朝夏まなと七変化のアメイジング、宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人(4カットを1枚に)

宝塚歌劇・宙組公演、朝夏まなとアメイジングステージ『A Motion(エース モーション)』が、2017年6月6日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで開幕し、6月11日まで上演されています(東京公演は6月23日から6月28日まで文京シビックホール)。主演は、2017年11月19日付で宝塚歌劇団を退団する宙組トップスター、朝夏まなと(あさか・まなと)さん。朝夏さんの魅力を、場面ごとに七変化する歌とダンスそしてトークでたっぷり見ることができる、アメイジングなライブショーでした。

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人(4カットを1枚に)

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人(4カットを1枚に)

『A Motion(エース モーション)』の「エース」とは、もちろん朝夏まなとさん。そして、愛月ひかる(あいづき ・ひかる)さん、純矢ちとせ(じゅんや・ちとせ)さん、澄輝さやと(すみき・さやと)さん、綾瀬あきな(あやせ・あきな)さん、星吹彩翔(ほしぶき・あやと)さん、蒼羽りく(そらはね・りく)さんら、宙組選抜メンバー29名が大活躍で朝夏さんを支えます。

「A」の形をモチーフにした舞台セットは斬新で、舞台両端で「宝塚ニューサウンズ」のメンバーが生演奏。舞台上の演奏は臨場感に溢れ、スクリーンを多用して分りやすく、楽しい演出です。作・演出は、齋藤吉正さん。

1幕では、朝夏さんが初舞台を踏んだ2002年のヒットメドレーを披露。「きよしのズンドコ節」改め「まなとのズンドコ節」を朝夏さんが熱唱し始めた時はビックリ。次々、これでもかというほど盛り上がる曲が続きました。他にもこの公演では、B’z 「ALONE」、小沢健二 「ラブリー」など、宝塚歌劇を知らない人でも楽しめるナンバーの数々が披露され、さらなる進化を続ける、朝夏まなとさんの魅力を堪能できるライブショーでした。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、2幕の様子を中心に、この公演の詳しい内容を掲載しています(写真は無料部分に掲載しているものと同じカットですが、少し大きめのサイズで掲載しています)。

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■何度も客席降り、サイン入りTシャツ抽選会…、ファンには嬉しい演出がいっぱい

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

■初舞台の頃を思い出す「恋のマイレージ」「Mugen」「きよしのズンドコ節」……

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

■和希そらさんら若手は、『ロミオとジュリエット』の「世界の王」を躍動的に

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

■観たくても観られなかった朝夏さんの「役と歌」が、あっという間の早変わりで!

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人(4カットを1枚に)

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人(4カットを1枚に)

■日替わりチーム別トークや映像…、たくさんの朝夏さんを心に焼き付けられるステージ

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

<宝塚歌劇・宙組公演  朝夏まなとアメイジングステージ『A Motion(エース モーション)』>
【大阪公演】2017年6月6日(火)~ 6月11日(日)梅田芸術劇場メインホール
【東京公演】2017年6月23日(金)~ 6月28日(水)文京シビックホール
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/amotion/index.html

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■何度も客席降り、サイン入りTシャツ抽選会…、ファンには嬉しい演出がいっぱい

1幕でも2幕でも客席降りがあり、またサイン入りA(エース)Tシャツが当たるかもしれない抽選会もあって、ファンにとってはとても嬉しい演出がいっぱいです。

1幕は、客席にライトが照らされ、エンジン音が鳴り響きスタートします。朝夏ボーイズは黒のパンツ、朝夏ガールズは白のパンツスタイルで登場し、オープニングトーク。赤く染まったステージでタンゴも披露し、かと思えばコミカルで笑える演出もたくさんありました。

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

■初舞台の頃を思い出す「恋のマイレージ」「Mugen」「きよしのズンドコ節」……

朝夏さんが初舞台を踏んだ2002年のヒットメドレーでは、朝夏さんによるRAG FAIR「恋のマイレージ」、シルクハットを被ってのポルノグラフィティ「Mugen」、合いの手を「ま・な・と!」と変えての「きよしのズンドコ節」などを披露してくれました。「きよしのズンドコ節」の前には、伶美うらら(れいみ・うらら)さんがキャピキャピした松浦亜弥「Yeah!めっちゃホリディ」をかわいく歌われていましたが、後方の階段で腰かけている朝夏さんの姿が対照的で、とても面白かったです。また、純矢ちとせ(じゅんや・ちとせ)さんによるAvril Lavigne「Sk8er Boi」、優しいまなざしとぽってりした唇が魅力的な蒼羽りく(そらはね・りく)さんと和希そら(かずき ・そら)さんによるT.M.Revolution「INVOKE-インヴォーク-」、朝夏さん、宙組生え抜きの正統派イケメン澄輝さやと(すみき・さやと)さん、星吹彩翔(ほしぶき・あやと)さんによるキンモクセイ「二人のアカボシ」、伶美さんと花宮沙羅(はなみや・さら)さんによるモーニング娘。「そうだ! We’re ALIVE」など、盛り上がる曲が満載でした。ロボットみたいなカッコイイダンスもありました。

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

■和希そらさんら若手は、『ロミオとジュリエット』の「世界の王」を躍動的に

2幕は、ミラーボールがキラキラと客席を照らし始まります。黒メガネ姿のインテリ風の朝夏さんは、ゴールデンボンバー「ローラの傷だらけ」をコミカルに熱唱し、タップダンスもピンクヘアーなのに一段と男っぽさが目立つ愛月ひかる(あいづき ・ひかる)さんらと共に披露。タップダンスに和希さんがいないなと思っていましたが、次に「世界の王(『ロミオとジュリエット』より)」を、ブルーヘアの和希そら(かずき ・そら)さんら若手が躍動的に歌うシーンがありました。和希さんの歌にうっとりし、もっとずっと観ていたかったです。

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

■観たくても観られなかった朝夏さんの「役と歌」が、あっという間の早変わりで!

そして、朝夏さんがロミオの水色の衣装を着て『ロミオとジュリエット』から「僕は怖い」を熱唱、続いて『ME AND MY GIRL』の「ランベス・ウォーク」の曲が流れたと思ったら、あっという間に朝夏さんはグレーのスーツ姿のビルになって登場し、「街灯に寄りかかって」を軽やかに歌います。そして『ファントム』の「パリのメロディ」が流れたと思うや、黒いガウンをまとってエリック(ファントム)として登場して愛月さんとのデュエットで「お前は私のもの」を披露。続いてガウンを脱いで『スカーレット・ピンパーネル』の袖口が白いフリルのパーシーの姿になって、「ひとかけらの勇気」を朗々と歌い上げます。これまで観たくても観られず聴きたくても聴けなかった朝夏さんの役と歌が、あっという間の早変わりで次々と堪能できるのは、まさに「アメイジング」なひとときでした。

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人(4カットを1枚に)

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人(4カットを1枚に)

■日替わりチーム別トークや映像…、たくさんの朝夏さんを心に焼き付けられるステージ

2幕途中には日替わりステージがあり、AチームからDチームまでに分けられたメンバーが、ダンスとトークで楽しませてくれる演出も楽しみの1つです。

・日替わりステージのチーム構成
[A] チーム 澄輝さやとを中心とした7名:純矢ちとせ、星吹彩翔、愛咲まりあ、七生眞希、華雪りら、優希しおん
[B] チーム 愛月ひかるを中心とした8名:綾瀬あきな、風馬翔、涼華まや、秋奈るい、華妃まいあ、真名瀬みら、湖風珀
[C] チーム 蒼羽りくを中心とした7名:結乃かなり、春瀬央季、伶美うらら、水香依千、はる香心、惟吹優羽
[D] チーム 和希そらを中心とした7名:花咲あいり、実羚淳、瀬戸花まり、若翔りつ、雪輝れんや、花宮沙羅

女神に扮した純矢ちとせさんが、朝夏さんの軌跡を映像に合わせて紹介したり、たくさんの朝夏さんを心に焼き付けることができる魅力満載のステージでした。

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

宝塚宙組『A Motion(エース モーション)』公演より=撮影:アイデアニュース・橋本正人

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