「オーケストラの魅力」、『billboard classics KAI SHOUMA Orchestra Concert 2024』甲斐翔真(上) | アイデアニュース

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「オーケストラの魅力」、『billboard classics KAI SHOUMA Orchestra Concert 2024』甲斐翔真(上)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2024年9月22日

甲斐翔真さんが、初のフルオーケストラ公演『billboard classics KAI SHOUMA Orchestra Concert 2024』を、2024年10月11日(金)にすみだトリフォニーホール 大ホールで、10月14日(月・祝)に京都コンサートホール 大ホールで開催します。

『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』で主要キャストのクリスチャンを務め(井上芳雄さんとダブルキャスト)、ミュージカル『next to normal』のゲイブ役、来年4月から上演予定のミュージカル『キンキーブーツ』のローラ役(松下優也さんとダブルキャスト)も発表されている甲斐さんが、billboard classicsに初登場し、フルオーケストラとの融合であらたな魅力を届けられます。また、東京公演には小池徹平さん、愛希れいかさん、京都公演には城田優さん、昆夏美さんがゲストとして出演されます。

アイデアニュースでは甲斐さんにインタビューしました。インタビューは上下に分けてお届けします。「上」では、ご自身もクラシックコンサートに足を運ばれるなど、オーケストラとの共演が楽しみだというお話、「ゾーンに入る」という感覚、学生時代にサッカーのゴールキーパーをされていた時のことなどについてのお話を紹介します。「下」では、ご自身のキャラクターのこと、「奇跡を目指す」ということ、再演作品に出演する際に意識されていることについて伺った内容と、お客様へのメッセージを紹介します。

甲斐翔真さん=撮影・岩村美佳
甲斐翔真さん=撮影・岩村美佳

 ーーオーケストラコンサート開催が決まってどんな思いですか?

まずは、オーケストラ自体が好きなんですよ。ミュージカルやジブリでオーケストラに触れてきて、ここ数年クラシックのコンサートにも自分で行くようになって、いつかこの大きなオーケストラを背負ってコンサートをできるようになったらいいなと思っていたら、ありがたいことに思ったよりも早く機会に恵まれました。ただただ楽しみですし、本当のことを言うと、歌いたくないんです。セットリストを勝手に決めて、僕が聴きたい演奏を、ただコンサートとしてやりたいんですが、今回は歌わないといけないので(笑)。

――いつもミュージカルをご覧になっているお客さまにはどんなことをお伝えしたいですか?

オーケストラが素晴らしいので、ぜひ来ていただきたいですね。オーケストラの魅力に気づいてほしい気持ちのほうが大きいかも知れません。いつもミュージカルをご覧になるお客さまは、クラシックコンサートに行ったことのない方のほうが多いと思うんですが、皆さんにオーケストラの魅力も伝えていきたいと思っています。というのも、オーケストラという大きな規模のもとで歌を歌えるということ、ミュージカルの曲を歌えるということは、皆さんすごく喜んでくださると思います。あの曲をオーケストラで聴けるのかと思われるのではないかなと。オーケストラのアレンジではないものをオーケストラ用に編曲してお届けすることも考えているので、楽しみにしていていただければと思います。

――選曲は当日までのお楽しみということですが、どう選んでいますか?

まずは僕が初オーケストラコンサートということで、お客さまにも分かりやすい、「ザ・オーケストラ」という感じで考えています。オーケストラのすごさが分かりやすい曲を、最初に皆さまにお聴かせしたいなと思っています。

――どんな基準なのでしょうか?

「ああ、これね!」と誰もが知っている曲です。そこで、「オーケストラってすごい!」と感動してもらいたいんです。聴いたことのある曲を生で聴くことによって、知っている曲だけれど、より素晴らしく聴こえるところを楽しんでもらいたいです。

――ご自身の出演作品ではないものも入ってきますか?

はい。せっかくのオーケストラなので、出演作には縛られずに。初めて歌う曲もあります。今回はサプライズを大事にしているので、当日を楽しみにしていただきたいです。日本のミュージカルでも、生オケではなく、録音音源で上演しているミュージカルも多いですが、そういう曲を生オケで演奏することを、今回は考えています。ミュージカルファンの方々にとっても「生でこれを聴けるんだ」という曲もあると思います。

――バラエティに富んでいるミュージカルの楽曲で構成されているんですね。

オーケストラに合った演出から始めようかなと思っていて、「そう来たか!」というのもあります。一幕の始まり方と、二幕の始まり方にギャップがあって、それもまた面白いと思います。

――豪華な4名のゲストがご出演されますね。

「きっと素敵に歌ってくださるだろう」というイメージでお声がけさせていただきました。本当におこがましいですが、僕が楽しく一緒にやれるなという皆さんで、スターの方々です。女性ゲストのおふたりとは共演していますが、男性ゲストのおふたりとは舞台での共演経験はないので、夢の共演になるのかなと。ようやくデュエットが叶う曲も、なるほどと思っていただける曲も、やっぱり歌うんだと思われる曲もあると思います。

――コンサートに向けてお伝えしておきたいことはありますか?

できればオーケストラのコンサートは僕のためにとっておいてほしいですね。オーケストラを生で聴くという感動をとっておいてほしいです。僕のコンサートが終わったら、いくらでも行ってほしいです。

――まだ行ったことのない人に向けては、「まだ行かないでくれ」と。

行ったことはあるけど、しばらく行けていないという人も、我慢しておいていただいて(笑)。

――ちょっとお洒落して行ったほうがいいですか?

ぜひともお洒落してください。カクテルドレスくらいは。

――そんなに!?

ホールにカクテルドレス着て、男性はタキシード着て……それはやりすぎか(笑)。

――東京は金曜日に開催ですね。

じゃあ、仕事終わりの方が多いのかな。

――パートナーやご友人を誘って、デートコースにもいいですよね。

めちゃくちゃお洒落ですよ。欲を言えば、金曜日の夜はクラシックのコンサートに行ってほしいんですけど(笑)。

――大好きなオーケストラとの共演にプレッシャーはありますか?

いや、多分楽しんでしまいますね。夢のようなことですから。僕が普通にチケットを買って聴きに行く方々を背負って歌わせていただくので、もちろんそこは緊張していますけれど、そんなことは滅多にないじゃないですか。やりたいと言ってできることでもないですから、楽しみ以外の何物でもないというか。オーケストラのリハーサルから行きたいくらいです。聴けるから。それくらい、オーケストラのサウンドが好きなので楽しみです。

――お話を伺ったり、ご活躍を拝見していると、甲斐さんは基本プレッシャーや大きいことを楽しまれる資質をお持ちなのかなと。力強いイメージがあります。

そうかもしれません。「楽しんだもの勝ち」みたいなところはあります。ある意味、自分を鼓舞させて楽しめるところまでいっているところはありますし、緊張する場面もあります。人には無敵ゾーンみたいな瞬間があるじゃないですか。「何をやっても絶対いける」みたいな。そこに自分が入れるような努力は、稽古でします。

――どんな稽古をするんですか?

すべてのことを把握することです。そうすれば何も怖くないじゃないですか。例えば相手の台詞が飛んだらどうつなげられるかとか、そこまで張り巡らしてしまえば、何も怖くないというか。自分の台詞が飛んだら、このシーンで何を言えばつながるかとかも考えておけば、飛ばないんですよ。それくらいやっておけば、ゾーンに入れるというか。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、「ゾーンに入る」という感覚、学生時代にサッカーのゴールキーパーをされていた時のことなどについてのお話などインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。インタビュー「下」では、ご自身のキャラクターのこと、「奇跡を目指す」ということ、再演作品に出演する際に意識されていることについて伺った内容やお客様へのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■緊張するのは、何かが怖いから。「考えておく」ことで、ゾーンに入って「楽しめる」

■アドレナリンって大事だと思う。サッカーのキーパーの時も、ゾーンに入るとすごかった

■サッカーの練習は大嫌いだった。本番の絶対ミスっちゃいけない空気感にロマンを感じた

■マイナスはプラスになるチャンス。「今日は客席が静かだから、起こしてやろう」とか

<『billboard classics KAI SHOUMA Orchestra Concert 2024』>
【東京公演】2024年10月11日(金) すみだトリフォニーホール 大ホール
【京都公演】2024年10月14日(月・祝) 京都コンサートホール 大ホール
公式サイト
https://www.billboard-cc.com/kaishouma2024

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甲斐翔真さん=撮影・岩村美佳
甲斐翔真さん=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. せろり より:

    翔真くんの 舞台が楽しい! の思いが伝わってくる素敵なインタビューだ
    わたしはそんな翔真くんに会いたくて観劇しているかも

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