植原卓也さんインタビュー後半です。『キューティー・ブロンド』稽古場の楽しさや全国公演について、さらに有料部分では『スカーレット・ピンパーネル』『HANDSOME FESTIVAL 2016』など最近の活動や、今の自分について思うことを伺いました。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分では、この作品で共演している佐藤隆紀さんが持って来てくれたものや、昨年出演した『スカーレット・ピンパーネル』を観に来た柚希礼音さんから受けた意外なアドバイスなどについて語ってくださった内容を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■シュガー(佐藤隆紀)さんとは、「稽古が終わるのやだね」「早すぎますよね」と
■『スカーレット・ピンパーネル』で1ヶ月程ダンスを練習させて頂いたことは大きな財産
■柚希(礼音)さんには「ごめんなさい! 僕、これ地なんですよ!」と
■作品に対して、役に対して、どうすればこの作品が盛り上がるかを一番に考えて
<ミュージカル『キューティ・ブロンド』>
【東京公演】2017年3月21日(火)~4月3日(月) シアタークリエ(この公演は終了しています)
【愛知公演】2017年4月5日(水)~4月6日(木) 愛知県芸術劇場 大ホールす)
【香川公演】2017年4月8日(土) レクザムホール 大ホール
【大分公演】2017年4月12日(水) iichikoグランシアタ
【福岡公演】2017年4月15日(土)~4月16日(日) キャナルシティ劇場
【広島公演】2017年4月18日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
【静岡公演】2017年4月20日(木) 浜松市浜北文化センター 大ホール
【福井公演】2017年4月23日(日) 越前市いまだて芸術館
【大阪公演】2017年4月27日(木)~4月30日(日) メルパルクホール大阪
公式ページ http://www.tohostage.com/cutieblonde/index.html
<関連サイト>
「キューティ・ブロンド」のページ
植原卓也アミューズオフィシャルサイト
植原卓也オフィシャルブログ「TAKUYA BLOG」
- 「ここ最近、うわ、すごい!という驚きの連続です」、植原卓也インタビュー(下) 2017年4月4日
- 「ひどい男性の役、かな?」、『キューティ・ブロンド』植原卓也インタビュー(上) 2017年4月3日
- 恋もオシャレも勉強も全力投球、ミュージカル『キューティ・ブロンド』開幕 2017年3月22日
記事一覧
※植原卓也さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは4月18日(火)です。※このプレゼント募集は終了しました。
※ここから有料会員限定部分です。
■シュガー(佐藤隆紀)さんとは、「稽古が終わるのやだね」「早すぎますよね」と
――稽古場に続き、本番生活も楽しいこと間違いないですね。
「毎日早く行きたい!」ってなりますね。エメット役のシュガー(佐藤隆紀)さんと、2月終わり頃から「稽古が終わるのがやだね」「でも、早すぎますよね」といつも笑っていたんです。本番でももちろん同じことを言うと思いますが、まず稽古が終わってしまうことを、1ヶ月前から寂しがるぐらいにいいカンパニーなんです。みんな同じ気持ちでそう言ってますが、僕らふたりは毎日特別に言っていたと思います。
――おふたりにとってこれまでと何が違うんでしょうか?
色んな舞台やミュージカルをやらせて頂き、それぞれにカラーがありましたが、また新しい感覚の現場ですね。本当にシュガーさんは楽しそうです。「たっくん、今回とんでもなく楽しい」と毎日言ってきます。
――佐藤さんがこれまで出演されてきた作品が、重厚な作品だったからかもしれませんね。
そうだと思います。「こういう作品は、こんなに楽しいんだね」と言っていましたから。
――じゃあ、その気持ちは共有出来ているんですね。
共有出来ていますね。お菓子とかくれますもん(笑)。
――(笑)。
シュガーさんのテンションが上がっていて「たっくん、今日おやつ持ってきたよ」って(笑)。僕も子供じゃないんですけど(笑)。毎日楽しく過ごしています。
■『スカーレット・ピンパーネル』で1ヶ月程ダンスを練習させて頂いたことは大きな財産
――最近の活動を伺いたいのですが、前回、アイデアニュースには『スカーレット・ピンパーネル』の対談で出て頂きました。『スカーレット・ピンパーネル』を終えてみて、何か得たものなど、ご自身ではいかがですか?
本当に勉強させて頂いたことはたくさんありました。『スカーレット・ピンパーネル』をやらせて頂いて、自分がまだまだ知らない世界が、こんなにもあるんだと改めて実感しました。とても刺激の大きい作品でした。
――何か、記憶に強く残っていることはありますか?
クラシックバレエのようなダンスもやらせて頂きましたし、1ヶ月程かけてダンスを練習させて頂いたことも大きな財産になりました。そして、大きな作品をされてきたキャストの方々とずっと一緒にいたので、歌や、作品に対する向き合い方など、全然違うものを経験させて頂きました。
――ピンパーネル団のみなさんは、同世代の方多かったですよね。
そうですね、ほぼ同世代ですが、僕が一番年下でした。それぞれの経験を持ち寄って、色んな意見を出し合ってまとめていくのが面白かったですし、『スカーレット・ピンパーネル』を経て、それぞれの場所で活動しているのを見るのも刺激になります。あの場所で学んだものが同じであり、その経験や考えたことも似ていたと思うので、みんなも頑張ってるんだなと思うことが、また力になります。
■柚希(礼音)さんには「ごめんなさい! 僕、これ地なんですよ!」と
――ステージが大きかったですよね。
そうなんです! それも自信がついたことのひとつです。この仕事をやっていく上で、堂々としていなければいけない部分は絶対にありますが、今回の経験で少しは増えたんじゃないかと思います。まだ自信がない部分も当然あるんですが、そういう時に、自信のなさを補える「やる気やスイッチ」を得ることが出来たと思います。
――『スカーレット・ピンパーネル』公演中に柚希(礼音)さんの取材をしたのですが、公演を観に行って植原さんに色々話してきたとおっしゃっていました。
むちゃくちゃ嬉しかったです! 柚希さんに色々アドバイスを頂きました。「たっくん、しっかりとした青年の役だから、唇をあまり赤く塗らない方がいいよ」と言って頂いたのですが、何も塗ってなかったんですよ。
――元の色が赤かった?
すごく恥ずかしくなっちゃって(笑)。「柚希さん、ごめんなさい! 僕、これ地なんですよ!」「赤っ!、ピンクっ!」て(笑)。逆にちょっとファンデーション塗って抑えようかなって。でも、そうやって言っていただけるのが嬉しくて。
■作品に対して、役に対して、どうすればこの作品が盛り上がるかを一番に考えて
――『スカーレット・ピンパーネル』の後に、武道館のAct Against AIDS 2016『THE VARIETY 24』、そして『HANDSOME FESTIVAL 2016』がありました。お客さんとともに盛り上がれるライブは、ミュージカルとは違うと思いますがいかがでしたか?
自分のことを常に応援してくださってる方のことを考えると、『スカーレット・ピンパーネル』というシックな作品でシリアスに観て頂いて、その後にみんなでエネルギーを発散出来るという環境はすごく嬉しかったです。メリハリのついた流れをお届け出来たのではないかと思います。とても楽しかったですね!
――『キューティ・ブロンド』など、演じる役のポジションが上がってきている印象があります。ご自身では、ここ最近のご自分の変遷をどう考えていますか?
ありがたいことに、最近すごくやりがいのある役をたくさんやらせて頂けるようになってきましたが、あまり考えないようにしてます。というのは、シンプルに緊張しますし、考えれば考えるほど、考えてしまうタイプなんす。何とかなるとは思えなくて。だから、そこに関してはリラックスしていたいと思うんです。最初にお話してしまいましたが、「やばい、神田さんと歌ってる」と思ってしまうんですね。だから、なるべく考えないようにしようというモードに切り替わります。
――考えないようにすると、自分のモチベーションというか、居方みたいなものが変わるんですか?
ニュートラルに、ナチュラルになれるんです。これまでも、作品に対して、役に対して、どうすればこの作品が盛り上がるかを一番に考えてやってきたので、そこは変わらずやりたいと思います。自分のポジションに不安になったり、この人たちすごいなと当然思いますが、じゃあ自分はこの作品に対してどう進んでいくのが一番いいかと考えるように切り替えています。
――環境に流されないように、あまり意識せずに着実にという感じですね。
そうですね。ここ最近は、「うわ、すごい!」「ハッ!」という驚きの連続ですが、あくまで今までやってきたことからブレずに、変わらずにやっていきたいと思っています。
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今回は東京公演を観劇した後にこちらを拝見するという形になりましたが(あぁ!なるほど)と思うところがいくつもあり、公演を振り返りながら楽しませて頂きました。これから地方公演に行かれる方には見所というかポイントが書かれているのでぜひ参考に!とオススメしたくなります(笑)。またスカーレット・ピンパーネルのインタビューと合わせて読むと、彼にとっての良い流れ、というか追い風みたいなものが今まさに来ているのでは…と感じずにはいられませんでした。最後に…お写真、とっても素敵です!いつも素敵な記事とお写真を有り難うございます。これからも植原さんを特集して下さると嬉しいです。
植原卓也さんのインタビュー、ありがとうございます。
キューティ・ブロンドすごく面白かったです。ワーナーの格好良いのにちょっと残念な感じが、エルのキュートさや強さはもちろん、エメットの誠実さも引き立てていて、神田さんだけでなく植原さんにとっても代表作のひとつになったかなと思います。
今後、キューティ・ブロンドの全国公演を経て、また植原さんは新たな作品に取り組んでいくのだと思いますが、またこちらの記事でも取り上げていただきたいです。