2026年1月22日(木)から2月8日(日)まで東京・東急シアターオーブで、3月1日(日)から8日(日)まで大阪・オリックス劇場で上演される『PRETTY WOMAN The Musical』で主人公ヴィヴィアン役を演じる星風まどかさんと田村芽実さんのインタビュー後編です。「下」の無料部分では、合同取材の後半の内容を、有料部分では、アイデアニュース独自取材の後半の内容を紹介します。無料部分ではビジュアル撮影時のエピソードや、城田さんの印象についてのお話など、有料部分ではお二人がミュージカルで大切にしていることなど、アイデアニュース独自取材の内容を紹介します。

(合同取材:後半 ※9月にインタビューしました)
――オーディションの過程や撮影の段階で、ジェリー・ミッチェルさんから「こういうふうにして!」という言葉などはありましたか?
田村:映像審査で見ていただいたくらいなんです。
星風:ジェリー・ミッチェルさんとはこれからだと思いますので、期待を裏切らないように頑張ろうという気持ちはあります。(田村さんに)撮影の時は、衣装を着てどうでしたか? すごい衣装ですよね!?
田村:大変でした! ダイエットしなきゃ!とか。
星風:くびれがきゅっとしていて素敵です!
田村:撮影はすごく楽しかったです。
星風:メイク中に笑い声が聞こえてきました。
田村:すごく楽しかったですし、エドワード役の城田さんもすごく気さくな方なので、楽しく作っていけそうだと感じています。共演の皆さんとは初めましてですか?
星風:石田ニコルさんは、今、『マリー・キュリー』で友人役としてご一緒していますが、他の方は初めましてです。
田村:私も初めましての方が結構多いです。
星風:撮影の時に、カメラマンの下村(一喜)さんとも初めましてでしたが、「違うよ!」、「もっとやるよ!」、「殻を破れ!」と、熱く鼓舞されて(笑)。
田村:アハハハハ!
星風:ビジュアル撮影で着ている赤いドレスが、上品じゃないですか。そうなると、癖でスンッとしちゃうんですが、「ヴィヴィアンは違うよ!」と言われました。まだまだですが、ビジュアル撮影で、殻にひびが入った感じです。とにかく、撮影がすごかったです。
田村:確かに、ダンスレッスンみたいな撮影で、今までにない感じでした。
星風:楽屋に帰ってこられた時……。
田村:くったくたでした!
星風:楽しかったですよね!
――今、お話にありました衣装ももちろん、音楽も作品の魅力だと思うのですが、そのあたりはいかがですか?
田村:ずっとサントラを聴いています。ハッピーなミュージカルだから、ハッピーな音楽ばかりではあるんですが、耳心地のいい曲も結構あって、浸れる感じです。音楽は好きですね。
星風:私は、オーディションで歌った曲が難しくて。
田村:難しい!
星風:お芝居の流れで歌うとなると、息の流れも感情も変わってくるから、どうなってしまうだろうと、今からドキドキしています。難しいけれど、キャラの心情や状況やハッピーさが、ふわっと耳からも浮き出ているような、立体的な楽曲ばかりなので、難しいからこそ頑張って、しっかりと歌い込んで、役として歌えるようになりたいです。
――ダンスナンバーもありますか?
田村:歌もお芝居もあるけどダンスがない、みたいなヒロインは、結構経験があるんですが、今回はダンスもある!頑張らなきゃ!みたいな感じです。
星風:『キンキーブーツ』の時、誰よりもノリノリでしたよ!?
田村:アハハハハ! でも、(星風さんは)男性の方と組むこととか、絶対得意でいらっしゃると思いますが、そういうシーンもあるんですが、私は急に……何て言うんだろうな……
星風:カチコチに?
田村:そう! カチコチになるので、頑張らなきゃと思っています。
星風:田村さんのリズム感が、さすがだなと思います。私はこれまで、ヨーロッパの人物を演じることが多くて、ノリやビート感みたいなものは、国によって全然違うんですよね。そういうエッセンスを教えてください。
田村:私は、はすっぱな役を演じることのほうが多かったので、確かにそういうところは真逆かもしれないですね。
――城田さんとは、どんなお話をされましたか?
星風:お二人が一緒に歌っていらっしゃるYouTubeを見ました。
田村:ああ! ディズニーの楽曲をNHKさんで一緒に歌いました。面白い方じゃないですか?
星風:私はビジュアル撮影の時しかご一緒していなくて、多分カチコチすぎて、言葉もカタコトだったと思います……(苦笑)。
田村:そうなんですか!? 本当に人見知りされるんですね?
星風:……(小声で)はい。
田村:撮影が楽しくなっちゃって、城田さんにいっぱい話しかけちゃったんです。そしたら城田さんもひとつひとつに丁寧に答えてくださって…気づいたら漫才みたいになっちゃうくらい気さくな方でした。
星風:仲良しじゃないですか。
田村:いや、まだ全然です。本当に優しくて、面白い方だなと思いました。
星風:私は人見知りすぎて、撮影の時の楽屋で、私がいたかどうか覚えていらっしゃらないと思うんですが、すみっコぐらししてたんですけど……(笑)。城田さんの言葉のチョイスが面白いのを勝手に聞いていて、すごく気さくな方なんだなという記憶は確かにあります。
田村:(笑)。
星風:撮影の時に、「星風!ネクタイ引っ張って!」といきなり(カメラマンの下村さんに)言われて頭が真っ白になってしまって、「す、すみません!」みたいな感じになってしまって。城田さんは身長が大きくて、「何でもやっていいよ」と言ってくださって、身長に比例した器の大きさみたいなものはよく覚えています。
田村:面白かったり優しかったりする方ですが、その中に垣間見える繊細さみたいなものも感じていて、そういったところも素敵だし、エドワードっぽいなというか。そして、ヴィヴィアンが入り込む隙がありそうで、そこもエドワードっぽいなと、勝手に感じています。
星風:そうなんですね! あ、聞く側になっちゃった……(笑)。
――お客さまに向けて、意気込みや観ていただきたいところなどをお聞かせください。
田村:日本版の初演ですし、楽しみにしていただきたいです。私は映画が公開された時代には生まれていませんが、両親からは『プリティ・ウーマン』は青春だったと聞いていますから、そういう感覚を思い出せるところもあるでしょうし、現代的な感覚にアップデートされている部分もたくさんあると思います。ミュージカル版は、今を生きている方たちにも刺さる部分がたくさんある、いいとこ取りの作品になっていると感じます。そしてやはり、ハッピーなストーリーですよね。今は何かと不況続きだったり、悲しいニュースも多かったりしますので、そのハッピーさを、皆さんと分かち合えたらいいなと思います。
星風:私自身が、ヴィヴィアンのようにかっこよくて強く、自分の道は自分で切り開く女性に憧れています。どこかでその一歩が踏み出せないようなこともありますが、自分を含めてそういう方々の背中を押してくれる作品になるのではと思います。ヴィヴィアンを、そしてこの作品をご覧になった後、そういう気持ちで劇場を後にしていただけたら一番嬉しいです。ハッピーミュージカルですから、みんなで最後は笑って幕を無事に降ろせて、ハッピーにおうちに帰っていただけたら、こんなに幸せなことはないと思います。お稽古はこれからですが、頑張ります。ぜひ観にいらしてください。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、お二人がミュージカルで大切にしていることなど独自取材後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■星風:ミュージカルは「台詞では伝えられないから歌になってしまう」という現象
■星風:素敵だなと思う舞台は、「考えながら観る」というより、見入ってしまう
■田村:全てが挑戦 星風:「これをやった!」と胸を張って言えるような人になりたい
■田村:ダブルキャストは心強いので、いっぱい吸収したり、支え合って頑張れたら
<『PRETTY WOMAN The Musical』>
【東京公演】2026年1月22日(木)~2月8日(日) 東急シアターオーブ
【大阪公演】2026年3月1日(日)~3月8日(日) オリックス劇場
公式サイト
https://prettywomanjp.com
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