山崎育三郎・古川雄大・山口祐一郎・市村正親ら出演『モーツァルト!』2021年上演

(左側写真、左より)和音美桜さん、市村正親さん、山崎育三郎さん、(右側写真、左より)古川雄大さん、山口祐一郎さん=写真提供:東宝演劇部

“音楽の天才”モーツァルトが駆け抜けた歓喜と苦悩の35年の生涯を描くミュージカル『モーツァルト!』が、2021年4月~5月に帝国劇場で上演され、5月から6月上旬にかけて札幌文化芸術劇場 hitaruと梅田芸術劇場メインホールでも上演されることが、2020年9月23日、発表されました。タイトルロールのヴォルフガング・モーツァルト役は、山崎育三郎さんと古川雄大さんのWキャスト。モーツァルトの前に立ちはだかる権力者・コロレド大司教役は山口祐一郎さん、モーツァルトの父・レオポルト役は市村正親さんが演じます。

山崎育三郎さん=写真提供:東宝演劇部
山崎育三郎さん=写真提供:東宝演劇部

【 物 語 】


ザルツブルクの宮廷楽士であるレオポルト・モーツァルト(市村正親)とその娘ナンネールは、錚々たる名士たちが集まる貴族の館で、今、幼い息子がピアノを弾くのを目の当たりにしている。5 歳にして作曲の才が花開いたその子ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、”奇跡の子”と呼ばれていた。

古川雄大さん(右)=写真提供:東宝演劇部
古川雄大さん(右)=写真提供:東宝演劇部

歳月は流れて、ヴォルフガング(山崎育三郎/古川雄大 Wキャスト)は故郷ザルツブルクで音楽活動を続けている。傍にはいつも、奇跡の子と呼ばれた頃のままの“才能の化身・アマデ”が寄り添い、作曲にいそしんでいた。しかし、青年ヴォルフガングは、ザルツブルクの領主であるコロレド大司教(山口祐一郎)に仕えて作曲をすることに嫌気がさしていた。「大司教に逆らうな」という父と意見が衝突。ついには自分を束縛する大司教に、怒りを爆発させてしまう。

(左より)古川雄大さん、山口祐一郎さん=写真提供:東宝演劇部
(左より)古川雄大さん、山口祐一郎さん=写真提供:東宝演劇部

ヴォルフガングは名声と自由な音楽活動を求めて、母親と共にザルツブルクを出るが、幼い時のように持て囃されることはなかった。逆に旅費を使い果した上に、旅先で母を亡くしてしまう。失意のうちに故郷に帰ってきたヴォルフガングは、幼少からヴォルフガングの音楽の才能を見抜いていたヴァルトシュテッテン男爵夫人の援助を受けて、ウィーンで音楽活動をする決意をあらたにする。ヴォルフガングはウィーンに移り住み、知人のウェーバー一家の娘であるコンスタンツェとの愛情を急速に深めていく。しかし、コロレド大司教の謀略によって、演奏の機会をことごとく絶たれてしまう。ヴォルフガングは再び大司教と対決。二人の関係はついに決裂する。

大司教との決裂後、ヴォルフガングはウィーンの社交界で話題を呼んでいた。コンスタンツェとも結婚、仕事も精力的にこなし、ヴォルフガングにとって故郷に残してきた父と姉の存在がどんどん薄くなるのだった。レオポルトは息子の成功を誇りに思う反面、その思い上がりを感じ取る。しかしヴォルフガングは父の苦言を聞き入れようとしない。二人はついに心を通い合わせることなく、レオポルトはウィーンを後にする。

(左より)和音美桜さん、市村正親さん、山崎育三郎さん=写真提供:東宝演劇部
(左より)和音美桜さん、市村正親さん、山崎育三郎さん=写真提供:東宝演劇部

オペラ『魔笛』を成功させ、音楽家としての頂点を極めるヴォルフガングの前に、謎の人物が現れ、『レクイエム』の作曲を依頼する…。

(センター右側)山崎育三郎さん=写真提供:東宝演劇部
(センター右側)山崎育三郎さん=写真提供:東宝演劇部

<ミュージカル『モーツァルト!』>
【東京公演】2021年4月4・5月 帝国劇場
【北海道公演・大阪公演】2021年5月・6月上旬 札幌文化芸術劇場 hitaru 梅田芸術劇場メインホール
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎(宝塚歌劇団)
オリジナル・プロダクション:ウィーン劇場協会
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
製作:東宝

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