「アメリカン・ドリーム。僕というジャンルを提案」、東山義久&中塚皓平対談(下)

東山義久さん(左)と中塚皓平さん(右)=撮影・NORI

2020年2月5日(水)から2月14日(金)まで銀座博品館劇場で上演されるDramatic Super Dance Theater『モーツァルト‥‥―オレは誰だ!!―』に出演する、東山義久さんと中塚皓平さんのインタビュー、後半です。中塚さんが宝塚歌劇団の振付をされるようになって感じていることや、おふたりの出会いの時の印象、「DIAMOND☆DOGS」についてのほか、東山さんが『ミス・サイゴン』のエンジニア役で帝国劇場のセンターに立たれることについても少し伺いました。

東山義久さん(左)と中塚皓平さん(右)=撮影・NORI

東山義久さん(左)と中塚皓平さん(右)=撮影・NORI

――中塚さんは、近年、宝塚歌劇団の振付をされていますね。

中塚:まだ3本だけなんですけど。

――もともと宝塚がお好きだったんですか?

中塚:好きですね。宝塚をシッカリ観たのは18の時。2005年に『RED SHOES, BLACK STOCKINGS』で大浦みずきさんと共演して、「なんだ、この人は!?」というところから始まったんです。大浦さんが宝塚を卒業されて何年も経ったあとでしたが、赤いピンヒール履いて、ダービー帽で、椅子に座って、指をパチンパチンと鳴らしながら、こう…。

――情景が浮かびます。

中塚:「なに、この人!?」って。宝塚にいらっしゃったというので「じゃあ宝塚ってどういうところだろう?」って、観に行ったり、映像を観たりして、「こんな華やかな世界があるんだ!」って驚いて。踊りとかスタイルとか格好良さに「いいな、いいな」と思ってたら、あれよあれよという間に、今度は自分が創らせてもらうことになって…。

――振付のお話がきたきっかけは?

東山:コネです(笑)。

中塚:ちゃうこと言わないで!(笑)。2017年に藤井大介先生演出のディナーショー(龍真咲ディナーショー『MUSE』)に出させてもらったときに、「振付とか興味ある?」って聞かれて「あります!」と答えたら「今度やってみようか、やらない?」ってところから始まったんです。

――宝塚で振付をして、いかがですか?

中塚:僕は、振数(振りの手数)が多いんですが、本当にタイトな時間の中でタタタッと振りをつけちゃうんです。それを3日間とか2日間で渡して、すると次の日には、ほぼほぼ完璧に覚えてくるんですよ。僕だったら、家に帰ったらゲームしたり、すぐ寝たり、お酒飲んじゃうとかして「まぁ、ある程度でいんじゃない?」とか思ってしまう部分もあるんですが、そういうことは一切なく。トップさんも深夜までやって…。勤勉というか、努力家っていう言葉だけじゃ収まらない。執念というか、「本当に舞台が好き」という気持ちがないと、次は舞台立てないだろうし。四列目から三列目、三列目から二列目、先に先にっていう気迫をビシビシ感じるので。ホント血が出るような、本当に努力している姿勢は、やっぱり…。

東山:「血のにじむ」な。

中塚:「血のにじむ」ですね、ありがとうございます。

東山:血が出たら病院や(笑)。

中塚:病院行かなきゃ!(笑)。そういうところはすごく感じますし、そして本当に「勉強させていただいています」という感じです。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、中塚さんが宝塚歌劇団の振付をされるようになってのお話の続きや、おふたりの出会いの時の印象、「DIAMOND☆DOGS」についてのほか、東山さんが『ミス・サイゴン』のエンジニア役で帝国劇場のセンターに立たれることについても少し伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

中塚:「宝塚の振付をした人は、男役の格好のつけ方が無意識に出ちゃうんだよ」って

■中塚:(東山さんと初顔合わせの時)すっごい覚えてます。吠えてました

■東山:今井雅之さんが「やるか、やらないかだ。“Let’s go for it” だよ」って

■東山:上田ワールド全開の見たことがないモーツァルト。「百花繚乱」華やかなステージ

<『モーツァルト‥‥ ―オレは誰だ!!―』>
【東京公演】2020年2月5日(水)~14日(金) 博品館劇場
公式サイト
http://theater.hakuhinkan.co.jp/pr_2020_02_05.html

<STAFF>
作・演出・振付:上田遙
音楽:TAKA

<出演>
東山義久

D☆D
中塚皓平 咲山類 和田泰右
新開理雄 Homer

今井瑞 中西彩加 長澤風海 Jeity

木村咲哉
植木豪

<関連リンク>
東山義久 Instagram
https://www.instagram.com/yoshihisa_higashiyama/
中塚皓平 Instagram
https://www.instagram.com/kohhei_nakatsuka/
DIAMOND☆DOGS オフィシャルサイト
http://diamonddog-s.com/
DIAMOND☆DOGS Twitter
https://twitter.com/dd_official_jp

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中塚皓平さん=撮影・NORI

中塚皓平さん=撮影・NORI

※ここから有料会員限定部分です。

中塚:「宝塚の振付をした人は、男役の格好のつけ方が無意識に出ちゃうんだよ」って

――中塚さんのダンスや立ち姿を拝見していても、最近はエレガントさが増されたように感じます。宝塚の影響もあるんでしょうか。

中塚:藤井先生に「宝塚の振付をした人は、男役の格好のつけ方が無意識に出ちゃうんだよ」って言われて、「えっ、そうなの?!」って。

――背筋を伸ばして立っているだけで、エレガントさが滲み出るといいますか…。

中塚:嬉しいです。なかなかメンバーは、そんなこと言ってくれないですから。

東山:言うか!

中塚:全然ホメてくれない。

――「DIAMOND☆DOGS」のメンバー内で、「こんなとこいいよ!」みたいな話はしないんですか?

中塚:ないです。

東山:ないね(笑)。

中塚:誉めるってことないですから(笑)。

東山義久さん(右)と中塚皓平さん(左)=撮影・NORI

東山義久さん(右)と中塚皓平さん(左)=撮影・NORI

■中塚:(東山さんと初顔合わせの時)すっごい覚えてます。吠えてました

――おふたりは、初めましての印象は覚えていらっしゃいますか?

中塚:すっごい覚えてます。吠えてました。

東山:ははははは!(笑)。

――吠えてた?

中塚:僕は二十歳くらいで、リーダーは三十歳で、血気盛んというか、本当にイケイケだったので「中塚です! よろしくお願いいたします!」と言ったら、「おぅ、わかった! オーーーーッ!!!!!」って、ずっと叫んでるからビックリして(笑)。

東山:入ってきたときの印象…、なんか若くて、僕も若かったんだけど、本当に若いというか、幼いのが入ってきたなと思って。

中塚:まぁそうですよねぇ。

東山:若いなりにすごく考えていて、僕らのグループに木村咲哉が居るような感じ。笑ったら子犬みたいな感じでしたね。でもやっぱり踊りが好きだなというか、ダンス歴は僕より長いので、他のメンバーにないテクニック、説得力があった。「DIAMOND☆DOGS」の御披露目のときは、一緒に踊ろうと思って一緒に創ったナンバーがあって、彼はいまでもそのナンバーがやりたいって。だから去年の再始動のときに彼から提案があって、そのナンバーをやってやってもいいよと。

中塚:「やってやってもいいよ」って(笑)。肉食の獣たちの中に入った草食ですよね、僕。

東山:いつしか雑食になってる(笑)。

中塚:雑食!

――中塚さんは、最初は草食系だったんですか?

東山:最初の頃は「皆さん怖いんですけど、どうか僕を支えてください」みたいな感じで、「はぁ?!」って。

中塚:そんな感じです。最初はそうでした。

東山:そういう子かなと思ったんですけど、どんどんどんどん…。

中塚:化けの皮が。

東山:化けの皮が剥がれてきて。「あのときなんで、そんなこと言ってたの?」って最近話したら、「あの路線で行こうと思ってた」だって。

中塚:いゃあ、恥ずかしいー。

――草食キャラだった中塚さんですが、東山さんが『ミス・サイゴン』のエンジニア役が決まったことに触れた昨年のInstagramの投稿では「こんな人をイジリ倒していたのか。またイジリ倒すけど」って書かれていました(笑)。

東山:中塚皓平にとって東山義久は、まつ毛みたいな存在だからな。近すぎて見えないでしょ。どんだけ守っていると思ってんだよ。

中塚:無きゃ無いでね。

東山:無きゃ無いで、眼が潰れるぞ。

東山義久さん(右)と中塚皓平さん(左)=撮影・NORI

東山義久さん(右)と中塚皓平さん(左)=撮影・NORI

■東山:今井雅之さんが「やるか、やらないかだ。“Let’s go for it” だよ」って

――昨年の「DIAMOND☆DOGS」再始動の頃のブログで、東山さんが「みんなそれぞれが、このグループのリーダーなんだな」と書かれていたのが印象に残っています。

東山:外に出たときに、…外に出るって僕はもうずっとここにいるから外の舞台って言い方しちゃうんですけど、自分たちで振付も照明も音楽も創って自分たちで出す “メイドイン「D☆D」” でやってきたことが、ものすごい力になっていることに、外に出ると気付くんです。「アイツだったらこうするな」の「アイツ」がメンバーだったりすることが多くて。一昨年、一年間休むにあたって、いろんな決意を持って2018年の7月4日で休止したんです。それぞれが「DIAMOND☆DOGS」の看板を背負っての休止だった。それぞれの舞台で、彼が宝塚の振付を始めたり、咲山類がミュージカル座の『GODSPELL』で主演したり、和田泰右はソロで『TAISUKE WADA Solo Project』をやったり、いろんなことをして。だからさっきエレガントになって頼もしくなったっていうのも、多分一年間「DIAMOND☆DOGS」をそれぞれが背負ってやってきたことの結果だと思う。

――なるほど、それが「それぞれが、このグループのリーダー」という意味なんですね。

東山:本当に、どこに出しても恥ずかしくないメンバーばっかり。今までのトシ(小寺利光さん)とかTAKA、今の皓平、類、泰右は、どこ出しても恥ずかしくないし、カンパニーを引っ張っていけるメンバーだと思う。新しい三人は、今はまだ未知数のレベルかもしれないけど、必ず看板を背負える立場になるものを秘めていると思う。

中塚:ここから、いろいろと吸収して。

東山:「DIAMOND☆DOGS」の立ち上げから二年間、今井雅之さんが演出的なところに入ってくださって、そこで「Let’s go for it」って。「上手くやることを考えるな! やるか、やらないかだ。“Let’s go for it” だよ」って。その精神を、僕を通して、皓平とか類とかTAKAとか、いままでのメンバーに全部受け継いでいるつもりなんだけど。それを今度は、皓平とか、今残っているメンバーたちが、新しいメンバーに教えていく番だなと思う。

東山義久さん=撮影・NORI

東山義久さん=撮影・NORI

■東山:上田ワールド全開の見たことがないモーツァルト。「百花繚乱」華やかなステージ

――一昨年の20周年コンサートでは、“「歌」という表現をダンスを追求してきたように深めていけたら” と話しておられました。その願い通りに、今年は『ミス・サイゴン』のエンジニア役で帝国劇場のセンターに立たれますね。

東山:『エリザベート』でトートダンサーで踊ってたヤツが、『レ・ミゼラブル』でアンジョルラス役になって、『ミス・サイゴン』のエンジニア役 っていうのが、まさになんか「アメリカン・ドリーム」なんじゃないの? って思って(笑)。

中塚:うん!

東山:ひとつの「僕」っていうジャンルを提案して、これから素敵な才能たちにとってのひとつの目標というか「できるんだよ」という、いわゆるひとつのアイコンにならなきゃなって思っています。

――そろそろお時間が来ましたので、最後にあらためて、お客さまに向けてメッセージをお願いします。

中塚:もちろんモーツァルトがいるんですけど、僕ら「ドミソ」で物語を創るぐらいの勢いで、いろいろハチャメチャと汗水垂らしながら舞台を駆け巡ります。「モーツァルトと楽しい愉快な仲間たち」(笑)。本当に喜劇なんですけど、最後には“こういう展開が待ってる”っていうのがあるので、お楽しみにしてください。

東山:上田ワールド全開の、見たことがないモーツァルトになると思います。素敵なキャスト、初めましてのキャストもたくさんいるんですけど、それぞれがそれぞれの才能を爆裂させて「百花繚乱」の華やかなステージになると思います。どうぞご覧ください。

東山義久さん(左)と中塚皓平さん(右)=撮影・NORI

東山義久さん(左)と中塚皓平さん(右)=撮影・NORI

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“「アメリカン・ドリーム。僕というジャンルを提案」、東山義久&中塚皓平対談(下)” への 1 件のフィードバック

  1. まっちゃま より:

    普段聞けないような話がここで聞けて嬉しいです。
    そしてこのお二人のお写真がとても素敵です。

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