2018年3月20日で、イラク戦争開始から15年になります。イラク戦争とは、アメリカを中心とした有志連合軍がイラクに軍事介入、サダム・フセイン政権を倒した戦争です。2003年3月20日、アメリカ軍によるイラク首都バグダッド への空爆を皮切りに戦闘開始。5月1日のブッシュ大統領による勝利宣言まで50日足らずの戦争でした。2018年3月18日(日)、「イラク戦争が世界にもたらしたものと日本の現在地を考える1日」と題して、専修大学で記念イベントが開かれます。主催はイラク戦争の検証を求めるネットワーク。詳しくはこちらのページをご覧ください⇒3.18イラク戦争15年イベント
イラク戦争開戦15年記念イベント IRAQ DAY
~イラク戦争が世界にもたらしたものと日本の現在地を考える1日~
- ◆日時/2018年3月18日(日)
《開場・受付 10:30~》
第1部 11:00~16:15
第2部 16:30~18:30
◆場所/専修大学 5号館5階551教室
水道橋(JR)西口より徒歩10分
九段下駅(地下鉄/東西線、都営新宿線、半蔵門線) 出口5より徒歩5分
神保町駅(地下鉄/都営三田線、都営新宿線、半蔵門線) 出口A2より徒歩5分
入場料/(一般)2,000円(学生)1,500円 ※入出場は自由です
《友だち割引》学生2人以上で来場の場合、お一人様1,000円
小・中学生は無料- 《第1部 上映作品》
11:00~『リトルバーズ -イラク戦火の家族たち-』
(2005年 102分 綿井健陽監督)
13:00~『ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして』
(2013年 95分 伊藤めぐみ監督)
15:00~『ONE SHOT ONE KILL』(2011年 藤本幸久監督)
~『This is a 海兵隊』(2017年 藤本幸久・影山あさ子共同監督)- 《第2部 トーク&ディスカッション》
綿井健陽(映像ジャーナリスト・『リトルバーズ』監督)
杉原浩司 (武器輸出反対ネットワーク -NAJAT- 代表)
志葉玲(ジャーナリスト)高遠菜穂子(エイドワーカー)
スペシャルゲストをお迎えします!
「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」の呼びかけ人であり、長年イラクで人道支援を行っている高遠菜穂子さんが、2018年3月2日から4日、関西でのスピーキングツアーをおこないました。その中で、イラク戦争から15年の今、あの戦争から学ぶことがたくさんあるという話が出ました。北朝鮮の脅威を強調し、恐怖心をあおる政治のやり方は、イラク戦争の始まりの頃に似ているというのです。憲法を改正する前に、検証すべきこと、反省すべきことがたくさんあります。そのひとつがイラク戦争なのです。高遠菜穂子さんは、3月18日のイラク戦争開戦15年記念イベントにも第2部のスピーカーとして登場します。
関西の講演会で菜穂子さんは憲法を変える前に、私たちが変わらなければならないと言いました。
「私たちは、アフガニスタンはペシャワール会の中村哲さんにまかせておこうとか、自衛隊を紛争地域に行かせるのは抵抗があるけど、災害地域ならどんどん行って活躍してもらいたいというふうに、誰かに丸投げしてしまう。でも、それでは足りない。1万人の中村哲さんがほしい。戦争に参加する国ではなくて、顔の見える人道支援立国を本気で目指したい。そのために変わるべきなのは憲法ではなくて、私たちの方です。憲法を守ることがゴールなんじゃなくて、平和憲法を実践しなくてはなりません。実践するのは私たちです」
<関連リンク>
イラク戦争15周年記念イベントFacebookページ https://www.facebook.com/events/215694615653966/?active_tab=about
高遠菜穂子さんFacebookページ https://www.facebook.com/nahoko.takato
イラク戦争の検証を求めるネットワーク ホームページ https://www.iraqwarinquiry.net/