5月に帝国劇場で開幕するミュージカル『レ・ミゼラブル』にアンジョルラス役で出演される相葉裕樹さんインタビュー、後半です。『レ・ミゼラブル』のお話の他、近年の舞台や今後目指すことを伺いました。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、ミュージカル作品出演が続いていることについて、この先こうなりたいという思いなどについて伺ったインタビューの全文を、テキストで掲載しています。
<有料会員限定部分の小見出し>
■肉体的にもリーダーの品格にと、筋トレして7Kg増えました
■「地に足をつけたい」と思って、今の事務所に入りました
■「職業何ですか?」って、それは何だっていいと思うんです
■この一年は『レ・ミゼラブル』に全てを捧げます
<ミュージカル『レ・ミゼラブル』日本初演30周年記念公演>
【東京公演】2017年5月21日(日)~7月17日(月・祝) 帝国劇場
【福岡公演】2017年8月1日(火)~8月26日(土) 博多座
【大阪公演】2017年9月2日(土)~9月15日(金) フェスティバルホール
【愛知公演】2017年9月25日(月)~10月16日(月) 中日劇場
http://www.tohostage.com/lesmiserables/index.html
<関連サイト>
相葉裕樹オフィシャルブログ
http://lineblog.me/hiroki_aiba/
相葉裕樹/グランアーツ
http://www.grand-arts.com/artist/aibahiroki.html
<取材協力>
・ヘアメイク 成田幸代 (&’s management )
・スタイリスト 吉田ナオキ
- 「真っすぐなものをなくしたくなくて演劇をやっている」、吉原光夫インタビュー(下) 2017年4月14日
- 「ジャベールは舞台の袖で救われる」、『レ・ミゼラブル』吉原光夫インタビュー(上) 2017年4月13日
- 「新しい風を巻き起こせるアンジョルラスに」 相葉裕樹インタビュー(下) 2017年3月24日
- 30周年『レ・ミゼラブル』にアンジョルラス役で出演、相葉裕樹インタビュー(上) 2017年3月23日
- 「ワクワクと怖さを胸に」、日本初演から30周年『レ・ミゼラブル』製作発表 2017年3月1日
※相葉裕樹さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは4月7日(金)です。(このプレゼント募集は終了しました)
※ここから有料会員限定部分です。
■肉体的にもリーダーの品格にと、筋トレして7Kg増えました
――お話伺いながら、特に1幕最後のシーンを想像して、すごく楽しみだなと思いました。
まず肉体的にも、アンジョルラスの僕の中のイメージは、リーダーとしての品格というか、あんまり細い人ではないなと思っていて。僕は元々結構痩せ型で、体重が60Kgぐらいしかなかったんですけど、今ウエイトアップをしていて、7Kg増えました。
――もう、7Kgも増えたんですか?
もう少し増やしたいですね。まず筋トレして、高タンパク低脂質のものを食べて…ということを今やっています。少しでも男らしく頼りがいのあるアンジョルラスになりたいなと。男として僕の憧れでもあるので、そこに少しでも近づけるようにしたいです。
■「地に足をつけたい」と思って、今の事務所に入りました
――2016年は、『GEM CLUB』『グレイト・ギャツビー』『スカーレット・ピンパーネル』、今年は『レ・ミゼラブル』の後に『HEADS UP!』の再演も決定してます。2年程の間にミュージカル作品が続いていますね。
そういわれてみると、ミュージカルしかしてないですね。
――『ラ・カージュ・オ・フォール』の後、色々拝見していて、地に足をつけてきた感じなのかなと。
まさに「地に足をつけたい」と思って、今の事務所に入りました。
――手ごたえはありますか?
どうだろう……。「地に足をつけたい」という思いの反面、色々やりたいという思いもどこかにあるんです。映像もやりたいですし、舞台もミュージカルだけでなく、ストレートプレイや、コメディも、声の仕事も、色々なジャンルをやりたいです。そのなかで表現の幅を広げられたらいいなと思います。ひとつのジャンルだけという仕事の仕方はしたくないなと。うん……そうですね、まだやはり、色々やりたいです。
■「職業何ですか?」って、それは何だっていいと思うんです
――ミュージカル俳優とイメージされるのはちょっと違う?
僕はミュージカル俳優ではないと思っています。俳優で、ミュージカルもやりますし、映像も、声優の仕事もやる。なんとなくカテゴリーに入れたがる風潮がありますよね?
――そうですね、肩書き的な。
肩書き的な「職業何ですか?」って。でも、それは何だっていいと思うんです。僕が今、必要なお仕事、必要とされるお仕事、やりたいお仕事……そういうものをやっていきたいと思っています。やりたいことはその時々で流動的ですが、たくさんの人に見て頂きたいという思いが常にあります。その結果、喜んでもらえることが一番嬉しいですね。
――では、次はストレートプレイもやりたい?
そうですね。ミュージカルが続いていましたから、そろそろやりたいなって思います。じっくり取り組めるようなお芝居がしたいです。
■この一年は『レ・ミゼラブル』に全てを捧げます
――特にやりたいとか、もしくはこの先こういう風になりたいとかありますか?
根本的なことをいうと、やっぱりコメディが大好きなんです。
――そうなんですか!
2013年に、後藤ひろひとさん演出、キングコング西野亮廣さん脚本の『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』で、初めてがっつりコメディをやったんです。そこでこんなに楽しいんだとハマッてしまいました。稽古場からこんなに楽しんでいいんだって思いました。
――新しい経験だったんですね。
コメディは稽古場から楽しんでいいんだ、その中から生まれてくるものがあるんだと知りました。自分自身もそうやって、枠から飛び出してやることが、すごく好きなんです。
――じゃあ、コメディ作品をやりたい?
今はメロディがあって、ピッチを絶対にはずさないように歌わなければいけないというレールがあるじゃないですか。もちろんそこからはみ出しちゃいけない……もう、はみ出したくてしょうがない(笑)。
――(笑)。『HEADS UP!』は楽しい作品ですね。
『HEADS UP!』もミュージカルなので、旋律は守らないといけないですね。僕は真ん中で舞台監督役として、皆さんをまとめて「こっちだよ」と引率しなければいけない役割なので、はみ出すのは難しいんですよね。でも、本音をいうと、「あ~ふざけたいな~」って思いながら、「ふざけた~い!」って思っています(笑)。
――なるほど(笑)。しばらく「ふざけたい」は我慢して。
そうですね。まずは王道作品で、しっかり鍛えていただいて。この一年は『レ・ミゼラブル』に全てを捧げる一年にしようと思っています。正確に、熱いアンジョルラスを、誠実に演じたいと思います。
※相葉裕樹さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは4月7日(金)です。(このプレゼント募集は終了しました)
新たな地にどんどん挑戦していく相葉さん、そしてそれを自分の力にしていく相葉さんを今までたくさん見てきたので、レミゼラブルでもまた新たな姿が見られるのだなと思うととても嬉しく、楽しみです。
本当にオーディションからの長い間、一人で闘い続けていたのだと思うと尊敬しかありません。
稽古は辛く大変だと思いますが、陰ながら応援しておりますので頑張って下さい。
バナナ美味しいですよね。
レ・ミゼラブルも
楽しみですが
コメディも、
声のお仕事も、
これからもいろいろな
相葉裕樹さんが
みられるといいな…
たくさんの素敵な景色を
期待しています…♡
素晴らしい記事を
どうもありがとうございました!
レミゼラブル、そしてアンジョルラスにかける思いをしかと受け取りました。
もう、本当に期待しています!
ファンも心して帝国劇場に向かいますね。
『相葉裕樹さん出演の作品を観る事』が最大の楽しみですので、
更めて、カテゴリーに対しての意識を知る事が出来、今後も益々、相葉裕樹さんに魅せていただけそうで、わくわくします。
筋トレ、weight upで、容姿からも体現を図る相葉裕樹さんの、着々とアンジョルラスに近づいてゆく様子に頼もしさを感じます。
相葉裕樹さんであって相葉裕樹さんではない相葉裕樹さんを観られる事も、役者さんのファンの醍醐味のひとつ…
こちらの記事を繰り返し拝読しながら、
観劇の日を、一日千秋の思いでお待ちしております。
今まで見たことがない相葉さん、そして新アンジョに出会えるのではないかという期待感が高まりました。私も第1幕ラストのシーンが早く見たいです。
HEADS UP!の再演も楽しみですが、ミュージカル以外の相葉さんも見たいので、幅広く活躍して頂けたら嬉しいです。また楽しみが増えました。