ミュージカル「ピーターパン」でフック船長役に、吉野圭吾インタビュー(上) | アイデアニュース

新着 予定 プレゼント 動画

ミュージカル「ピーターパン」でフック船長役に、吉野圭吾インタビュー(上)

筆者: 橋本正人 更新日: 2016年6月23日

1981年に新宿コマ劇場で初演され、今年で36年目を迎えるブロードウェイミュージカル「ピーターパン」が、2016年7月24日から東京と大阪で上演されます。ファンタジックなフライングで有名なピーターパン役は2013年以来4年連続となる唯月ふうかさん、そして舞台上を所狭しと暴れまわるフック船長役は、「モーツァルト」「1789」などミュージカル界で活躍している吉野圭吾さんが初めて担当します。このほど大阪で開かれた吉野圭吾さんの合同取材会の様子を、上下2回に分けて紹介します。

ミュージカル「ピーターパン」 フック船長役の吉野圭吾さん=撮影・橋本正人

ミュージカル「ピーターパン」 フック船長役の吉野圭吾さん=撮影・橋本正人

――今回、まさにハマリ役だなと思ったんですが。

この話をいただいた時は「やったあ!」って感じでしたね。とうとう来たか!って。歴史ある「ピーターパン」という作品に出演することができて、幸せに思います。僕ならではというのは、なんですかねぇ。この(手の)フックを上手に使って、いろいろやりたいなと思います。せっかくのフックなんで。たとえばロープにひっかけて、ザーーーッと降りたりとか。そういうことができないかなって。演出の玉野さんとも話をしているんです。

――吉野さんという実力派を得て、玉野さんもあれこれやらせたいと考えているのでは?

どうなんでしょうねぇ。とりあえず、できることは何でもやりたいと思っています。何人も演じている方がいらっしゃるので、たぶん、もっともっとと言われると思うんですけど。自分でも過去の人たちとは違ったフックができればいいなと思っています。

――橋本じゅんさんはすごくコミカルに、大貫勇輔さんはダンサブルにされていましたが、吉野さんは両方できるんじゃないかと。

踊って歌って、ギャグも言ったり。なんでもやりたいと思っています。

■「シャキーーーン!」は、その場限りで出てきちゃったもので

――ホリプロのオンライン動画で「シャキーーン!」ってやってましたが、あれは何なんでしょう?(笑)。

「シャキーーーン!」っていう音が僕の中での、フック船長のイメージなんですよ。

――特に意味はないんですか?

深い意味はないです。その場限りです。出てきちゃったもので(笑)。

■フック船長とダーリング氏の2役、口ぐせが同じなんですよね

――ピーターパンは過去の作品は観られましたか?

1度だけ観たんですが、かなり前の話で。でも、フック船長をやられていた方がすごくコミカルで芸達者な方で、わ~~すごいなあって。いつかこういう役がやれたらいいなあと、その時は思ってましたね。もう10年以上前の話なんですけど。

――フック船長とダーリング氏と1人2役なんですけど、そのへんはいかがですか。

おとといぐらいに台本を初めていただいて読んだのですが、「静かにしなさい。少し静かに」っていう口ぐせが、お父さんにあって。そしてフックになった時も、その口ぐせは残っているんです。その点について僕もこれから考えていきたいと思います。わざとそういう風に書かれているので。どういう風に作っていこうかなって、これから楽しみにしているところですね。

■夢という設定ではないと思っているので、そこを踏まえて考えて行きたい

――別々の人物と考えているんですか?

これ、難しいところですよね。結局、物語が夢の中の話じゃないという風に描かれているので。本当に子どもたちのところへピーターパンが来て、ネバーランドに行って、帰ってきて…っていうお話なんですよね。

――ええ。

結局、目が覚めたら夢だったっていう設定ではないと思っているんです。そこも踏まえて、これからじっくりと考えていきたいです。

――玉野さんとは「CLUB SEVEN」シリーズなどでご一緒されていますが、玉野さんの演出というのはどういう感じなんですか?

本当に、ともに話し合いながら作っていける演出家だと思っているので、だから自分の意見もバンバン言って、これまでの過去にはこだわらずに新しいものを作れたらいいなと思ってます。

<ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」>
【東京公演】2016年7月24日(日)~8月3日(水) 東京国際フォーラム ホールC
http://hpot.jp/stage/peterpan-2016
【大阪公演】2016年8月17日(水) 梅田芸術劇場メインホール
http://www.umegei.com/schedule/538/

<アイデアニュース関連記事>
ミュージカル「ピーターパン」でフック船長役に、吉野圭吾インタビュー(上)
https://ideanews.jp/archives/23088
誰も寄せ付けないのに子どもが寄ってくる、吉野圭吾インタビュー(下)(6月24日掲載予定)
https://ideanews.jp/archives/23091

<関連ページ>
吉野圭吾 -Keigo.Yoshino.nut-
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nut/index2.htm

<ここからアイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分>

■(フルアウト=全力なのは)みんなの倍やらないと、追い付かないから

■けっこうグロいのを「怖いな」って思わせないようにやるのもポイント

■子どもたちに「どっか行け~~!」と言われたら「お話に入り込めてるんだな」と

■笑いの部分は、練って試して…お客さまから教えてもらえる部分も多い

アイデアニュース会員登録は⇒こちらから

全文が読める有料会員登録にご協力を

アイデアニュースは、有料会員のみなさんの支援に支えられ、さまざまな現場で頑張っておられる方々の「思いや理想」(ギリシャ語のイデア、英語のアイデア)を伝える独自インタビューを実施して掲載しています。ほとんどの記事には有料会員向け部分があり、有料会員(月額450円、税込)になると、過去の記事を含めて、すべてのコンテンツの全文を読めるようになるほか、有料会員限定プレゼントに応募したり、コメントを書き込めるようになります。有料会費は取材をしてくださっているフリーランスの記者のみなさんの原稿料と編集経費になります。良質な取材活動を続けるため、どうか有料会員登録にご協力をお願いいたします。

    
<筆者プロフィール>橋本正人(はしもと・まさと) 産経新聞記者から朝日新聞記者となり、大阪本社整理部次長、デジタル事業本部サブマネジャーなどを歴任。宝塚歌劇などを扱うサイト「アサヒコム・スターファイル」の編集責任者を6年間つとめ、独立。アイデアニュース株式会社を設立し、編集長に。趣味は声楽(テノール)。 ⇒橋本正人さんの記事一覧はこちら

コメント欄

有料会員登録してログインすると、コメントを書き込めます(コメントを送信すると、すべての人が読める形で公開されます)。

最近の記事

■ 2024年11月掲載分
■ 2024年10月掲載分
■ 2024年9月掲載分
■ 2024年8月掲載分
■ 2024年7月掲載分
■ 2024年6月掲載分
 過去記事一覧は⇒こちら 有料会員登録は⇒こちら
お勧め商品
新着商品
Sorry, no posts matched your criteria.