ミュージカル『ラパチーニの園』が、2026年2月20日(金)から3月1日(日)まで新国立劇場 小劇場で上演されます。リザベタ役の珠城りょうさんのインタビュー後編です。「下」では、「軽やかさ」を大切にされているというお話、現場でのコミュニケーションや、珠城さんの現場でのあり方などを伺った内容と、作品を楽しみにされている方へのメッセージを紹介します。

ーー愛がテーマということで、今、珠城さんがめちゃくちゃ愛でているものや、愛しているものなどありますか? どうしても忘れられないものとか。
愛してやまない……私はたぶん、全然執着がないんですよね。
ーーそうなんですか!
大事にしてるものはたくさんあるんですが、執着はないので(笑)。ちょっと待ってください……あ、これはあまり言っていないかもしれないですが、私自身が大切にしてるのは「軽やかさ」です。人と関わる上でもそうですね。
ーーすべてにおいてですか?
そうですね。それはフットワークが軽いとかではなくて、人と関わる時などもそうなんですが、現場の空気が重くなるのがあまり好きじゃなくて。そういう時に、その場の空気や雰囲気を、ちょっとふわっと軽くしたいと思うタイプなんですよ。なので、初めましての現場に行く時も、その空気感を纏っていく感じです。
ーーそれはスイッチを入れないと纏えないものですか?
そういうわけでもないですが、割と現場に行く時はそのスイッチで行っています。現場に行く時は無意識にそういうモードになるのか、それはちょっとわからないですが。
ーーその軽やかさは、日常というよりは、オンの時にむしろ意識されているんですか?
オンの時の方が多いかもしれません。どちらかというと、オフの時はのんびりゆったりな感じなので、オンの時の方が軽やかなスイッチが、クッて一個入る感じはありますね。
ーーなるほど。軽やかさというスイッチを入れるんですね。
今ふと考えるとそうかもしれません。
ーーいつ頃からそうですか?
退団してからの方がそういう空気ですね。私が勝手に思っているだけかもしれないですが、元宝塚男役のトップって「クールなのかな、ちょっと話しかけづらいのかな」と思われることが多くて、「私はこういう人間ですよ。全然話しかけてもらって大丈夫です」というのを自分が先に出すというか。だから、新しい現場に入る時は、そういう空気を先に出して、自分からコミュニケーションを取るようにしています。
ーーそういう時は、どうやって軽やかさを出すんですか?
挨拶です。他には、共演する人の直近の仕事などを調べていって、共通するところ、例えば自分が過去に共演した人と共演していたら、「この前〇〇さんと共演したんですけど、何々に出られてましたよね」というのが話の種になったりするので、そういう感じのことをしていったり。
ーー準備していくんですね。
そうですね。短い期間できちんとコミュニケーションを取って、作品を作っていかなければいけないので。必要ないという人もいるかもしれませんが、そういうところでのギクシャクしたものがない状態で、作品をフラットに作っていける方が、私はいいなと思っていて。壁がない方がいいなと。
<取材協力>
ジレ・ワンピース・パンツ(JUNKO KITO)
イヤリング・リング(セシル・エ・ジャンヌ)
ネックレス・バングル(ウノアエレ ジャパン)
靴(セルジオ ロッシ)
スタイリスト:久保コウヘイ
ヘアメイク:河上智美【Rouxda.】
※アイデアニュース有料会員限定部分には、珠城さんの現場でのあり方などを伺った内容や作品を楽しみにされている方へのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■共演者のみなさんについての小ネタを持っておく。舞台は、稽古の合間にいろいろなお話もできるから
■アンサンブルもメインキャストも、カンパニーとしてはひとつ。垣根なくというスタンスは宝塚時代から
■気を遣われているとそれを感じてしまう。コミュニケーションを取って、現場の空気を柔らかく
■ヒリヒリするような人間の本質をついている内容。小劇場ならではの距離感を楽しんでいただけたら
<ミュージカル『ラパチーニの園』>
【東京公演】2026年2月20日(金)~3月1日(日) 新国立劇場 小劇場
公式サイト
https://rappaccini.jp
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