『スター・ウォーズ』『ジョーズ』『E.T』『ジュラシック・パーク』『ハリー・ポッターと賢者の石』などの映画音楽で知られる米国の作曲家、ジョン・ウィリアムズさんの音楽をレナード・スラットキン指揮フランス国立リヨン管弦楽団が演奏する「グレイテスト・ヒッツ: J.ウィリアムズの映画音楽」が、2016年6月27日(月)に大阪のフェスティバルホールで、6月29日(水)に東京のNHKホールで開かれます。
このプロジェクトは、フランスのリヨン管弦楽団の来日ツアーに合わせて、行なわれる特別公演です(リヨン管弦楽団2016年来日ツアーについては⇒ここをクリック)。フランス南東部の都市・リヨンは、リュミエール兄弟が映写機(スクリーンに投影するシネマトグラフ)を発明した映画発祥の地として知られているほか、「絹の街」「美食の街」「古代ローマ遺跡の街」の愛称を持つ文化都市です。
フランス国立リヨン管弦楽団は、1905年に創設されたリヨネ・コンサート協会にはじまる由緒ある楽団で、1969年にオーケストラとなり、1983年に名称を「フランス国立リヨン管弦楽団」にあらためました。準・メルクルやデイヴィッド・ロバートソンが音楽監督をつとめ、透明な色彩的サウンドが持ち前。2011年にレナード・スラットキンが音楽監督に就任しました。
今回の来日公演を指揮するレナード・スラットキンは、ロサンジェルス生まれ。1979年から1996年までセントルイス交響楽団の音楽監督をつとめ、現在はフランス国立リヨン管弦楽団およびデトロイト交響楽団の音楽監督。父親は20世紀フォックス・スタジオ・オーケストラのコンサートマスターで指揮者、母親はワーナー・ブラザーズ・スタジオ・オーケストラの第一チェリストと、映画音楽に囲まれた環境で育ち、幼少期にスラットキン家に出入りしていたというJ・ウィリアムズはレナード・スラットキンについて「アメリカで最も熟達していて貢献的、宝のような音楽家」と評しています。
『ジョーズ』の低音で始まるテーマには、スラットキンの母親が実際の録音に参加しており、今回の公演では演奏の合間にスラットキン自身が「思い出話」を紹介することになっています。
<公演情報>
グレイテスト・ヒッツ: J.ウィリアムズの映画音楽
The Magical World of John Williams With Personal Talk by Leonard Slatkin
指揮: レナード・スラットキン
オーケストラ: フランス国立リヨン管弦楽団
【大阪公演】2016年6月27日 (月) 19:00 開演 フェスティバルホール
⇒http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=554/
【東京公演】2016年6月29日 (水) 19:00 開演 NHKホール
⇒http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=555/
<演奏曲目(予定)>
『フック』から ネヴァーランドへの旅立ち
『ジュラシック・パーク』から テーマ
『ジョーズ』組曲
『シンドラーのリスト』から テーマ
『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』から レイダース・マーチ
『E.T』」から 地上の冒険
オリンピック・ファンファーレとテーマ
『ハリー・ポッターと賢者の石』から ハリーの不思議な世界
『未知との遭遇』から
『スーパーマン』から スーパーマンのマーチ
『スター・ウォーズ』組曲
※「グレイテスト・ヒッツ: J.ウィリアムズの映画音楽」以外のプログラムを含む「フランス国立リヨン管弦楽団 2016年6月 来日ツアー」の情報などはこちらをご覧ください。
⇒http://www.kajimotomusic.com/jp/artists/k=233/