音楽劇『コーカサスの白墨の輪』が2026年3月12日(木)から、30日(月)まで世田谷パブリックシアターで、4月11日(土)と12日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで、4月18日(土)と19日(日)に岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場で、4月24日(金)と25日(土)に鳥栖市民文化会館 大ホール(佐賀)で、5月2日(土)に春日井市民会館(愛知)で上演されます。
料理女・グルーシェ役を演じる木下晴香さんのインタビュー後編です。「下」では原作を読まれての印象、瀬戸山さんが未来の物語として描いているというお話、共演されるみなさまについて、未来について考えること、目の前のことに一生懸命取り組んできたというお話などを紹介します。

(※稽古開始前に取材しました)
ーー原作を読まれていたら、その印象を伺えますか?
何十年も前の、第二次世界大戦の頃の話ですが、今の私たちにも刺さるくらい、共感できてしまいそうな胸のざわつきがありました。「歴史は繰り返す」というワードが、悲しく浮かんでしまいました。今回は瀬戸山さんが未来の物語として書かれますが、そこにも戦争が存在しています。その中で人間がどう在れるのかということについて、現実を描きながらも、希望や願いが込められている作品だなと思うので、演じるグルーシェ役が希望の光になれたらと強く思いました。読んでいて素直に面白かったです。
人間らしいというのか、人間の愚かさを持つ人たちが出てきて、最終的にどのような判決が下されるのかと、読みながら素直にワクワクしましたし、ご覧いただく皆さまにも楽しんでいただけると思います。難しすぎなくて、観やすいのではないかな、なんて思いながら。きっと、ブレヒトの戯曲と聞くと、ちょっと構えるところがあるかなと思うんです。
ーーそうなんです。難しいのかなと思ったり。
でも、読んでみたらすごく素直に楽しめました。
ーー共演者の方々が魅力的で、なんと素敵な座組みだろうと思いました。皆さまについては、いかがですか?
本当にお一人お一人について熱く語りたいんですけど……。まずは、平間壮一さん。私のデビュー作のロミジュリ(『ロミオ&ジュリエット』)以来で、ロミジュリでは再演でもご一緒しておりますが、舞台上ではワンシーンで少し絡んだぐらいの関係性でしたから、今回はこんなに大切な役柄同士でお芝居できるので、どんな感じなんだろうと。壮ちゃん(平間さん)とお芝居をこんなにしっかりとしたことがないから、ワクワクが大きいです。あとは今回、saraちゃんと対峙できるんだなと。
ーー芝居力が魅力のおふたりが、どのような芝居を見せてくださるか、期待しかありません……!
ありがとうございます。saraちゃんと作品でご一緒するのは初めてなのですが、その存在を知ってからとっても気になっていた俳優さんで、今やファンです。私は歌とダンスから(このお仕事に)入った感覚があるのですが、saraちゃんは文学座に在籍されていて、全く違う畑からお芝居を鍛え上げてきた方ですし、こんな役でラストの方に対峙できるなんて!と、恐縮ですが、本当にとても楽しみです!
そして、気心知れた、リリちゃん(加藤梨里香さん)。一路(真輝)さんとは帝劇コンサートでご一緒して、とてもよくしていただいて、頼れる存在です。今回物語を導いてくださる役どころなので、歌声もすごく楽しみです。眞島(秀和)さんは初めましてなのですが、あの役をどう演じられるのかということも、ご一緒させていただけるのもとても楽しみです。
ーーこの作品に向けて、楽しみにされている皆さまにお伝えしたいことはありますか?
今の日本を普通に生きていても、どこかしら肌感覚で感じるざわざわした部分ですとか、今の私たちがこの『コーカサスの白墨の輪』という作品を見てハッとすることや、改めて大切にしたいと思うことなどが見えてくる作品になるのではと思っています。チラシに「人間は今より『マシ』な存在になれるのか」というワードが書かれていますが、この作品を通して人間の可能性や、言葉のいい意味の可能性を信じたくなるような作品にできたらなと。頑張りたいです。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、未来について考えること、目の前のことに一生懸命取り組んできたというお話などを紹介します。などインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■世田谷パブリックシアターに前回立ったとき、舞台上でアップしながら「すごく歌いたくなる!」と思った
■遠い未来についてはあまり考えきれないが、最近は世界のことなどを特に考えるようになった
■戦争が過去のものではなくなってきている感覚がある。「私には何ができるだろうか」と思ったりする
■目の前のことを精一杯、今のベストで。一生懸命取り組んだら、いつも思いもよらないところに進んできた
<音楽劇『コーカサスの白墨の輪』>
【東京公演】2026年3月12日(木)〜3月30日(月) 世田谷パブリックシアター
【兵庫公演】2026年4月11日(土)〜4月12日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【岡山公演】2026年4月18日(土)〜4月19日(日) 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場
【佐賀公演】2026年4月24日(金)〜4月25日(土) 鳥栖市民文化会館 大ホール
【愛知公演】2026年5月2日(土)〜5月3日(日・祝) 春日井市民会館
公式サイト
https://setagaya-pt.jp/stage/25041/
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