ミュージカル『キューティー・ブロンド』に、ワーナー役で出演中の植原卓也さんに、シアタークリエ公演開幕直前にお話を伺いました。作品の印象やワーナー役についてなど、作品に取り組んでいて考えていることを色々と話して頂いています。
まずは、インタビューの一部を動画でご覧ください。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、共演している神田沙也加さんとのやり取りや、男性目線でのワーナー役の印象などについて伺ったインタビューの全文を、テキストで掲載しています。また『キューティー・ブロンド』公演から、植原卓也さんが登場している場面をフォトギャラリーの形で紹介しています。4月7日に掲載する予定のインタビューの「下」では、この作品で共演している佐藤隆紀さんが持って来てくれたものや、昨年出演した『スカーレット・ピンパーネル』を観に来た柚希礼音さんから受けた意外なアドバイスなどについて語ってくださった内容を掲載します。
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■(ブロードウェイ版と比べて)演じるメンバーが違うと、見え方が変わりますよね
■最初の頃はかなり緊張して「やばい、神田さんと歌ってる」という状態でした(笑)
■「え?」って思われるかもしれないけれど、僕だけはワーナーをもう少し守りたいなと
■神田さんも冗談で、エルとして「本当に信じられない!」と言ってきてくれたり
■『キューティー・ブロンド』植原卓也さん登場場面のフォトギャラリー
<ミュージカル『キューティ・ブロンド』>
【東京公演】2017年3月21日(火)~4月3日(月) シアタークリエ
【愛知公演】2017年4月5日(水)~6日(木) 愛知県芸術劇場 大ホール
【香川公演】2017年4月8日(土) レクザムホール 大ホール
【大分公演】2017年4月12日(水) iichikoグランシアタ
【福岡公演】2017年4月15日(土)~4月16日(日) キャナルシティ劇場
【広島公演】2017年4月18日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
【静岡公演】2017年4月20日(木) 浜松市浜北文化センター 大ホール
【福井公演】2017年4月23日(日) 越前市いまだて芸術館
【大阪公演】2017年4月27日(木)~4月30日(日) メルパルクホール大阪
公式ページ http://www.tohostage.com/cutieblonde/index.html
<関連サイト>
「キューティ・ブロンド」のページ
植原卓也アミューズオフィシャルサイト
植原卓也オフィシャルブログ「TAKUYA BLOG」
- 「ここ最近、うわ、すごい!という驚きの連続です」、植原卓也インタビュー(下) 2017年4月4日
- 「ひどい男性の役、かな?」、『キューティ・ブロンド』植原卓也インタビュー(上) 2017年4月3日
- 恋もオシャレも勉強も全力投球、ミュージカル『キューティ・ブロンド』開幕 2017年3月22日
記事一覧
※植原卓也さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは4月18日(火)です。※このプレゼント募集は終了しました。
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■(ブロードウェイ版と比べて)演じるメンバーが違うと、見え方が変わりますよね
――映画、ブロードウェイ版があり、ついに日本版『キューティ・ブロンド』が上演されますが、取り組んでいていかがですか?
もちろんストーリー、キャラクターは同じですが、やはり単純に演じるメンバーが違うので、見え方が変わりますよね。同じキャラクターでも、居方や感じ方が少し違って見えたりすると思います。神田(沙也加)さんが演じる主人公のエルも、ここではこんな表情するんだなとか、ここではこういう風に歌って感情を表すんだなとか、色々発見があるんですよ。そこは日本版ならではの、見どころだと思います。僕もワーナーを演じていくうえで、ブロードウェイ版ではあまり見られなかった感情や、あまり描かれていない部分もあります。例えば、ブロードウェイ版には出ていないシーンに出ていたりするんです。さらに、シンプルに自分だけで作って考えなきゃいけないというチャレンジもたくさんありました。でも、作品全体のハッピーな世界観はもちろん変わりません。
■最初の頃はかなり緊張して「やばい、神田さんと歌ってる」という状態でした(笑)
――神田さんのエルはいかがですか?
本当に魅力的で、エルとして作品を盛り上げてくださっています。本番の舞台が華やかでキラキラするんだろうなと楽しみです。稽古場の雰囲気からそうですが、今から想像できますね。稽古初日から、エルが神田さんで本当に素敵だなと心から思いました。僕はそのエルを、作品の冒頭から、ちょっとあの……申し訳ないことをしてしまうという……。
――(笑)。
ワーナー役としては言えませんが、ちょっと胸が痛くなる瞬間があったりします。エルがすごく愛らしくてキュートで、男性キャストみんなでずっとそう言っているくらいです。
――その申し訳ない出来事をきっかけに、エルはどんどん魅力を増しますね。
そうなんです! あの出来事がないと、このサクセスストーリーが始まらないので、最初にガツンとやらなければ、という使命感はありますね。
――そのシーンは神田さんと一緒に歌うナンバーがありますが、一緒に歌ってみていかがですか?
もう必死についていっています。男らしくいたい場面なので、やっと役として落ち着いて出来るようになりました。最初の頃はかなり緊張していて、あまりよく覚えてないんです。「やばい、神田さんと歌ってる」という状態でした(笑)。
■「え?」って思われるかもしれないけれど、僕だけはワーナーをもう少し守りたいなと
――ワーナー役の男性目線の印象について、今まで考えたこともなかったですね。
僕が歌わせて頂いている「シリアス」というナンバーは、真剣に考える、真面目に考えるという意味です。自分がちゃんと考えて、エルのことも想って考えて、今はこうだと伝えたんですね。でも、言えば言うほど、女性の方に「え?」って思われるかもしれないですね……(苦笑)。少なからず、僕だけはワーナーをもう少し守りたいなと。
――自分の役としても守りたいですよね。
そうなんです。ワーナーを演じるにあたって、そこから入りたいという思いもありました。「何かコイツ悪い奴だな、嫌な奴だな」と思うと、やはりちょっと演じにくいなと。絶対に、ワーナーにも人としてのいい部分はたくさんあるんです。ワーナーの好きな要素をたくさん考えてから、向き合いたいと思いました。もしかしたら、自分が演じるのではなく、客席から観たらまた全然違う感覚なのかもしれません。
――でも、男性キャストのみなさんがそうおしゃっているならば、男性目線なのかもしれませんね。
確かにエルというあんなに素敵で綺麗な女性を振るというのはどうかしていますが、でも、男としてはそういう時もあるよなって。将来を見据えて考えた結果ですし、ワーナーを完全否定は出来ないという思いもあります。
――作品を観た方にもそういう目線の方がいるかもしれませんし面白いですよね。
でも、決してワーナーをそういう風に優しい目で見て欲しいということはないです。僕は演じる上で、ワーナーに対する苦手意識みたいなものは全くないというだけですね。
■神田さんも冗談で、エルとして「本当に信じられない!」と言ってきてくれたり
――その話は演出の上田さん、相手役の神田さんとお話されましたか?
神田さんも冗談で、エルとして「本当に信じられない!」と言ってきてくれたりするので楽しいです。僕はそれに対して「そんなにひどい?」って言ったり(笑)。役としてのやりあいになることも面白いですね。(上田)一豪さんの演出は、自分が考えていなかったところで面白いと思ったのが、「ワーナーが格好いいことは前提で、格好つけちゃってほしい」と言われたことです。それが人によっては笑えちゃうぐらい癖がある格好つけ方をと。だから、稽古の最初の頃は振り切れるところまでやっていたんです。もうみんなに笑ってもらえるぐらい、キザなポーズとか、わざと格好つけていました。そういう稽古を経て、最終的には、一番気持ちいいバランスで出来る、丁度いいところになったと思います。
■『キューティー・ブロンド』植原卓也さん登場場面のフォトギャラリー
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ハッピーな気持ちになれるキューティーブロンド!インタビュー記事ありがとうございます!
神田さんのキュートなエルの行動力に、驚かされ、尊敬し、感激しました!ブルーザーとも息がぴったりでしたし、デルタガールズも素敵すぎです♡
ワーナー役の植原さんはスカーレットピンパーネルに続いて2度目の観劇でしたが、ワーナーの、どこまでもかっこいい振る舞いとちょっとした子供っぽさが憎めない可愛さでした!
女性目線、男性目線、に限らず、いろいろな目線で物語を追うことができるのが舞台の楽しみですよね(^^)
だから、観劇には何度も足を運びたくなります!
植原卓也くんのインタビューありがとうございます!!
もともと映画が大好きな作品だったので卓也くんが出演されると発表があった時は凄く嬉しかったです(*´꒳`*)
インタビューで卓也くんが仰ってたようにどうしても女性目線で見るとワーナーはヒドイ男性というイメージを持ってしまいます。(エルがだいすきなので余計に)
でも東京公演を何度か観劇させて頂いて思ったことは中途半端な気持ちで付き合わず別れを決め、自分の気持ちに素直に正直に行動しただけなのかと納得させられ、それだったら男らしくて良い人かもしれないと思ってしまいました。
まさかワーナーのイメージを変えられるなんてビックリです!!(笑)
これから地方公演が続きますが大千秋楽まで頑張ってください!!
植原さんの記事の掲載、ありがとうございます。
映画を見た時はワーナーって嫌な男だなと思っていたのですが、日本版で植原さんがとってもキュートに演じていらっしゃって、憎めない…!とワーナーに対する見方が少し変わりました。あんなに魅力的なエルをさらに奮起させる、本当に贅沢なキャラクターですね。
あのキザすぎる仕草は上田さんの演出だったんですね!今日は何が見れるかな〜と観劇のたびに期待してました^^
「下」の記事も楽しみです。
“キューティ・ブロンド”の植原卓也くんのインタビュー記事★どうもありがとうございます(^∧^)
東京公演を観させて頂いたのですが、初見では、自分が女性ということで、エルの目線で観てしまいましたが、何回か観させて頂くうちに、ワーナーの男性目線で、舞台を見ると、ひどい男性というよりは、最後ああいう結果で終わってしまうのを見ると、共感して泣いちゃいました(T_T)
これから、地方公演で、まだ何回か観劇できるので、エルやワーナーだけでなく、エメットの目線からも、舞台を観てみようと思いました(*´ω`*)