9月7日(金)に日比谷・シアタークリエで初日を迎えるミュージカル『ジャージー・ボーイズ』。チームBLUEから、フランキー・ヴァリ役の中川晃教さんと、トミー・デヴィート役の伊礼彼方さんの対談をお届けします。チームBLUEは、中川さん、伊礼さん、初演はチームREDで出演していたボブ・ゴーディオ役の矢崎広さん、新キャストのニック・マッシ役のspiさん4人による新チームです。8月下旬に稽古場を訪ね、インタビューしました。チームBLUEならではの個性や、お互いについて伺いました。
――稽古がはじまって2~3週間経ちますが、今の心境はいかがですか?
伊礼:ふわふわしていますね。地に足がついていない感覚です。
中川:トミーとして、すごく地に足がついているように見えるけれど。覚えることや、細かいきっかけとかだよね。
伊礼:やっぱりどうしても2チームあるから、稽古日数が足りないと思ってしまうよね。
中川:初演ではまっさらなところから2チーム作って泣きそうだったから、そういう意味では今回の方がまだ余裕があるんだけどね(笑)。
伊礼:みんなができている分、そこは安心してる。ついていけばいいんだなと。でも、なにくそ根性で初演どおりにはやらないよと思ってしまうところがあるから、かき回したりしちゃうけれど、ちゃんといい所には落ち着いているので。だからみんなに感謝しています。稽古場に盆もあるし、環境も整っていてありがたいです。できればここからあと3週間あればなとは思いますが、何とか時間を見つけて自主稽古したり、はやめに来たり、とにかく自分のことを一生懸命やっています。でも、本当は相手とやらないと芝居の間合いなどは作っていけないんですよね。
――チームBLUEとしてはいかがですか?
中川:楽しいです。何が楽しいかというと、伊礼彼方が楽しい(笑)。spiが楽しい(笑)。そのノリに乗っているのか乗っていないのかわからないピロシ(矢崎)が楽しい。
全員:(笑)。
中川:僕も思い出しながらやっているので、先入観があるようで、いい意味でニュートラルに戻っているところがあるから、ひとつひとつ提示してくれるアイデアや、立ち止まって考える時間のなかで、何を言わんとしているんだろうと耳を傾ける楽しさもすごくあります。時間はもっとあれば嬉しいですが、限られた時間のなかで集中して見えてくるもの、本番の幕が開いてから育てていくことをどうしても日本の環境は求められているので、そういう意味ではやるしかないという思いですが、彼方くんの気持ちはすごくわかります。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、稽古などについての考え方や、フランキーとトミーの関係などについて話してくださったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。9月7日掲載予定のインタビュー「下」では、昨年のミュージカル『ビューティフル』での共演を経て、稽古場での居方や関わり方などについて、遠慮なく言い合えるふたりならではのエピソードまで飛び出したインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■伊礼:舞台に立つのは怖い。地に足がついていない状態で立ったら、晒される
■伊礼:面白いものをやる側は大変。劇団☆新感線で味わったことに似ています
■中川:彼方くんのトミーに、100%ついて行きたい。トミーとはそういう関係
■伊礼:これがトミーだよといえる不思議な自信がある。ラテンの血なんです
■中川:ボブもやってみたらいのに。 伊礼:うわー!!! ボブは難しい!
<ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』2018>
チームBLUE:中川晃教、伊礼彼方、矢崎広、spi、太田基裕、阿部裕、畠中洋、ほかのみなさん
チームWHITE:中川晃教、中河内雅貴、海宝直人、福井晶一、太田基裕、阿部裕、畠中洋、ほかのみなさん
【東京公演】2018年9月7日(金)~10月3日(水) シアタークリエ
【秋田公演】2018年10月8日(月・祝) 大館市民文化会館
【岩手公演】2018年10月11日 (木)~12日(金) 岩手県民会館
【愛知公演】2018年10月17日(水)~18日(木) 日本特殊陶業市民会館 中ホール
【大阪公演】2018年10月24日(水)~28日(日) 新歌舞伎座
【福岡公演】2018年11月3日(土)~4日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
【凱旋公演】2018年11月10日(土)~11日(日) 神奈川県民ホール
<関連リンク>
『ジャージー・ボーイズ』のページ
http://www.tohostage.com/jersey/
中川晃教オフィシャルサイト
http://www.akinori.info/
中川晃教オフィシャル Twitter
https://twitter.com/nakagawa1982aki
伊礼彼方オフィシャルサイト
https://ireikanata.com/
伊礼彼方オフィシャル Twitter
https://twitter.com/kl_official_
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- 『晦日明治座 納め・る祭』10月25日23:59まで無料配信、『大江戸鍋祭』は11月1日 2020年10月25日
- 2019年以前の有料会員登録のきっかけ 2020年8月18日
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■伊礼:舞台に立つのは怖いんです。地に足がついていない状態で立ったら、晒される
中川:ここから3週間あったらいろんな意味でもっと楽しさが倍増する。それは、1シーン1シーン、一言一言の熱量や意味を含めて、それがどう積み重なってドラマが感動を得て繋がっていくのかも含めて、音楽チーム、振付、衣裳、ヘアメイク、照明、いろんな人達とシェアしながら生まれていく。そういう時間になっていく気がするんですよね。今は俳優同士の間で、ステージ上での僕らの稽古をやることで精一杯の時間なので、楽しさはまだまだ限られていますが、きっと幕が開いたときにその楽しさがもっと爆発するんだろうなというワクワク感を感じるようなチームBLUEですね。
伊礼:やっぱり舞台に立つというのは常に怖いんですよ。お客様からお金を頂いて、舞台に立つのは僕ら俳優です。自分的に不消化のまま、地に足がついていない状態で舞台に立ったら、それは晒されることになるんですよね。ましてやトミーは、冒頭に物語を立ち上げなければいけないから、そういう意味では「春」の場面を何度もやらせてくれたので少し心が落ち着いたんですが、まだ足りないなと思います。
今後稽古のシステムが変わっていけばいいなと思いますし、こうやって発言することで変えていきたいという思いがあります。個人差はあると思いますが、僕はとくに自分の中で役を落とし込むのに時間がかかるタイプなので、稽古場での積み重ねが一番必要なんです。舞台って共演者と時間をかけて関わって作り上げていくものだと思うので、どうも最近は、様々なスケジュールや真実はわかりませんが、わりと短期間でつくって初日をむかえちゃう傾向にあると思うのでそういう状態でやってはいけないですよね。やっぱり1ヶ月以上は稽古しないと。
今回はとくにWキャストだけど2チームが別々なので、単純に倍、2ヶ月あってもいいくらい。その中で新キャストは、僕とspiと畠中(洋)さんだけなので、あっぷあっぷしながらも、経験者たちみんながいろんなことを教えてくれます。言葉で教えてくれる人もいますし、動くことによって気付けたりもするので、そういう意味では他の現場に比べたら恵まれているとは思います。できているものに飛び込んで、そこで自分たちの色を出せるという意味では有難いと思います。
■伊礼:面白いものをやる側は大変。劇団☆新感線で味わったことに似ています
――伊礼さんは初演をご覧になっていると伺いました。
伊礼:初演のチームREDを拝見して、とても感動しました。
――外からこの作品をみたときの印象と、今カンパニーのなかに入ってみての印象と変化はありますか?
伊礼:見ていて面白いものって、やる側はものすごく大変なんです。これは劇団☆新感線をやった時に味わったんですが、以前からすごく好きでよく見に行っていたんです。面白くてゲラゲラ笑って楽しく帰っていたんですが、いざやらせて頂いたら、当時は二度とやりたくないと思うくらいに決め事や制約が多くて、いっぱいいっぱいでした。今ならば違うアプローチができるので、またやりたいと思いますが、当時はやることに追われて精一杯でした。それに似ていますね。映画でもいうじゃないですか。いろんな名作があると思いますが、有名な、パリに手を突っ込む……
中川:ああ、『ローマの休日』?
――すごい! 今のでわかるんですか!?
中川:パリじゃない(笑)。
伊礼:(笑)。
――さすがですね 。もう、阿吽の呼吸(笑)。
伊礼:夫婦みたい(笑)。
中川:ありがとうございます(笑)。
伊礼:『ローマの休日』も、いろんな問題があって、撮り終えられないんじゃないかと思っていたとか。やはり名作を生み出すというのは大変なんですよ。いい感動を与える作品というのは、なかではいろんな問題が起こって、みんな必死にギリギリのところでやっていたりする。このカンパニーのなかに入って、やはりそう思いました。ものすごくエネルギーが必要ですし、やることも多いですが、全員が作品に愛情を持っているから救われています。
中川:そうだね。
伊礼:全員がとにかく良くしようという動きをするんです。
■中川:彼方くんのトミーに、100%ついて行きたい。トミーとはそういう関係
――逆に、初演を立ち上げて2チームを作り上げた中川さんは、伊礼さんをよく知っているうえで、このカンパニーに入ってきた伊礼さんをどう感じていますか?
中川:正直なところ、まだ自分自身も本域でやれるところまで行けていなくて、まだマーキングしているところなんですよね。台本を持ちながらセリフを掛け合う部分で何が大切なのか、演出家(藤田俊太郎さん)が何を求めているのか、俳優間の中で生まれている何が正解なのか、どこに向かおうとしているのかをキャッチしている状況です。それはチームWHITEでも起こっていることで、何かを変えたいということではなく、彼方くんがいったように、丁寧にこの作品のなかで生まれてくるもの、自分達が思うものが、正解に向かわせてくれているんです。
歌だけは、正解がわかっているので、本域でやれています。トワングが初演のときはまだコントロールが慣れていなかったところもあったので、そこは2年間という時間のなかで安心感を持てたところです。でも、それ以外のところは再発見、もっといえば何が正解だと思っていたのかさえ忘れかけている部分もあるので、チームBLUEの芝居を経てこういうことだったんだともう一回発見できる。さらに、2回目の僕はそれを深めようとしていける。多分、彼方くんやspiくんは初めてなので深めるのではなく、まずそういうことなんだと理解して、それでいいのかをこれから実感を持っていく時間になると思います。
――フランキーとトミーという観点でお話を伺いたいのですが、伊礼さんがトミーを演じていることについてはいかがですか?
中川:本番の舞台に上がったときに何かが変化するんじゃないかという期待があるんですよ。衣裳や照明などすべてが揃ったところにお客さんが入って、そのテンションなどにいい意味で煽り煽られる、それがこのスターの物語なんだという実感までもが、この作品の個性や演出だと思うんです。
煽り煽られというのも、稽古場ではお客さんがいるわけではないので、拍手や笑いがあるわけではなく、何に対してお客さんが一喜一憂するのかも、幕が開いたときにはじめて実感するわけですよね。そういうものに対して今までフレキシブルに稽古場で作ってきたものの追い風になり、そこに乗っかるだけではなくて、それさえもこの作品に引き寄せていく。要するにそれをコントロールしているところでのトミーの在り方は、彼方くんのトミーに何かがまた生まれるんだろうなと感じています。どういう方向に行くのかがまだまだ未知数で、これから見えてくるんじゃないかと感じています。
彼方くんの演じるトミーというものに100%ついて行きたいですし、その100%の意味というのは、もし彼が前をまっすぐに向いているならば、そのまっすぐさに負けないくらいに前を見なければいけないと思える。もし本気でふざけるのならば、負けないくらいに本気でふざけなければいけない。そういう馬鹿真面目な、もっといえば腐れ縁というか、トミーとの関係というのは、そういうところまで行きたいんですよね。それは台本に書かれている訳ではないですが、俳優間のなかで生み出せるものかなと思います。
伊礼:それはできると思うね。
中川:今回も俺は何回彼方くんに怒られるんだろうと思いながらビビりながらやっています。
伊礼:(笑)。
中川:冗談です(笑)。
■伊礼:これがトミーだよといえる不思議な自信がある。ラテンの血なんです
――伊礼さんは中川さんのフランキーはいかがですか?
伊礼:フランキーは今、アッキー(中川)しかいないじゃないですか。これは本当にすごいことだと思います。でも、これから新しい人材が出てくることにも期待しています。トワングで歌える新しい、アッキーを超えるぐらいの、アッキーに憧れてとか。それと一緒で、トミー、ニック、ボブも、それぞれに特徴がありますが、藤岡(正明)がやっていたトミーがすごく好きで、とてもリスペクトしているんです。なので単純に負けたくない!という思いはありますし、全然違うトミー像になると思います。彼に足りない部分があるとすれば、単純に向こうの血。感覚は持っているけれど、向こうの血が僕にはたまたまあった。それだけなんですよ。ラテンの血。
これは自分のことで申し訳ないんですが、自分が求めてこういうトミーだろうと想像したものと、藤田さんが貸してくれたDVDの主役の男性が、見事に想像通りだったんです。『グッドフェローズ』という映画なんですが、見てみたらこれだと。やっぱり自分の感覚は間違っていなかったと確信が持てました。今回初めて自分がトミーを演じるうえで、お客さんにどう思われようが、俺はこうなんだという確信があって、これがトミーだよといえる不思議な自信があるんです。イタリア人ってこうなんだという説得力を、自分のなかで感じているので、台本を読んでいるといろんな行間が読めるんです。だから藤田さんとぶつかったりもしちゃうんですが。決められた枠のなかにはいますが、そのなかで少しずつ伊礼トミーというものを作っています。アッキーはそこに巻き込まれているんです。
中川:(笑)。
伊礼:初演でこの作品を観たときに、ニックの印象が薄かったんですが、台本を読んでみて変わりました。spiだからというのもあるんですが、彼も僕と似ていて、半分外国の血が入っているじゃないですか。ニックは喋らずにそこにいるんですよね。「秋」で彼がうまく作用するように、「春」「夏」の場面でものすごく彼に芝居を振っているんです。全員が、兄弟、家族なんですよ。「新しいぼうや(フランキー)を見つけた」というのも、全部ニックに共有させようとしている。フランキーに対する愛情と、ニックに対する愛情は別なんですが、ニックをどれだけ使うかによって「秋」が生きてくるんじゃないかと思ったんです。spiは受け取りが上手で自然。仕掛けたことにすべて乗ってくれるから、ニックがものすごく生きているんです。だから、喋らなくても十分存在していて、それは彼の魅力でもある。言葉にない関係性、それがとにかく楽しいです。
中川:空気だね。
伊礼:これが新生チームの特徴なのかも。単純に俳優の組み合わせでしかないんですよ。これはspiと僕だからできることだろうなと思います。
――中川さんはそれを感じますか?
中川:いわんとしていることは感覚的にすごくわかります。チームREDのときは、個性が4人にあって、「春」「夏」「秋」「冬」に分かれている、俳優の取り方によってはその季節は自分のカラーという取り方もできるじゃない?
伊礼:できるね。
中川:それぞれが“こういう人です”と渡されたときに、役者としてそれを表現するところから入る入口と、再演だということもあるんですが、一度全体を見ているから、フィーリングでその役を捉えて、「だってこういうことじゃないの」という、ぱっと見たときに目が合うとか、反応するときの、ツーカーというか、共通の何かを見ているというか、スタートラインがみんな似ているというか、その入り方がこのメンバーじゃなければ表現できない4人の何かがあるよね。
伊礼:それはあると思う。
中川:音楽とか、芝居のテンポ感など、いろんなものに派生していくんだろうなと感じるよね。
■中川:ボブもやってみたらいのに。 伊礼:うわー!!! ボブは難しい!
――そこに初演ではチームREDのボブだった矢崎さんはどんな風にいるんですか?
中川:そこは俺も興味あるんだよね。
伊礼:彼は当然ですが前回のものを引きずって入ってきているんですよ。ただ、やってみたら「あれ?」というノッキングを起こしているから、多分一番大変だと思います。意外とアッキーはすんなり入ってくるんだよね。
――すでに2チーム経験しているからかもしれないですね。
伊礼:そうでしょうね。柔軟性を持ち合わせているのかもしれないですね。そういう意味では、矢崎が一番大変だったのかも。でも、ボブは難しいね。
中川:いい役なんだけれどね。
伊礼:そう! すごく いい役。今回改めて入ってみて思った。
中川:ボブもやってみたらいのに。
伊礼:うわー!!! ボブは難しいよ!
中川:(笑)。できると思うんだけど。
伊礼:チンピラじゃない方の伊礼彼方を出しますか(笑)。でも、組み合わせとして適材適所な、いいチームだと思います。
――本番になって矢崎さんがどうなるかというのも興味深いですね。
中川:チームREDを見ているから余計にね。
――チームREDの矢崎さんのボブも素晴らしかったですよね。チームが変わってどうなるんだろうかという興味はすごくあります。
伊礼:すごく良かったですよね。昔から彼の芝居は好きなんですが、見終わってすぐにいいにいったもんな。「芝居いいんだから歌やれよ」って。めちゃくちゃ良かったからこそなんだけど。
中川:「歌がんばれ」っていってたね。
――2年で進化も楽しみですね。チームBLUEは新しくて楽しみだなと思っていましたが、「血」という感覚的なところの違いについてのお話を伺って、WHITEとは絶対に違う面白さがあるだろうと、さらに楽しみになりました。
伊礼:比較的そういう意味ではチームBLUEは恵まれていますよね。例えば、もし自分が中国人を演じなければいけないとなったら、ものすごく飛躍して誇張してやると思うんですよ。そういう感覚を日本人は西洋人を演じているときに持っている。今は、だいぶなくなってきていますが、特に昔の演劇人はそうですよね。鼻をつけている時代もありましたから。外見だけでもなんとか西洋人に見せようとする。今は感覚が自然に欧米化されていて、ただ顔のテイストが違うだけで、あまり変わらない。そういう意味では、特にミュージカルの世界では僕はやりやすいですし、spiもそうだと思います。アッキーに関しても、こういう顔をしているけれど(笑)、すごく自然体でいられるから、『ビューティフル』で一緒にやったときもやりやすかったんですよ。ああ、持っているんだと。
中川:なるほどね。
※中川晃教さんと伊礼彼方さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは10月6日(土)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
ジャージーボーイズ、ブルーチームの密度の高さと熱気、ハーモニーを東京で堪能しました。
素晴らしいインタビュー記事を有難うございました。とても臨場感があり、腑に落ちて納得した点が多々ありました。ブルーチーム最高です!
これからの全国ツアー、頑張っていただきたいと思います。
神奈川の凱旋公演を楽しみにお待ちしています。
いつも楽しくて読み応えのあるインタビュー記事をありがとうございます!
今回もわくわくしながら、お二人の掛け合いも想像しながら読みました。
読んでいると、彼らの声で実際に話しているかのような錯覚を覚えて、自分もそこにいるかのような感覚でした。
JBは初演は大阪公演が無かったので、再演を初めて観ます!
とっても楽しみです!!
ジャージーボーイズ再演を待ち焦がれていました! WhiteもRedも大好きですが、今回Blueにとても期待しています。絶対ダイナミックで楽しいはず!
伊礼トミーとあっきーフランキーの繋がりも見どころだなぁと。
あっきーがこの作品を大切に思い、ずっと再演するためにも、第2のフランキーが必要です。早く出てきてくれることを祈って、とにかく今日がMy初日。行ってきます!
もう直ぐ観に行くので、この対談を読んで期待が膨らみます。
伊礼くんの話はいちいちごもっともでしたし、キャストの心身への負担を考えればフランキーもダブルが欲しいところですが、中川晃教以上の人はなかなかいないでしょう。
二人のジャージーボーイズに対する愛情を感じる対談ですね。
観劇予定なのでとても楽しみになりました。
そして、劇場で盛り上がりたいです。
中川さんと海宝くんのチームWHITEに続き、伊礼さんとのチームBLUEの様子が伝わる対談をありがとうございます。
パリに手を突っ込む…から、ローマの休日!と伝わってしまうような阿吽の呼吸のお二人(笑)
そして、お二人とも真面目で実直、こだわりが強く、納得するまで追求する姿勢が似ているところでもあるのかな?なんて思いました。
REDともWHITEとも違うチームBLUE、どんなフォーシーズンズが舞台上で生まれるのか凄く楽しみです。
明日の初日から凱旋公演までの間の深化を感じながら、一観客として一緒にジャージー・ボーイズの世界に浸りたいです!
いつもアイデアニュースのインタビューのつっこみの深さに感心しっぱなしなのですが、今回も本当にお二方の思いの髄に触れるような、これから開幕するこの舞台に対しぞくぞくするような期待感をもたらしてくれる記事を本当にありがとうございます。彼方さんのこだわりが本当に好きですし、アッキーの自然体かつ信じていることを見失わない真摯な姿勢も大好きです。二人の突き進む道は演劇論にとどまらず、なにかをつきつめていく人に共通のものと感じます。読んでいて稽古期間が納得いくまでとれるシステムにこれからなっていくことを切実に願う気持ちが強くなりました。私達も客席で熱いエネルギーをこの作品に傾けたいですね。
この対談を読んでますます公演が楽しみになりました!
後半も期待しています♪
お二人の対談楽しいです。伊礼さんの作品への熱い思いが伝わってきます。トミーに会えるのを心待ちにしてます。もちろんBLUE、WHITEのフランキーにも。
うわーーわーーーもう!!早く観に行きたい!!取り乱してすみません!!
再演からの参加ながらトミーとして引っ張っていこうという気概を持った伊礼さんと、その伊礼さんに全幅の信頼を寄せる中川さんとの関係性は気持ちのよいものですね。
さらに、外国の血が入っているからこそ無理のない演技ができるというBLUEチームの強み、そしてフィーリングで通じ合う4人の空気を感じることが楽しみになりました!
このタイミングで記事にしてくださって、本当にありがとうございます!
次も楽しみにしております。