コロナ禍で当たり前となった“コミュニケーションツール”を使った新感覚演劇公演『TRIANGLE』が2026年2月20日(金)から2月23日(月・祝)に新宿村LIVEで上演されます。秘密を持ち続ける売れっ子作家・上川大也を演じる内藤大希さんと、脚本・演出の伊藤裕一さんのインタビュー後編です。「下」では、前島さん、陣さんのこと、内藤さんと伊藤さんのお二人が、作品を作られるにあたり、何を大切にして作品、舞台に向き合っていらっしゃるかというお話、2026年の目標などについて伺った内容と、この作品への思いを紹介します。

――今回出演される前島さん、陣さんの印象や今回、ご一緒するにあたって楽しみなことなどをお聞かせください。
伊藤:亜美さんは俳優として2度ほど共演させていただいていて、とてつもなく器用だと感じました。そして頭も切れる。おそらく最初の本読みから、100点満点のものを見せられてしまうのではないかと思います。今回、亜美さんが演じる山口という役は常に混乱している役なので、その混乱をどう表現するのか楽しみです。追い込みたいわけではないですが、完璧な中の山口というキャラクターが持っている混乱や焦り、綻びが見えたらきっとすごくドキッとするだろうなと思うんです。ちょっとした目線や動きから見える綻びをたくさん見つけて、お客さんにドキドキしてもらいたいです。
陣くんは、今回初めてご一緒するのですが、お芝居は観たことがあります。夕女という役は、元々は女の子を設定して書いた役だったのですが、今回は男の子に書き直しています。彼が持っている非常に中性的な雰囲気が加われば、とてもアンタッチャブルな魅力が生まれるのではないかと思います。
お客さんが「今、この子のことを可愛いと思うのは正しいのかな?」と心が揺れるような存在になったらいいですね。年齢も若いですし、魔性の魅力が出てきたら、この作品にすごくプラスになると思いますし、この役を17歳で演じきったことで、更なる色気を身につけてしまったら…すごいことになると思います。すでに、そのアンタッチャブルな感じが目に浮かんできていて…。「止まれの標識」を無視できる魅力を持っているのではないかと感じています。
内藤:僕は亜美さんとは舞台での共演はないのですが、何度かご一緒したことはあります。あまりお話しする機会はなかったのですが、芯が強い方なんだろうなという印象です。監督の指示に応えようとする姿やお仕事に前のめりに挑む姿を見て、すごく素敵だなと思ったので、こうして舞台でご一緒できるのがとても嬉しいです。
陣くんとは『魔法使いの約束』で一緒だったんですが、17歳で若いのに体も効くし、歌も歌えるし、人懐っこくて本当に可愛くて、弟みたいな存在でした。17歳ってまだまだ変化のある時期ですよね?なので、この作品でもドキッとするような表情を見せてくれるのかなと思います。今、陣くんが持っている感性に伊藤さんがどのような演出をつけて、陣くんがその演出をどう捉えるのか。この本とどう向き合って、お芝居をするのかを見られるのがとても楽しみです。
――本作のキャッチフレーズに「あの子たちを、僕は作品に焼き付けて、価値あるものにしたんです」という言葉がありますが、お二人は作品を作ることに対してどのような思いがありますか?何を大切にして作品、舞台に向き合っていらっしゃいますか?
伊藤:僕は、「妥協」を「妥協」と捉えないことが大事かなと思います。いろいろな人間がいて、いろいろな考え方があって、どうしても意見がうまく噛み合わないときもありますし、何かの都合で思ったようにできないことも出てきます。例えば、劇場の後ろを開けて、そこからニューヨーク警察が飛び込んでくるという演出は、やりたかったとしても絶対にできないですよね(笑)?
でも、できないことをプラスに変えていけばいいんです。もちろん、こだわりを持つことも大事ですが、それを再現するためにはいくらでも遠回りしようと思っています。できないことをどうにか突き通すよりも、どれだけ遠回りしてもそこにたどり着ける道を見つけるというのが、僕が作品に関わる上でのこだわりなのかなと思います。
<取材協力>
ヘアメイク:武井優子
スタイリスト:中村剛(ハレテル)
※アイデアニュース有料会員限定部分には、内藤さんが何を大切にして作品、舞台に向き合っていらっしゃるかというお話、内藤さんと伊藤さんお二人に2026年の目標などについて伺った内容やこの作品への思いなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■内藤:役として疑似体験をしながら、生きた人たちの物語を表現できるというのは、とても素敵なお仕事だなと
■内藤:「ひめゆりの塔」を訪れた。「戦争を繰り返してはいけない」という思いを舞台を通して表現できるのがこの仕事
■内藤:作り手の「この人に託そう」という思いをしっかりと受け取り、素敵な作品に仕上げてお客さまに届けたい
■伊藤:「一生懸命やるのが一番面白い」と思った。かっこ悪いところを見せてでも、その姿を見ていただきたい
<舞台『TRIANGLE』>
【東京公演】2026年2月20日(金)〜2月23日(祝) 新宿村LIVE
公式サイト
https://le-himawari.co.jp/galleries/view/00132/00754
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伊藤さんが生み出す世界でそれぞれ年齢や経験の異なる御三方がどう生きるのか観に行くのが楽しみです。