「ミュージカルの魅力を、アイドルやシンガーの友達に」、髙橋颯インタビュー(下)

髙橋颯さん=撮影・岩村美佳

2021年8月8日(日)から8月29日(日)まで東京の東京建物Brillia HALLで、9月4日(土)から9月12日(日)まで大阪の新歌舞伎座で、9月25日(土)から9月26日(日)まで愛知の愛知県芸術劇場 大ホール上演されるミュージカル『ジェイミー』に出演する髙橋颯(WATWING)さんのインタビュー、後半です。今回、『ジェイミー』に森崎ウィンさんとのジェイミー役のダブルキャストで出演することや、ディーン役が佐藤流司さんと矢部昌暉(DISH//)のダブルキャストであること、2020年1月に『デスノート THE MUSICAL』にエル役で出演してダブルキャストの夜神月役のおふたり(村井良大さんと甲斐翔真さん)と共演したことなど、ダブルキャストの作品出演についてのほか、ミュージカルへの想い、WATWINGメンバーの古幡亮さんと観たミュージカル作品などについて話してくださったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

髙橋颯さん=撮影・岩村美佳
髙橋颯さん=撮影・岩村美佳

ーージェイミーもプリティもダブルキャストですね。

ダブルキャストについても、演じ方や向き合い方が、その人ならではの魅力があると思うんです。たくさん経験されている方から学びたいなと思っています。

ーー先日出演されていた『デスノート THE MUSICAL』では、髙橋さんはシングルキャストでしたが、ダブルキャストの夜神月役のおふたりとご一緒していかがでしたか?

あまり違いがわからない、ということはありました。どっちの月(ライト)とやっても同じなんです。単純に、村井良大さんと甲斐翔真さんとの関係性がふたつある、というだけで。そういう意味では、片方との関係性が、もう片方の関係性に通じる感じだったので、つくる上で楽しかったです。

ーー今回は、多くの役がダブルキャストですし、関わる方々もいろいろいるおもしろさも、ありますね。

そうですね。早く立ち稽古始まらないかな、と思っています。ディーン(佐藤流司さんと矢部昌暉(DISH//)のダブルキャスト)にもまだお会いしていないですし。

ーーディーンに対しては、いかがですか?

学生時代の嫌なタイプの人を、たくさん思い浮かべました。でも、ディーンをも愛したいなと思います。役を作っていく上では、そういういたずらをされたトラウマだとか、嫌な言葉をかけられたクラスの強い生徒に対してのバイアスが、振り切れずに引きずったままだと、あまりよくないなと思います。コントロールができないと思うんです。当時自分が感じていたことは、そこに向き合うきっかけになるなと思っています。

ーー台本に、16歳について「最高の自分と、最悪の自分が同居している時代」と書いてあるのが、すごくおもしろいなと思いました。

印象的ですよね。

ーーどう思われましたか?

率直に、嫌だなと思いました。最高でいたいなって。でも、大人になってからいままで、感じたことのない複雑な気持ちになったり、抑えられない苛立ちが、ふときたり。学生のときは、こんなにつらかったんだと思ったり。反対に最高の瞬間もあるから、情緒不安定ですよね(笑)。

ーー思春期ですもんね。

「これが高校生なんだ」と思ったし、自分が高校生のときも、こうだったんだと思うと、すごく遠い過去のようで身近にも感じました。この作品を大人にも子どもにも届けたいです。特に、日本の学生は悩んでいる人も多いですよね。だから、いろいろな人に本当に届けたいです。特に、個人、個性を大事にしている作品だから、僕自身も大事にしたいですし、ひとりひとりを理解して寄り添っていきたいです。

<取材協力:衣裳>
JOHN SMEDLEY
O.T.A
STIR

※アイデアニュース有料会員限定部分には、ミュージカルへの想い、WATWINGメンバーの古幡亮さんと観たミュージカル作品などについて話してくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■アイドルやアーティスト、シンガーの友達に、ミュージカルの魅力を伝えたい

■古幡亮と『アリージャンス』『ビリー・エリオット』を観に行くと「いいな」って

■コロナを言い訳にせず、DMでもいいから、もっとディスカッションしないと

■皆さんのお力をお借りして、一緒に作り上げます。楽しみにしていてください

<ミュージカル『ジェイミー』>
【東京公演】2021年8月8日(日)~8月29日(日) 東京建物Brillia HALL
【大阪公演】2021年9月4日(土)~9月12日(日) 新歌舞伎座
【愛知公演】2021年9月25日(土)~9月26日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール公式サイト:
https://horipro-stage.jp/stage/jamiemusicaljp2021/

<キャスト>
ジェイミー・ニュー:森崎ウィン/髙橋颯(WATWING)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:田村芽実/山口乃々華
ディーン・パクストン:佐藤流司/矢部昌暉(DISH//)

ファティマ:伊藤かの子
ミッキー:太田将熙
サイード:川原一馬
サイ:小西詠斗
ベックス:鈴木瑛美子
ヴィッキー:田野優花
ベッカ:フランク莉奈
リーバイ:MAOTO
(五十音順)

ミス・ヘッジ:樋口麻美
ミス・ヘッジ(女性役U/S):実咲凜音
トレイ,ライカ(男性役U/S):永野亮比己
※U/Sアンダースタディ

ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ(ヒューゴ/ロコシャネル役カバー):吉野圭吾

レイ:保坂知寿
ジェイミー父/サンドラ・ボロック:今井清隆
ヒューゴ/ロコシャネル:石川 禅

学生役SWING:
亀井照三
笹尾ヒロト
佐藤みなみ
山村菜海

<関連リンク>
髙橋颯オフィシャルサイト
https://www.futakahashi.com
髙橋颯オフィシャルブログ
https://lineblog.me/futakahashi/
髙橋颯twitter
https://twitter.com/fu_takahashi
髙橋颯instagram
https://www.instagram.com/fu_takahashi_official/
WATWING(ワトウィン)|ホリプロオフシャルサイト
https://www.horipro.co.jp/watwing/
WATWING(ワトウィン)twitter
https://twitter.com/watwing_info
WATWING(ワトウィン)instagram
https://www.instagram.com/watwing_official/
WATWING(ワトウィン)YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCWZWatauQ4KemO7Upy35fbw

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髙橋颯さん=撮影・岩村美佳
髙橋颯さん=撮影・岩村美佳

※ここから有料会員限定部分です。

■アイドルやアーティスト、シンガーの友達に、ミュージカルの魅力を伝えたい

ーー『デスノート THE MUSICAL』『ジェイミー』と、大型ミュージカル出演が続いていますが、ミュージカルに対する想いをお聞かせください。

僕はミュージカルの素晴らしさ、魅力を伝えたいです。誰に伝えたいかというターゲットは、すでにいるんです。アイドルやアーティスト、シンガーの友達がいますが、結構シティポップや洋楽しか聴かないんです。現代の流行の楽曲しか触れようとしない。そういう人たちに対して、もっと幅広くエンターテイメントに触れてほしいと思います。

もちろん、そういうポップス好きな人でも、芸術に興味をもったり、美術館に行ったり、ファッション、服が好きだったりということも素晴らしいです。その一面は僕も感じるし、置いていかれないように僕こそ勉強しなくちゃいけないとも思っています。でも、ミュージカルの偉大さというか、エネルギーもそうですし、演劇自体の濃さなどを感じるから、体験しない手はないと思っていて。

髙橋颯さん=撮影・岩村美佳
髙橋颯さん=撮影・岩村美佳

■古幡亮と『アリージャンス』『ビリー・エリオット』を観に行くと「いいな」って

身近なところだと、WATWINGのメンバーから伝えていけますね。23歳の古幡亮は、s**t kingzさんに憧れて上京して、「NOPPOさんやOguriさんみたいになりたい」と言っています。そして、僕を間近で見てくれているというのもあるかもしれませんが、一緒に『アリージャンス~忠誠~』や『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』を観に行ったりすると、「いいな」って(笑)。そういう感じで、ミュージカルに興味がなかった人にも知ってもらいたいなと思います。

髙橋颯さん=撮影・岩村美佳
髙橋颯さん=撮影・岩村美佳

■コロナを言い訳にせず、DMでもいいから、もっとディスカッションしないと

ーー先日、甲斐さんにもお話を伺って、ミュージカルへの熱い思いを伺ったのですが、若い世代の方々は、どんな風に話したり、思ったりするのかなと思っていたんです。ミュージカルに出演して、ミュージカルを観て、「今後こうしていきたい」というようなことは、話したりしますか?

いま、LINEしたいくらいです。もっと話さないとだめですね。「コロナが」とか、言い訳をしてられないですね。だって、DMでもすればいい話ですもんね。ちょっとだめでした。

ーーいえいえ(笑)。

あまりコンタクトは取っていなかったです。SNSを通して多少対話はしているかもしれませんが。お互いチェックし合って、「いいね」し合っているのを見ると、対話はしているのだと思いますし、これはもしかしたら影響を受けているのかもしれないというのを感じることは多少はあります。きちんとディスカッションする場を設けたいですね。

髙橋颯さん=撮影・岩村美佳
髙橋颯さん=撮影・岩村美佳

■皆さんのお力をお借りして、一緒に作り上げます。楽しみにしていてください

ーーディスカッションをした未来を楽しみにしています。最後に『ジェイミー』を楽しみにしていらっしゃる皆さんに、メッセージをお願いします。

皆さんのお力をお借りして、胸を借りるような気持ちで一緒に作り上げるように努力します。一生懸命やります。だから、楽しみにしていてください。期待を裏切らないように頑張ります!

髙橋颯さん=撮影・岩村美佳
髙橋颯さん=撮影・岩村美佳

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“「ミュージカルの魅力を、アイドルやシンガーの友達に」、髙橋颯インタビュー(下)” への 2 件のフィードバック

  1. みや より:

    颯ジェイミーのキーワードは「理解」なのかなと思いました。
    苦手だったり嫌いだったりする相手でも、ただ目を背けて蓋をするのではなく、知って、理解して、その人の考えや人生を否定しないというのは、言葉にすると簡単ですが、実践するのは相当難しい気がします。
    否定されたくないし、否定したくない。ジェイミーの葛藤はそんな所からも込み上げてくるのかもしれないと、新しい角度からこの作品を観れそうな気がしました!
    開幕が本当に楽しみです。

  2. すけさん より:

    先日の歌唱披露も良かったですし、高橋颯くんの得意なダンスも活かせる役だと思い、楽しみにしています。

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