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大阪市長選で自民市議を共産市議らが応援、「勝手連 民意の声」のつどいレポート

筆者: 橋本正人 更新日: 2015年10月4日

 

2015年11月22日の大阪市長選で、出馬を検討している自民党の市議を、共産党の市議らが応援する方向になってきました。大阪で何が起きているのか。「勝手連 民意の声」の集会現場から、レポートします。

 

大阪市長選・大阪知事選への取り組みが検討された「勝手連 民意の声」のつどい=撮影・橋本正人

大阪市長選・大阪知事選への取り組みが検討された「勝手連 民意の声」のつどい=撮影・橋本正人

 

「勝手連 民意の声」のつどいは2015年10月3日午後4時から、大阪市内のホテルで開かれました。前半の討議の部分はマスコミ取材不可で、後半に市長選に出馬を検討している市議が登場する部分から取材可とされていました。ということで、前半の討議の部分は割愛させていただきます。

 

大阪市長選は橋下徹市長の任期満了に伴って実施されるもので、同じく任期満了の大阪知事選とともに2015年11月22日に投開票となり、大阪維新の会は市長選で前衆院議員の吉村洋文(よしむら・ひろふみ)さん(40)を擁立、知事選では現職の松井一郎知事が再選出馬の意向を固めています。

 

これに対して、「大阪都構想」の賛否を問う住民投票(2015年5月)で都構想反対の立場で活動してきた「民意の声」は、今回のダブル選挙でも都構想反対の立場で活動。大阪市長選では、無所属での出馬を検討している自民党の大阪市議、柳本顕(やなぎもと・あきら)さん(41)の支持を決定し、知事選でも都構想に反対する候補の支援を検討しています。

 

「勝手連 民意の声」のつどいであいさつした柳本さんは「対立から協調へということで、熟議型民主主義をもって、まず対話をもって大阪市のあるべき方向性を探って行くことこそが、今、重要であるという風に思います。独善的な、独裁的な手法では、改革・改革と言いながら一方通行で、市民のみなさま方とともどもに作り上げてゆくような大阪市政などできるはずがないのです」などと話しました。

 

以下は、柳本さん、浅野さん、そして自民党市議の多賀谷俊史さんと、共産党市議の山中智子さんのあいさつの主要部分です。

 

———————-

 

司会:長らくお待たせしました。柳本顕さんが、お見えになりましたのでご紹介いたします。(会場拍手)

 

浅野:まずごあいさつと、これからどういう大阪を作り上げてゆくのかの、ちょとした中身をお話いただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

大阪市議会議員の柳本顕さん=撮影・橋本正人

大阪市議会議員の柳本顕さん=撮影・橋本正人

 

柳本:みなさま、あらためてまして、「こんにちは」から「こんばんは」にさしかかってきた時間帯かと思いますけれども、今日は「民意の声」さまの集会ということでお声をかけていただき、ありがとうございます。

 

振り返りますと、5月の17日の住民投票に向けまして、さまざまな市民団体がご活動いただきました。その中でとりわけ「民意の声」さまが、先頭を切って各政党間の横ぐしとなって集約をしていただき、また政党と違った枠組みの中で、住民の声を吸い上げ、声を上げるひとつの仕組み・仕掛けをつくっていただきましたことに心から感謝でございます。

 

そうした中で、5月17日、非常に賛否拮抗するなかで反対多数という状況があったにもかかわらず、今、まことしやかにその大阪都構想なるものを復活させるかのような動きがあります。

 

もちろん市政改革は必要でございまして、行政のスリム化をはかりながら、そのうえで市民生活の安定と安心を築いていかなければならないわけでございますが、ややもすれば地域との関係を分断し、またあたかも既得権益というレッテルを貼ったうえで、地域団体を悪と見なすような対立の構造を作ってきた経過があります。

 

これでは何も市政は動きません。対立から協調へということで、熟議型民主主義をもって、まず対話をもって大阪市のあるべき方向性を探って行くことこそが、今、重要であるという風に思います。

 

独善的な、独裁的な手法では、改革・改革と言いながら一方通行で、市民のみなさま方とともどもに作り上げてゆくような大阪市政などできるはずがないのです。そういった状況を考えた時に、対立から協調へ。そして、まさに真っ当な、大阪市政を取り戻すということで、私も立ち上がらせていただきました。

 

橋下市長の主役の大阪市政は、いりません。市政の主役は、あくまでも市民であります。そういった、ひとつの認識のもと、ともどもに大阪市政を勝ち取るために、全力を尽くして戦い抜いてまいりたいと思っておりますので、みなさま方の温かい、力強いご支援をたまわりますようにお願いを申し上げ、ごあいさつとかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。(会場拍手)

 

「勝手連 民意の声」代表の浅野秀弥さん=撮影・橋本正人

「勝手連 民意の声」代表の浅野秀弥さん=撮影・橋本正人

 

浅野:力強いお言葉をいただきまして、ありがとうございます。みなさんと、これから知事・市長のダブル選挙でございます。その中で、こちらに来ていただいているなかで、吹田市であるとか豊中市であるとか、いろんなところからお目見えの方がございます。

 

どんな、ちっさい所でも結構でございます。今、回っております。たとえ10人、20人でも、それが100人、200人になるんです。1人でも多く、柳本顕氏に応援をお願いしたい。

 

山口からでも東京からでも北海道からでも「大阪の維新はあかんで」「あれは違うで」っていうような言葉が出てきて、大阪のところにお電話をいただくような、皆様方のお働き。またフェイスブックでお友達になられた、ツイッターでお友達になられた方々に対して、そういう風なお言葉を柳本顕に、応援するようなお気持ちになっていただけるような、心あるメッセージをお送りいただければありがたいと思ってます。

 

最後に、多賀谷さんと山中さんに、お願いします。

 

大阪市議会議員の多賀谷俊史さん=撮影・橋本正人

大阪市議会議員の多賀谷俊史さん=撮影・橋本正人

 

多賀谷:今日はどうもありがとうございます。貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。われわれ、自由民主党の市会議員団としてですね、もう当然、やるべきことはしっかりと政党の方でやってまいるつもりでございますし、また一丸となってですね、やらせていただきます。

 

ぜひ、今、浅野代表がやっていただいています「民意の声」という勝手連ですね、この輪をどんどんどんどん広げていただいて、大きなうねりになるような活動をぜひ、お願いしたいという風に思っております。

 

どうかよろしくお願い申し上げます。(会場拍手)

 

大阪市議会議員の山中智子さん=撮影・橋本正人

大阪市議会議員の山中智子さん=撮影・橋本正人

 

山中:今日は、ほんとにありがとうございました。「民意の声」さんが、勝手連という風になさっていかれますけれど、私たちもまさに勝手連で、「勝手に応援させていただく」という立場を貫かせていただく。ただ、勝手にやるからといって無責任にやるわけではありません。

 

あの住民投票の時よりも、もっと頑張ろうと、そして必ずこの11月22日で大阪から維新政治がほんとに退場していく、こういう日に11月22日がなった、そこからこそ新しい大阪を築いていく、ほんとに市民みんなの闘いがはじまるという、わくわくするような闘いを呼び込むためにも、必ず勝たなければいけないという思いです。

 

住民投票の時のように、地域・地域で手をたずさえて、一生懸命やっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(会場拍手)

 

大阪市長選・大阪知事選への取り組みが検討された「勝手連 民意の声」のつどい=撮影・橋本正人

大阪市長選・大阪知事選への取り組みが検討された「勝手連 民意の声」のつどい=撮影・橋本正人

 

「つどい」終了後の柳本さんの囲み会見で、筆者は「国会で、安保法案あるいは戦争法案をめぐって与党と野党が激しく対立したことと、今回、自民党と共産党が一緒にやっていこうとしていることとの関係をどう考えていますか?」と質問しました。これに対して柳本さんは「受け止め方としては、なかなか複雑なことがある、受け止め側としてですね、あるっていうのも事実だという風に思います。ただ、住民投票と同じ時のようにですね、ある種、住民投票の結果を真摯に受け止めずに都構想なるものを再び復活させるかのような動きがあることに対する、大きな危機意識の結果だという風に私は思っています」と話しました。

 

「囲み会見」の一部を動画で紹介します。

 

 

討議の部分で何度か発言していた大阪市内の私立大学4回生に「つどい」終了後にお話をうかがったところ、「大阪府民として異議申し立てをしたいんだけど、どうすれば声を上げられるのかわからないんです。フェイスブックやツイッターで嘆いている人は多いけれど、学生は高齢者などに比べると少数なので。政治って何なのかを知って、つながって、団結していかないといけないと思います」と話していました。

 

また、共産党と自民党が同じ候補者を応援するということについて自民党の若手市議の1人は「共産党と一緒にやるということではなくて、『柳本顕は素晴らしいからどうかよろしく』と浅野さんにお願いをし、山中先生にお願いをし、民主系の方や共産系の方々にもお願いをしている。それだけです。住民投票の時に民主党・共産党と共催した演説会について、こんなやり方では闘えないと青年局の中で怒りの声が出たことがあります。その時は、青年部のメンバーに『俺を信じろ。もしこれで賛成が勝ったら俺が責任取る』と言いました。今回も柳本当選のために戦う。それだけです」と話していました。

 

 

「民意の声」の公式ホームページは、こちら

→ http://osaka-voice.com/

 

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※柳本顕さん、浅野秀弥さん、多賀谷俊史さん、山中智子さんのごあいさつの全文を文字起こししました。アイデアニュースの全文閲覧権(月額300円)を購入してくださっている方だけが読める形で恐縮ですが、以下に掲載します。

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<筆者プロフィール>橋本正人(はしもと・まさと) 1986年、産経新聞社入社。写真部員をへて記者となり、兵庫県警捜査一課などを取材。1990年、朝日新聞社に移り、宝塚歌劇を扱う「朝日新聞デジタル・スターファイル」などを担当。2015年、アイデアニュース株式会社を設立し、編集長に。趣味は声楽(テノール)。 ⇒橋本正人さんの記事一覧はこちら

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