2021年3月6日(土)から3月23日(火)まで東京芸術劇場プレイハウスで上演されるミュージカル『バーナム』(兵庫公演、神奈川公演あり)に興行師、P.T.バーナムの妻チャイリー役で出演する朝夏まなとさんのインタビュー後半です。稽古が進む2月下旬にインタビューしました。上、下に分けてお届けします。作品についてのお話のほか、『ローマの休日』公演を大千穐楽まで無事に終えられたことや、4月に上演される『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』など、2021年の今後に向けた想いも伺いました。(写真は2020年12月末に撮影、インタビューは2021年2月下旬に実施したものです)
――先日、加藤和樹さんとサーカスを観に行かれたそうですが、以前にもご覧になったことはありましたか?
子供の時に行きましたが、大人になってから行くと、また新鮮で、童心に帰れて、楽しかったです。普通に楽しんでしまいました。チャイリーはサーカスを作った人でもないので、役作りというより、普通に「すごい!」と楽しんでしまいました。
――二人ともいいお客さんだったと思うと、加藤さんがおっしゃっていました。
そうだと思いますよ(笑)。「嘘だろ~!?」、「いやいや、無理だろ無理!」、「うわ~っ!」みたいな感じで、今は騒いじゃいけないので、マスクの中ですごく騒いでしまいました(笑)。
――思わずそうなるくらいの世界観が、『バーナム』でも見られる期待があります。
ジャグリングがすごいですよ。
――皆さん、ジャグリングをするんですか?
8人の方たちがジャグリングもされるんですが、皆さん、この稽古に入るまでやったことなかったなんて、信じられないくらいのレベルです。本当にすごいです。もうサーカスに出られるくらい。
――そういうエンターテイメント性も楽しめる、ということですね。
本当に、ハラハラドキドキが見られると思います。
――2021年が始まって2か月ほど経ちましたが、2020年を経て今年はどんなことを感じていますか?
もう2月なんて、早いですね。今年の年明けに、博多座で『ローマの休日』の公演を大千穐楽まで無事にできたことは、舞台に関わる人たちにとって希望だと言っていただけたので、本当に嬉しかったですね。何とか最後の公演まで終えることが責任だと思っていました。今思うと、皆さん明るかったですね。そんなに話せない中でも、お互いがお互いを思いやって、笑うことがすごくよかったのかなと、今となっては思いますね。免疫を上げる上でも。今のこの稽古場も皆さんすごく明るいんです。荻田さんがそういう空気を作ってくださっているんです。和樹君はすごく大変なお役で、ひとりでずっと出ずっぱりだから、すごく大変だなと私は思うんですが。『LITTLE WOMEN-若草物語-』のジョーくらい出ていますので(笑)。
――それは本当に大変ですね(笑)。分かりやすいです。
ジョーよりも出ているかもしれないくらい。だから、大変だなと思っていますが、和樹君はすごく元気です。座長がそういう感じで空気を作ってくれていますので、すごく明るい現場です。
――1月、2月、明るく元気に過ごしてきているんですね。
はい、とても楽しく元気にやらせていただいています。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、朝夏さんが出演した『ローマの休日』公演が大千穐楽まで無事に終えられたことや、2021年4月から5月にかけて上演される『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』出演など、2021年の今後に向けた想いも伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』嬉しい
■上の音域が広がった分、下の音域もすごく出るようになって、楽に歌える
■2021年上半期はスケジュールが詰まっていて、舞台に立てるのはこの上もない喜び
■『バーナム』、何があってもへこたれないパワーは伝わるんじゃないかな
<ミュージカル『BARNUM』>
【東京公演】2021年3月6日(土)〜3月 23日(火) 東京芸術劇場 プレイハウス
【兵庫公演】2021年3月26日(金)〜3月28日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【神奈川公演】2021年4月2日(金) 相模女子大学グリーンホール
公式サイト
https://musical-barnum.jp/
<関連リンク>
朝夏まなと オフィシャルウェブサイト
https://asakamanato.com/
朝夏まなと 東宝芸能プロフィール
https://www.toho-ent.co.jp/actor/1040
朝夏まなと オフィシャルinstagram
https://www.instagram.com/asaka_manato_official/
朝夏まなと マネージャーTwitter
https://twitter.com/asakamanatomg
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■『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』嬉しい
――4月の『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』も発表になりましたね。
そちらのほうのお稽古も、ぼちぼち始まりましたが、もう同窓会のように懐かしいです。(宝塚退団後)生徒には会えても、先生たちにお会いする機会はなかなかありませんから。音楽監督の吉田(優子)先生や、演出の小柳(奈穂子)先生にお会いできたのはすごく懐かしかったですし、嬉しかったですね。
――今トートを演じるのはどういう感じですか?
最初はどうかなと思っていましたが、もう、すぐに帰れそうだなと。
■上の音域が広がった分、下の音域もすごく出るようになって、楽に歌える
――ストックがちゃんとあるんですね。
残っていたみたいです(笑)。そこはもうちょっと掘り下げて。あとは、やっぱりコスチュームを着れるので、助けられるなと思います。
――それも皆さん、逆に嬉しいところだと思います。
はい、頑張ります!
――退団後さまざまな歌を歌って来られて、声も変わっているのかなと思いますが。
そうなんですよ。上の音域が広がった分、下の音域もすごく出るようになっていて、すごく楽に歌えるんですよね。
――そうすると、同じ曲でも違いますか?
全然違います。「前はこんな歌い方できなかったよね」と、滅多に褒めない吉田先生に褒められました。
■スケジュールが詰まっていて、ずっと舞台に立てるのは、この上もない喜びです
――では、チャイリーを経て、またさらに声が増えますね。
そうですね。チャイリーは結構「ばーん!」という感じもあり、曲によって違うので、また勉強して歌っています。
――『バーナム』、そして2021年の今後に向けた想いをお聞かせください。
『バーナム』は、私自身、新たな挑戦の役柄ですので、今まで観たことないような私をお届けできればと思います。2021年上半期は、ありがたいことに、ずっとスケジュールが詰まっていて、ずっと舞台に立てるのは、この上もない喜びですので、ひとつひとつ皆さんに楽しんでいただけるように、がらっと変身して、いろんな面をお見せできるように生きていきたいと思います。
■『バーナム』、何があってもへこたれないパワーをもらえる作品だと思います
――最後に、『バーナム』を楽しみにしていらっしゃるお客様へメッセージを。
今、この状況下の中で、『バーナム』はすごくパワーをいっぱいもらえる作品だと思います。バーナムの生き様、何があってもへこたれなくて、落ち込んだとしてもすぐ這い上がるそのバイタリティーに、自分もすごく刺激を受けていて、きっと観に来てくださったお客様にも、そういうパワーはすごく伝わるんじゃないかなと思います。そして、文句なしに楽しめるサーカスという世界観を、ぜひ体感しに来ていただけたらなと思います。
――加藤さんと朝夏さんは、特にポジティブパワーの強いお二人で、明るさ、強さ、ポジティブさが伝わってきます。
加藤さんは意外に明るいんですよね。見た目はクールなのにね。
――そのお二人が率いるカンパニーだから、すごいんじゃないかなと期待しています。
和樹君と波長は合いますね。
――そのエネルギーを受け取るのを、楽しみにしています。
よろしくお願いします。
――ありがとうございました!
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朝夏さんの舞台、大好きです❤️
毎回とても楽しみにしております。
バーナムも楽しみですが、なんといってもまたまぁ様トートが観れると思うと本当に嬉しくて今からドキドキしています。
朝夏さんへのインタビュー後編をとても嬉しく拝見しました。
サーカスを見に行った和樹さんと朝夏さんの興奮や、バーナムのお稽古場の皆さんの熱気が伝わり公演がますます楽しみになっています。いよいよ始まりますね。
エリザガラコンのお話も様々伺えて、思い入れある作品だけに喜びもひとしおです。
嬉しい記事と素敵なお写真を本当にありがとうございました。
いよいよ開幕!お稽古が進んだタイミングでのお話しで、お稽古場の様子や作品の雰囲気も感じられてワクワク感が増しました!加藤さんの記事でもそうでしたがお写真がとてもステキ!撮影は12月とのことでローマの休日の公演中ですが、お二人ともガラッと世界観が違う憂いを帯びた表情のショットで「俳優ってスゴイな」と改めて感じます。お二人とカンパニーのポジティブパワーを早く劇場で感じたいです。