「自由に好き勝手暴れられる」、『テイ・る オブ ナイトメア』相葉裕樹(上) | アイデアニュース

新着 予定 プレゼント 動画

「自由に好き勝手暴れられる」、『テイ・る オブ ナイトメア』相葉裕樹(上)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2025年3月10日

​​2025年3月21日(金)から30日(日)まで、I’M A SHOWでハジケ・る ポップコーン一座 『テイ・る オブ ナイトメア』〜不思議の国の給仕係〜が上演されます。本作は、る・ひまわりが新たに立ち上げた「ハジケ・る ポップコーン一座」による1作目となります。笑って泣ける「祭」シリーズなどを手掛け、大盛況の内に幕を閉じた『革命 もえ・る剣』が記憶に新しいる・ひまわりが次に挑むのは、ファンタジー世界で紡がれる「愛」を テーマにしたオムニバス演劇です。

物語は3つのオムニバスストーリーと、導入となるオープニング&エンディングで構成されます。 日替わりゲストのアリスを迎えて送るオープニング「不思議の国の給仕係」&日替わりのエンディングを手掛けるのは、大倉孝二さんと共に「ジョンソン&ジャクソン」というユニットでも活躍するブルー&スカイさん。猟奇的な殺人をおかした青年を描くコント「悪魔との面会」を手掛けるのは、お笑いコンビ「かもめんたる」として 2013 年のキングオブコントで優勝を果たし、2020年、2021年と続けて岸田國士戯曲賞最終ノミネートされた「劇団かもめんたる」主宰の岩崎う大さん。そして15 世紀頃のルーマニアで生きる切ないヴァンパイアのミュージカル「ルシアン」を手掛けるのは、る・ひまわりの祭シリーズのミュージカルなどで主演の相葉裕樹さんとタッグを組み、「パタリロ!」から 映画「たべっ子どうぶつ」の脚本までジャンル問わず幅広く執筆を行い活躍する池田テツヒロさん。冒険コント全寮制の魔法学校で魔法使いを目指す男子たちを描いた「とけろ魔法」を手掛けるのは、キングオブコント2021王者で、個性的なキャラを生かした独特な世界観が人気のコンビ「空気階段」の水川かたまりさん。演出は劇団「拙者ムニエル」に旗揚げより参加して以降、看板俳優として全ての公演に出演するほか、脚本や演出、映画監督、絵本製作と幅広い活動を見せる加藤啓さんが担当し、演じる側と制作側、両方の経験による多角的な視野から一座をまとめます。

アイデアニュースでは、主演の相葉裕樹さんにインタビューしました。インタビューは上下に分けてお届けします。無料部分では合同取材の内容を、有料部分ではアイデアニュース個別取材の内容を紹介します。「上」の無料部分では、この作品のお話があったときのこと、クリエイターのみなさん、演出、共演者のみなさんのこと、ビジュアル撮影のときのことなどについて伺った内容を紹介します。有料部分では、コメディ作品への思いについて伺った独自取材の内容を紹介します。「下」の無料部分では、MV撮影の時のエピソードや、曲の印象、お客さまへのメッセージなど、合同取材後半の内容を紹介します。有料部分では、昨年出演されたミュージカル『SONG WRITERS』のこと、池田さんが今回作られる作品のこと、ハジケ・る ポップコーン一座立ち上げへの思い、2025年の抱負などのお話などを紹介します。

相葉裕樹さん=撮影・NORI
相葉裕樹さん=撮影・NORI

(合同取材:前編)

――最初にこの企画のお話があったとき、いかがでしたか?

る・ひまさんから、相葉さん主演の作品を作りたいというお話をいただき、僕がコメディ作品が好きだということもあって、いろいろなストーリーで見てみたいというところからスタートしました。そこから錚々たる制作陣、脚本家チーム、奇才と呼ばれる方々が集まってオムニバスで作品を作っていくことになり、本当に楽しそうだなというのと、観たことがない世界が広がりそうな気がして、とてもワクワクしています。

――たくさんの作品にご出演されている中でも、初めましての方々になりそうですか。

そうですね。池テツ(池田テツヒロ)さんとは何度かご一緒したんですが、う大さんや、かたまりさん、ブルー&スカイさんは本当に初めましてになります。劇団かもめんたるさんや、空気階段さんのコントも、すごく好きで拝見していましたので、とても光栄に感じています。

――クリエイターの皆さまとは、お話されましたか?

まだお会いできていなくて、本当に何が飛び出すんだろうなと。第一稿は拝見しました。そこから第二稿に向けて「大幅にテコ入れが入っているよ」という話だったので、どんな感じにまとまるかなと。ミュージカルパートもあるので、そこそこ歌います。結構バタバタするのではないかと感じてもいますけれど(笑)、楽しくやれたらいいなと思います。

――演出の加藤啓さんとは、お話されましたか?

啓さんと前回取材の場を設けていただいたときに、お話しました。啓さんは役者でもあるので、演者の気持ちを汲み取ってくださるタイプの演出家さんだなと思います。前回の『もえ・る剣』2部のコントを監修されていた時に、ちょっとした演出をされている姿を見て、役者に寄り添いながらも、きちんと自分の描きたい世界観を的確に、丁寧に伝えられていると感じました。啓さんのやさしさをそのときにすごく感じたので、温かい稽古場になるのだろうなと感じています。

――共演者の皆さまに対して楽しみにしていることをお聞かせください。

初めましての方が須賀健太さんだけなんですよ。正直「出てくれるんだ!」と、キャストを聞いたときにびっくりしました。初めましての楽しみもあれば、坂田聡さんや村上純さんは『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』という後藤ひろひとさん演出の作品でご一緒したのが12年くらい前。僕がコメディ作品を好きになったきっかけの作品でもあったので、またご縁が巡ってきてご一緒できるのが楽しみですね。 紫吹淳さんなど、豪華な方々がキャストとして集まってくださいました。

――須賀さんに対しては、どのようなイメージを持っていらっしゃいますか?

まったくお会いしたことがないのですが、最近舞台も演出もされていますよね。僕の中では、ドラマの「スリーピース」「人にやさしく」のイメージが当時すごく強かったです。須賀さんは僕の7つ下ですが、僕が中学生くらいのときに多分放送していました。そのイメージが強くて、芸歴だけでいえば本当に「先輩」という感じです。だからこそ、「(キャスティングにあたり)いま須賀さんに当たっています」とる・ひまさんから聞いたときに、「出てくれるの?」と思いましたが、「決定しました」と伺って、「マジ?」って。

――確かに、子役時代から活躍されている方ですよね。

映像でも舞台でも両方、しかも演出もされてマルチに忙しく活躍されているイメージがあります。楽しみですね。

――ビジュアル撮影についてもお伺いしたいのですが、いかがでしたか?

(不思議の国の)アリスや『チャーリーとチョコレート工場』の世界観のような衣裳を用意していただいて、似合うかなとすごく不安だったんですが……。

――すごく似合っていました。

思いのほか、似合ったなと(笑)。正直、大丈夫かなという不安はあったんですが、こんな大きなシルクハットを被ったこともなかったので。

――お顔よりも大きいですね。

「こんなに大きいの? デカすぎやん!」と思っていましたが、いざ撮影してみると、意外と写真に映るといいじゃないかと。ほかの皆さんも個性豊かなコスチュームで、これだけで絶対におもしろいだろうなと。そんなチラシができたなと思います。ただ、本番はこの衣裳から更に変わるのとまったくこの格好では登場しない人もいるので、それがちょっと不思議なところなんです(笑)。「このキャラクターたち出ないんだ?これでいいんじゃない?」とちょっと思ってしまうんですが。

――出てほしいですね。

これで成立しそうな感じがするんですけどね。舞台は舞台でまた違ったオムニバスをお届けします。笑いもあれば、ミュージカルもあったり、サイコパス的な殺人犯の話があったり。どうなるのかは、まだ僕もちょっとわからないです。

――撮影のときに、どなたかにお会いになっていますか?

このときは丘山(晴己)さんと、須賀さん、横山賀三さん、村純(村上純)さんと、啓さん、オレノ(グラフィティ)さんもお会いしていますね。坂田聡さんと紫吹さんには、まだお会いできていないです。

――皆さん、この写真を撮るときはどんなテンションだったんですか。

どんなテンションだったんだろうな…。はるぴー(丘山さん)が撮影しているところを少し見ましたが、めちゃくちゃノリノリでしたね。映像ではないのに、ずっと動いていて。動画を回しておいてほしかったですね(笑)。

――相葉さんは撮るときに、どんなことを意識されていましたか。

僕はこういう衣裳だったので、牛耳っているようなイメージがありました。なんとなく『チャーリーとチョコレート工場』やアリスの世界観風だなと思ったので、少しミステリアスな感じでポーズを取っているところもあるんですが、それはボブ・フォッシー氏を意識して……適当なこと言っていますが(笑)、僕の中では、ぽいなとなんとなく思って。インスピレーションはそこからいただきながら撮りました。


<取材協力>
スタイリスト:中村剛(ハレテル)
ヘアメイク :中元美佳

※アイデアニュース有料会員限定部分には、コメディ作品への思いについて伺った独自取材前半の全文と写真を掲載しています。11日掲載予定のインタビュー「下」の無料部分では、MV撮影の時のエピソードや、曲の印象、お客さまへのメッセージなど、合同取材後半の内容を紹介します。有料部分では、昨年出演されたミュージカル『SONG WRITERS』のこと、池田さんが今回作られる作品のこと、ハジケ・る ポップコーン一座立ち上げへの思い、2025年の抱負など独自取材後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■「早く明日の稽古に来たくなるような稽古場にするのがモットーだ」と後藤ひろひとさんが

■役者に寄り添いながら、作り上げたい世界観を的確に丁寧に指示してくださる、加藤啓さん

■「これ面白いのかな?」と疑いながらやっているときは、お客さんの反応もやはりさほど…

■自由に好き勝手暴れられるのは、本当にる・ひまさんぐらい(笑)むしろそれを求められている

<ハジケ・る ポップコーン一座『テイ・る オブ ナイトメア』~不思議の国の給仕係~>
【東京公演】2025年3月21日(金)~3月30日(日) I’M A SHOW
公式サイト
https://tale-of-nightmare.com

『テイ・る オブ ナイトメア』 関連記事:

⇒すべて見る

相葉裕樹 関連記事:

⇒すべて見る

※相葉裕樹さんのサイン入りチェキを、有料会員2名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは4月10日(木)です。有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

相葉裕樹さん=撮影・NORI
相葉裕樹さん=撮影・NORI

全文が読める有料会員登録にご協力を

アイデアニュースは、有料会員のみなさんの支援に支えられ、さまざまな現場で頑張っておられる方々の「思いや理想」(ギリシャ語のイデア、英語のアイデア)を伝える独自インタビューを実施して掲載しています。ほとんどの記事には有料会員向け部分があり、有料会員(月額450円、税込)になると、過去の記事を含めて、すべてのコンテンツの全文を読めるようになるほか、有料会員限定プレゼントに応募したり、コメントを書き込めるようになります。有料会費は取材をしてくださっているフリーランスの記者のみなさんの原稿料と編集経費になります。良質な取材活動を続けるため、どうか有料会員登録にご協力をお願いいたします。

    
<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

コメント欄

有料会員登録してログインすると、コメントを書き込めます(コメントを送信すると、すべての人が読める形で公開されます)。

最近のコメント

  1. なお より:

    相葉さんのインタビュー、興味深く読ませて頂きました。
    主演舞台がより楽しみになりました。

最近の記事

■ 2025年3月掲載分
■ 2025年2月掲載分
■ 2025年1月掲載分
■ 2024年12月掲載分
■ 2024年11月掲載分
■ 2024年10月掲載分
 過去記事一覧は⇒こちら 有料会員登録は⇒こちら
お勧め商品
新着商品
Sorry, no posts matched your criteria.