東啓介 初ソロコンサート、「サラへ」「普通の人生」「For Forever」など歌唱へ | アイデアニュース

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東啓介 初ソロコンサート、「サラへ」「普通の人生」「For Forever」など歌唱へ

筆者: アイデアニュース編集部 更新日: 2020年10月14日

東啓介さんが、2020年11月28日(土)に初のソロコンサート「東啓介1st Musical Concert『A NEW ME』」を開きます。このほどソロコンサート開催に向けた取材会が開かれ、東さんは選曲のポイントについて「これまでミュージカルに出演してきて、お客様から『ミュージカルの曲を聞きたい』という声を数多くいただきました。今まで演じてきた役だけでなく、同じ作品で別のキャラクターが歌う曲や自分がこれから演じたいと思う曲、30歳、40歳になったときに歌えるかもしれない曲を選びました」と話し、『ダンス・オブ・ヴァンパイア』の「サラへ」、『マタ・ハリ』の「普通の人生」、『DEAR EVAN HANSEN』の「For Forever」などの歌唱を予定していると語りました。取材会オフィシャルレポートの内容を紹介します。(文・大原薫、写真・岩村美佳)

東啓介さん=撮影・岩村美佳(写真提供・株式会社WOWOW)
東啓介さん=撮影・岩村美佳

ミュージカル界の次代を担う新星として大きな注目を集めている東啓介が1st Musical Concert「A NEW ME」を11月28日山野ホールにて行う。取材会を開催し、コンサートに向けての意気込みを語った。

25歳という節目の年を迎えた東。1st Musical Concert「A NEW ME」というタイトルについて、東は「これからの自分をステップアップさせるために、誕生という意味を込めた」と力強く語る。

選曲のポイントについて「これまでミュージカルに出演してきて、お客様から『ミュージカルの曲を聞きたい』という声を数多くいただきました。今まで演じてきた役だけでなく、同じ作品で別のキャラクターが歌う曲や自分がこれから演じたいと思う曲、30歳、40歳になったときに歌えるかもしれない曲を選びました」と明かした。

東にとって思い入れのある歌唱予定楽曲が並ぶが、中でも「ミュージカルという世界を選んだからには、帝国劇場に立つことを目指したい」という夢が叶った作品『ダンス・オブ・ヴァンパイア』の「サラへ」にはひときわ情熱が高まる。

「初めての帝国劇場で、しかもお客様がよくご存じの曲を歌うのは責任を感じました。でも、歌うとアルフレートのサラに寄せる切なくてひたむきな思いを感じる。大好きな楽曲です。お客様からも“「サラへ」が聞きたいです!”というご要望をたくさんいただくので、ぜひともコンサートで歌いたいと思ったんです」と思いを述べた。

また、「ミュージカル界で先陣を切って走っている加藤和樹さんとダブルキャストで演じることができて光栄でした。自分の中で一つ階段を上れた気がします」と語る『マタ・ハリ』からは、巨匠フランク・ワイルドホーン作曲によるドラマティックなナンバー「普通の人生」を歌う。この作品は東がミュージカルに取り組む上での一つのターニングポイントになった。「『マタ・ハリ』の稽古中は思うように歌えない自分が悔しくて……。稽古が終わった後や本番の後も最低週に3回はボイストレーニングに通い、本番で実践しながら学んで行きました。その後の『Color of Life』で、クラシックなテイストやジャズィなナンバーなど様々な楽曲を歌えたのも勉強になりましたね。この頃から自分の歌い方も変わった気がします」と振り返る。

東啓介さん=撮影・岩村美佳(写真提供・株式会社WOWOW)
東啓介さん=撮影・岩村美佳

さらにこのコンサートでは、この先挑戦したい目標となる作品の楽曲を披露する。東がミュージカルの本場ブロードウェイで観劇して感銘を受けた作品『DEAR EVAN HANSEN』からは「For Forever」を歌う。パセク&ポールによる名曲が揃い、映画化が決定している作品だが、「For Forever」はこれまで日本ではあまり紹介されていない。知られざる名曲を聞けるのは貴重な機会となるだろう。「渡米前からサントラを聞いて、心惹かれていた曲です。切なくて美しくて……、難しい曲だけど、ぜひ歌ってみたいと思いました。まず英語で歌うことがチャレンジですが(笑)、芝居心を持ちつつ、楽曲の素晴らしさを伝えたいですね。」と意気込む。

ミュージカルに出演していて醍醐味を感じるのは、歌っているとき。「音楽の中で自分の爆発した思いを伝えられるのが楽しい。歌っていて気持ちいいんです。でも、“なんだか急に歌い出したぞ”(笑)と思われないようにしないといけないので、そこは難しいですね。たとえば台詞からいきなり歌い出す曲なら、歌う前から自分がヒートアップしていないといけないし、逆にイントロがあって歌い始める曲ならはじめは静かに、やがてふつふつと湧き上がるものが渦巻いていくように。曲によって思いの込め方が様々ですね」とミュージカルで歌う難しさを語った。

コロナ禍による自粛期間を経て、『ジャージー・ボーイズ イン コンサート』で再び帝国劇場の大舞台に立った。「自粛期間はひたすらしんどかったです。人と会えなかったので、落ち込む一方なんですよ(笑)。“自分は今後、ミュージカルをやっていけるのかな……”と考えることもありました。でも、初めて自分で曲を作ったとき、“やっぱり自分は歌うことが好きなんだ、あきらめちゃいけない”と思ったんです。『ジャージー・ボーイズ イン コンサート』では幕が開いた瞬間、お客様のパワーがすごかったです。客席で声が出せない分、拍手が大きくて。お客様から力をいただいたし、歌を共有できたことが何より幸せでした」と述べる。すべての経験を糧にして、成長し続ける東の意欲が伝わってきた。

長身のため、実際の年齢よりも上の役を演じることが多いという。「三十代の方とダブルキャストで演じることが多いので、実力でも負けないように頑張っていきたい」と意気盛んだ。今後の目標とする役としては、「『モーツァルト!』のヴォルフガングを演じたい。『レ・ミゼラブル』のマリウスも演じたいけれど、(ジャン・バルジャンがマリウスを担ぐ場面があるから)僕を担ぐのは大変だろうなと思って……(笑)」と挙げた。

東啓介さん=撮影・岩村美佳(写真提供・株式会社WOWOW)
東啓介さん=撮影・岩村美佳

東啓介の「これまで」と「これから」を過去・現在・未来の構成でお送りするコンサート。「“こんな曲も、あんな曲も歌えるんだぞ、東”というところをお見せしたい。“こんな高音が出るんだ”“あんな楽曲が歌えるんだ”と思っていただけるように、いろいろな楽曲にチャレンジします。僕の未来への可能性を感じていただけるコンサートにしたいです」と強い意欲を見せた。

(文・大原薫、写真・岩村美佳)

■東 啓介(ひがし けいすけ)
1995年7月14日生まれ。東京都出身。2013年デビュー。舞台『刀剣乱舞』シリーズに出演し人気を博す。最近の主な出演作に、『ジャージー・ボーイズ イン コンサート』(藤田俊太郎演出)、 『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』(白井晃演出) 、『ダンス オブ ヴァンパイア』(山田和也演出)、『Color of Life』主演(石丸さち子演出)など。10月19日より明治座にて上演の『恋、燃ゆる。』(石丸さち子演出)に出演予定。舞台で目を引く187㎝の長身と伸びやかな歌声が魅力。「次世代のミュージカルスター」との呼び声も高い。

<東啓介 1st Musical Concert『A NEW ME』>
【東京公演】11月28日(土) 山野ホール(JR代々木駅より徒歩1分、東京都渋谷区代々木1-53-1 )
※14:00開演/18:00開演 (2回公演)
公式ホームページ
https://www.wowow.co.jp/eventinfo/detail/event-1115.html
【チケット】S席7,500円 (税込、全席指定)
※4歳以上入場可【チケット必要】
ローチケ最速先行:10/13(火)12:00~10/18(日)23:59
https://l-tike.com/play/keisuke-higashi/
一般発売:10/31(土)10:00~
【主催】ワタナベエンターテインメント/WOWOW
【お問い合せ】ポニーキャニオン ライヴクリエイティヴ本部 03-6230-9743(平日13:00~18:00)
※公演の演出、内容等に関してはお受け致しかねます。

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