ミュージカル『フランケンシュタイン』が、2020年1月30日(木)に日生劇場での東京公演を終え、2月14日(金)から2月16日(日)に愛知芸劇場大ホールで愛知公演、2月20日(木)から2月24日(火)に梅田芸術劇場メインホールで大阪公演が行われます。2017年に初演され熱狂的なファンを生んだ作品が、ほぼ同じメインキャストの続投で再演されており、新たな熱狂を起こしています。メアリー・シェリー作の小説「フランケンシュタイン」から着想得て制作された韓国発のミュージカル。メインキャスト全員が対象的な2役を演じることや、メロディアスで壮大な音楽はもちろん、ビクター・フランケンシュタイン&ジャックを演じる中川晃教さんと柿澤勇人さんと、アンリ・デュプレ&怪物を演じる加藤和樹さんと小西遼生さんが、それぞれダブルキャストで演じており、この4パターンの組み合わせによる違いなど、深みにハマる要素に溢れた作品です。
初演時に、これ以上書けることはないくらいのロングレポを書かせていただきました。(https://ideanews.jp/backup/archives/37194)これをふまえて、再演の4組を観終えて、何を書こうかなと悩みましたが、やはり、再演における4組の違いと、初演からの変化や進化について書き進めていこうと思います。ただ、開幕して1週間のなかで観た4組と、それ以降に観たときでは、「え!? 変わってる…」と思ったこともありました。一回一回重ねるごとに、変化していくのも舞台の醍醐味だと思います。また余白の多い作品なので、観る人によっても感じることはさまざまでしょう。「そうじゃない」と思われることもあるかもしれませんが、ご容赦ください。
私も初演からこの世界観にハマり、再演を心待ちにしていたひとりです。3年の月日というのは、こんなにも人を進化させるのかと、嬉しい驚きを持って観劇しています。出演者のみなさんも演じるのが大変な作品だとさまざまなところで話されていますが、観るほうもかなりの体力を使う作品。出演者の尋常ではない熱量に圧倒され、呼吸するのを忘れてしまうような、観終えたときの疲労感は、なかなか他の作品で体感できない経験になっています。
では、なぜ熱狂的にハマる人々がいるのか。一番の要素は、命と人生を懸けた男と男の“愛と友情”を強烈に描き、演じる4人のキャストがすざまじい熱量でそれを体現しているからだと思います。そのエネルギーには、キャスト自身の“個性”や“らしさ”が嫌が応にも見え隠れし、役自身の個性と化学反応を起こします。その激しいぶつかり合いが、さらに4通りに化学反応を起こし、その熱が作品全体、劇場全体を覆い尽くしています。
中川さん、柿澤さん、加藤さん、小西さん、4人の地力が3年の月日でこんなにも進化していたのかと改めて驚きました。2017年の初演以降、皆さんの出演作品の9割は拝見してきているので、その進化の過程を観てきたつもりでしたが、同じ作品で観るとこんなに違うものかと嬉しい驚きでした。四角にいる4人が、外向きにそれぞれのパワーで力を放っていたのが初演とするならば、内向きに手を携えて、より大きくなった力を全員で放っているのが、現在行われている再演というイメージ。同じく初演からの続投組である、音月桂さん、鈴木壮麻さん、相澤一之さん、メインキャストで今回唯一の初登場となる露崎春女さん、続投組と初出演組が合わさったアンサンブルの皆さん、その全ての舵取り役である演出の板垣恭一さんをはじめとするスタッフの皆さんの、すべての力が結集した成果なのだと思います。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、キャストそれぞれの魅力やダブルキャストについての感想などを掲載しています。
<有料会員限定部分の小見出し>
■キャストのみなさんが命を削って生きる世界にのめり込む。その感覚は変わらない
■最初に心が動いたのはリトルビクター。大矢臣と小林佑玖の芝居に観入ってしまった
■(中川)周囲への思いや迷いが滲み出る。剛柔自在の巧みな歌唱、唯一無二の天才ビクター
■(柿澤)相槌ひとつに唸らされる。ビクターの壁が崩れたときの無防備な弱さは目が離せない
■(加藤)艶やかな魅惑的低音に嬉しい衝撃。能動的に物事を選択して生きる強さを感じるアンリ
■(小西)その芝居にどうしても気持ちが持っていかれる。知的で優しくて温かいアンリ
■(中川&加藤)魅惑的な歌声に耳と心が喜ぶ。(柿澤&小西)緻密な芝居の応酬に心奪われ
■(中川&小西)“リアルな親友”感。(柿澤&加藤)最も辛くなるペア
■(音月)凄まじいカトリーヌの迫力。(露崎さん)最後のピースがハマった
■伝説の初演&再演として語り継がれるであろうみなさんに、最大の敬意を
※こちらはYouTubeのTohoChannelに掲載されている『Frankenstein』2020PV【舞台映像Ver.】です。
<ミュージカル『フランケンシュタイン』>
【東京公演】2020年1月8日(水)~1月30日(木) 日生劇場(この公演は終了しています)
【愛知公演】2020年2月14日(金)~2月16日(日) 愛知県芸術劇場大ホール
【大阪公演】2020年2月20日(木)~2月24日(月) 梅田芸術劇場メインホール
公式サイト
https://horipro-stage.jp/stage/frankenstein2020/
特設サイト
https://www.tohostage.com/frankenstein/
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- 「ふたりともお調子者」、小西遼生・伊礼彼方(下) 2022年9月25日
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■キャストのみなさんが命を削って生きる世界にのめり込む。その感覚は変わらない
初演がはじまってすぐ、私自身、身近な命が終焉に向かうことを突きつけられ、人生初めての経験をしながら、この作品を観ました。生命に執着するビクターには否が応でも心揺さぶられましたし、キャストのみなさんが命を削ってそこに生きている様は、強烈な体験でした。振り返れば、あの時自分は通常の感覚ではなかったのかもしれない。だから、作品世界にのめり込んだのだろうか。そんな思いもありましたが、再演を観て、当時の感覚と今の感覚は変わっていませんでした。孤独を抱えて生きてきたビクターとアンリが、魂の伴侶と言えるくらいの相手に出会い、人生を懸けるテーマ“生命創造”に手を携えて身を投じた結果、訪れた悲劇。盲目的に突き進む姿が、痛々しくもあり、崇高でもあり、憧れにもなる。その様を見逃したくないと、リピーターが増えていく。ハマる人と、ハマらない人に、分かれるのもよくわかります。
■最初に心が動いたのはリトルビクター。大矢臣と小林佑玖の芝居に観入ってしまった
今回、一番最初に心が動いたのは、リトルビクターでした。ビクターの姉エレンが、ビクターが子供の頃に起きた“亡霊”についてアンリに聞かせる場面は、リトルビクターが主軸となります。“亡霊”とは、“良くない過去”のこと。今のビクターに成長した原因とも言える出来事を、リトルビクターが演じていきます。リトルビクターを演じているのは、大矢臣さんと小林佑玖さんです。共に、2019年『レ・ミゼラブル』でガブローシュとして戦い生き抜いたふたり。さすがだなとふたりの芝居に観入ってしまいました。大矢さんはとにかく芝居も歌も上手い。将来どんな名役者になるだろうかと期待が膨らみます。小林さんは、小柄で可愛らしい外見もあいまって、その繊細さに切なさが募ります。死んだ母を蘇らせようとして目覚めた、生命創造への欲求と情熱を、彼らが狂気をもって子供らしくなく演じています。あんな天才子供がいたら、周囲に気味悪がられても仕方ないなと思わせてくれるからこそ、大人になったビクターの偏屈具合や不器用さ、生命創造への執着に納得させられます。
■(中川)周囲への思いや迷いが滲み出る。剛柔自在の巧みな歌唱、唯一無二の天才ビクター
続いて4人についての印象です。初めてそれぞれのダブルキャストを観た方は、その違いに驚くでしょう。役作りはもちろん、舞台上の動きも含めて、違うこともOKという作り方をされているので、その違いに併せて対応されているシングルキャストのみなさん、技術スタッフのみなさんがすごいなと思います。同じ役で、上手に動く人と、下手に動く人がいれば、関わる人の芝居はもちろん、スタッフワークも変わりますよね。
中川さんを観て一番感じた変化は、ビクターの周囲への思いが常に垣間見えたこと。初演時は、周囲に目もくれずに、生命創造のみに突き進む様子が印象的でしたが、今回は、特にジュリア(音月さん)、ステファン(相島さん)、エレン(露崎さん)と向き合う時に、その思いや迷いが滲み出ていました。初演時、ジュリアに対する愛はまったく感じないなと突っ込みたくなった結婚式の場面、今回は3年の月日で愛を育んできたことがよく伝わってきます。感情の裏側が見え隠れするのですが、次々と起きる出来事に呆然として、ビクターは自身の感情についていけないんだなと思いました。そして、初演からさらに磨きがかかった剛柔自在の巧みな歌唱に魅了され、中川さんにしか演じられない、唯一無二の天才ビクターを演じています。天才度や感情の揺れ動きが、回によって違うのも面白いです。中川さんのジャックは、妻エヴァに完全に尻に敷かれている年下男子。エヴァに認められようと一生懸命な様子は可愛らしくもあります。
■(柿澤)相槌ひとつに唸らされる。ビクターの壁が崩れたときの無防備な弱さは目が離せない
柿澤さんは、さすがの芝居力。2019年はミュージカルを1作品も出演されずに、ストレートプレイと映像作品に出演されていましたが、特に『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』の芝居は素晴らしくて衝撃でした。その積み重ねた芝居力がミュージカルでも存分に発揮されるのが、柿澤さんの強み。相槌ひとつに唸らされます。初演時は激しい感情が先走り、その熱情に気持ちが持っていかれると思いましたが、今回はきっちり作り上げられているのだろうと思いました。その芝居と進化した歌唱が合わさった表現力によって、ビクターという人間への興味に駆り立てられました。周囲に分厚い壁を立てて、極力俗世間を遮断し、生命創造の探求にのめり込む様と、アンリへの熱烈な友情のみに生きる姿は、痛々しく脆い。壁が崩れたときの無防備な弱さは目が離せなくなります。対してのびのびと演じているジャックは、面白おかしく狂気で、お友達になりたくない強烈な恐さを感じます。
■(加藤)艶やかな魅惑的低音に嬉しい衝撃。能動的に物事を選択して生きる強さを感じるアンリ
加藤さんの第一印象は、“大きくなった”。鍛え上げられた肉体はもちろんのこと、存在感が増したと感じました。この3年の経験が、こんなにも迫力として違うものかと。そして、低音の魅力が素晴らしく、「え!? こんなに艶やかで魅惑的な低音が!?」と嬉しい衝撃でした。加藤さんのアンリには、能動的に物事を選択して生きる強さを感じます。一幕後半、アンリはビクターを庇って自らが殺人犯となり死刑になります。その死刑台に向かう時に歌うナンバー「君の夢の中で」では、ビクターの研究材料となって成功する未来に、喜びすらも感じて飛び込んでいくようで、その強烈な笑顔は恐くも感じました。怪物になってからも、人間に対する、自らを創造したビクターに対する憎しみの念が強く、観ていてキツイ。ただ、東京公演後半は大分印象が変わり、アンリが柔らかくなり、怪物の哀しみも強くなったように感じました。
■(小西)その芝居にどうしても気持ちが持っていかれる。知的で優しくて温かいアンリ
小西さんは、今回私が一番泣かされた要因かもしれません。その芝居にもはや翻弄されました。アンリとしても、怪物としても、どうしても気持ちが持っていかれるんです。初演は、男らしいという言葉がハマるような、もっとクールで硬質なイメージがありました。今回は言葉で表現するならば、その逆で“柔和”。アンリは知的で優しくて温かくて、周囲の人間も魅了されるだろうなと思う青年。ジュリアも、エレンも、ルンゲも、彼を信頼してビクターを託すだろうなと思いました。死刑台に向かう場面は、ビクターを思い彼のために犠牲になる決意をしながらも、ひとりの人間として、これは本意ではないのだろうと感じました。怪物はもちろん恐さはあるものの、物語の後半に向けて、哀しくて寂しい人間に見えてきます。北極で迷子の少年に話を聞かせた後の、孤高の涙は痛々しく忘れられません。
■(中川&加藤)魅惑的な歌声に耳と心が喜ぶ。(柿澤&小西)緻密な芝居の応酬に心奪われ
では、その4人が組み合わさるとどうなるのか。技術面に着目すると、中川さん&加藤さんペアの魅惑的な歌声の数々に耳と心が喜び、柿澤さん&小西さんペアの緻密な芝居の応酬に心奪われました。中川さん&加藤さんは『怪人と探偵』で対談取材をさせていただきましたが、この3年間でより信頼を強めています。おふたり自身に、無言の強き絆を感じるところがあり、運命的な繋がりを感じてしまうペアでもあります。超然と険しき道を突き進む天才ビクターを、積極的に支えるアンリという印象。
柿澤さん&小西さんは、パーフェクトな見え方というか、あの魅力的なアンリにしか心を許さないビクターに納得させられるというか。我の強いビクターを、アンリが包み込むような美しい図式が見えました。だからこそ死刑を受け入れるアンリに、泣き縋るビクターが辛すぎる。物語として出来過ぎな気もするくらい、王道な悲劇だなと思いました。
■(中川&小西)“リアルな親友”感。(柿澤&加藤)最も辛くなるペア
そして、中川さん&小西さんペア、柿澤さん&加藤さんペアは、初演と同じ印象でした。“同じ”というのは、語弊があるかもしれません。まず、中川さん&小西さんは、対等な男と男の友情色が濃く感じられます。そこが初演と変わらないのですが、“剛と剛”から“柔と柔”へ印象が変わりました。中川さんがビクターの弱みを見せる芝居をしている分、小西さんアンリの優しさや柔らかさとあわさって、なんだかリアル。実際に同い年生まれのふたりの、これまでの歩みを重ねて、“リアルな親友”感を強く感じました。
柿澤さん&加藤さんは、観ていて最も辛くなるペア。初演を観た時と同じ感想を抱きました。初演レポで、「ひたすら孤独を背負って生きてきたふたりが出会うべくして出会い、互いの半身を見つけた、運命のふたりに見えた」と書きましたが、青臭さが残る青年たちの出会いが、成長した男たちの出会いに変化して見えたものの、お互いしかいない様が独特だなと思いました。アンリにしか心を開かないビクターと、ビクターのために喜んで死に飛び込むアンリは、抗えない運命のなかでもがくふたり。救いようがない闇を感じました。
この物語、ラストシーンは、北極でビクターと怪物が対決して、エンディングを迎えますが、結構観る度に印象が変わるんです。果たして怪物なのか、アンリなのか、その割合が日々違うように感じて、心に残るものが変わるというか。怪物のなかに、アンリの記憶がどのくらいあるのかは、加藤さんも小西さんも明確には明らかにされていませんが(プログラムや、様々な取材など)、余白と余韻の多いこの作品のポイントでもあるなと思います。アンリ&怪物によって、作品の印象が変わるんだと思ったのは、再演での発見でした。
■(音月さん)凄まじいカトリーヌの迫力。(露崎さん)最後のピースがハマった
最後に、触れておきたいのは、ジュリア&カトリーヌを演じる音月さんと、エレン&エヴァを演じる露崎さんです。音月さんの進化にも魅了されました。2019年に上演された『オレステイア』の激しい芝居に息を飲みましたが、今回の再演でカトリーヌの迫力が増大していて驚きました。特に、ソロナンバー「生きるということは」は圧巻。この地獄から這い出て生きたいという凄まじいエネルギーに圧倒されました。ビクターをひたすら愛して支え続ける無垢なジュリアと、対照的な2役を本当に巧みに演じ分けていました。
露崎さんはシンガーソングライターで、今回が初舞台ですが、難しい二役エレンとエヴァを、露崎さんならではの歌声と表現力で見事に演じられています。シンガーの方が初めてミュージカルに出演されるのは、もちろんこれまでにもたくさんの方々が経験されていますが、その初日を拝見したのはおそらく初めてです。初演で濱田めぐみさんが熱演されたこの役が、私は大好きでしたし、初めて拝見する露崎さんはどんな感じになるんだろうと、期待半分不安半分で拝見。最後のピースがハマったような感覚で腑に落ちました。エレンには、あんなお姉さんがほしいと思うくらい、包容力と優しさを感じますし、エヴァの暴力性としたたかさは強烈です。ぜひ、今後他のミュージカル作品でも拝見したいと思います。
■伝説の初演&再演として語り継がれるであろうみなさんに、最大の敬意を
再演を通して、この作品はキャスティングが命だなと思いました。まず、対照的な2役を演じられる歌唱力と芝居力を持った役者でなければ、きっとこの過酷な芝居を演じきれないだろうということ。そして、特に、ビクター&ジャック役、アンリ&怪物役を演じる方々の人間力が、それぞれの役の魅力として無意識レベルで出てしまうということ。今後、この4人が揃うことはおそらくもうないだろうと想像しますが、逆に、今後こんな人やあんな人で観てみたいと思えるようにもなってきました。
今回の再演舞台がDVD発売されることが発表されました。舞台は生で観るのがもちろん最大の喜びですが、再び映像で観ることができるのも嬉しいです。伝説の初演&再演として語り継がれるであろうみなさんに、最大の敬意を表して、筆を置きたいと思います。今年もぜひ、みなさんのご意見をコメント欄でお聞かせいただけたらうれしいです。
素敵なレポートありがとうございました。
岩村さんの、プロのライターさんの立場では書き難いことも多いかと思いますが、それでも私たち「フランケンシュタイン」を愛して止まないファンの声を代表して(?)演者さん・制作者さんのみなさま方に、この「想い」を届けて下さって、感謝!です。
名古屋・大阪も私は追いかけます!
3年間待ちに待った再演。
キャストスケジュールや演目の過酷さ故にそう簡単には行かないだろうとも思っていました。
再演決定の第一報を聞いた時の喜びといったら、、
岩村さんのフランケン愛に胸打たれつつ、うんうんと何度も頷きながら拝読しました。
1度しか観劇出来ない身としてはDVDが待ち遠しいです。
とても素晴らしいレポートをありがとうございました。
いつも岩村さんのレポは痒いところに手が届くというか、今回もウンウンと頷くばかりです。
主要キャスと4人がそれぞれ魅力・力量を増幅しているだけだなく、公演中に4人が4人とも化学変化を起こし続けていて、こんなに目が離せない公演ってあるかなと思います。
主要キャスト以外の演者さん達も、キャラクターの人生が見えてくるような深いお芝居をされていて、本当に本当に目が離せません。
DVD化ばんざいですね♬
今回も素敵なレポをありがとうございました。
名古屋と大阪も楽しみですね♬♬
素晴らしい記事で、今胸が熱くなってます。
岩村さんもフランケンシュタインが本当にお好きなんですね・・・!
喜ぶ立場ではない(制作側でないという意味で)ですが、とてもとても嬉しいです!
私もキャストの皆さんの3年間の蓄積を感じて震えたひとりです。
好きな演目が再演される、そのことだけでも嬉しいのに、それぞれに高まった演技力、歌唱力を駆使して作品に取り組んでいることがビシビシと伝わってきて、圧倒される2020年版でした。
ビクターとアンリ、そして怪物の魂はどこへ向かったのか・・・演者さんにはスタッフさんには本当に過酷であろう作品ですが、今後も繰り返し観たいと思っています。
素敵な記事をありがとうございました!
そうです、そうです、そうなんです。
再演ブラボーな小西遼生さんのとっても優しい紳士なアンリと哀しみのカタマリの怪物。
歌もお芝居も本当に進化されていて、私も思っていてた事を記事にしてくださったような感覚です。
素敵な記事をありがとうございます!
素晴らしい記事をありがとうございます。自身も全ペア拝見し、特に加藤さんの回は多く通いました。本当に毎回違う…舞台ならでは、この作品とキャストならではの魅力に圧倒されました。そんな心中を余すところなく代弁していただけ感謝の気持ちでいっぱいです!