしいてくださったら、やっぱり1人だけじゃなく、いろんな人に認知していただけるアルスマグナにしたいなと思います。

榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

榊原タツキさん=撮影・山本尚侍

■アキラ:「アルスっぽい」って言葉が、当たり前に街中に埋もれている時を迎えたい

アキラ:細かいことは、いろいろあると思うんです。ひとつひとつの会場を大きくして、行けなかった土地でライブを開きたいとか、細かいところはあるんですが、それができるようになった瞬間っていうのは、たぶん、「アルスっぽい」って言葉が、世間とか街中に埋もれている時だと思うんです。「あの格好、アルスっぽいね」とか「その髪の色、タツキ色?」とか、それが当たり前の世界。サザエさんと一緒で、あ、日曜日だね、というのと同じように、アルスも人との触れ合いや時間のなかに存在していたい。

――広がっていくという意味では、海外でも、アルスマグナは受けそうですね。

アキラ:海外のほうが、たしかに僕たちの受け皿は大きいと思います。でもやっぱり、どこか、いいも悪いも含めてサブカルチャーから生まれてる文化なので、サブカルチャーであるべき文化ってのもやっぱりありますし、それを超えちゃいけないんじゃないかと。でも、それを超えずにいくためには、日常的にあふれてなきゃいけないなと。あふれた状態が、認知された瞬間だと思うんです。ものまねひとつでも、アルスのものまねをしてくれる人が増えたりだとか。

――増えたらいいですね。では、今日は長い間、ありがとうございました。

アキラ・タツキ:ありがとうございました。

神生アキラさん=撮影・山本尚侍

神生アキラさん=撮影・山本尚侍

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“「僕らは、サザエさんになりたい」、神生アキラ・榊原タツキ インタビュー(下)” への 1 件のフィードバック

  1. ハヤシ より:

    上、下共に読ませていただきました。
    ステージ裏での様子はたまに他のインタビューでも聞いたことがありましたが実際あったアキラさんのハプニングや、3年生であるタツキさんの考えるアルスの今後のことなど、また新たなお話を知ることができ、とても楽しく読ませていただきました。文面やお写真からでもお2人の明るい雰囲気が伝わってきました。
    またご縁がありましたら、次は5人全員でのインタビューをお願いします。

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