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「私と猫たち」(8) ぽんずにはじめてのお友達ができた!

筆者: 岩村美佳 更新日: 2015年12月21日

 

今年も年の瀬、猫が恋しい季節になった。猫を抱っこしたくても……という我が家に変化が起きたのは9月。新たに我が家にやってきた兄弟猫について、そして彼らがやってきて変化した、猫たちの様子を綴る。

 

びわ吉(左)ゆず吉(右)。ゲージの中で寄り添うふたり=撮影・岩村美佳

びわ吉(左)ゆず吉(右)。ゲージの中で寄り添うふたり=撮影・岩村美佳

 

トラちゃんを通して知り合った猫友達たちとは、トラちゃんが死んだ後も、よく会い、猫話をする。2015年5月11日。その友人からのメールで、仕事場近くに子猫が生まれていることを知った。ちょうど、食事の約束をしていた友人たちと子猫たちを見に行くと、母猫と3匹の子猫が、空き家の裏で眠っているところだった。

 

はじめて出会った野良ファミリー。みんなでお昼寝中だった=撮影・岩村美佳

はじめて出会った野良ファミリー。みんなでお昼寝中だった=撮影・岩村美佳

 

子猫に出会ったのは久しぶりで、たまに足を運ぶようになった。成長してくると、それぞれ個性が出てくる。茶トラ白の雄猫2匹と、キジトラ白に茶色がまじった雌猫1匹。白が多い雄猫は人間がやってくると近くまで会いにくる子だった。寝ていても起きてご挨拶。ノラ猫とは思えない程人間に慣れていた。

 

空き家の縁側でお昼寝中。起き上がって挨拶してくれた=撮影・岩村美佳

空き家の縁側でお昼寝中。起き上がって挨拶してくれた=撮影・岩村美佳

 

美猫のお母さんの子供たちは、みんな可愛い。私のように会いにくる人や、近所の人にも可愛がられ、食事には困っていないようだった。空き家もあったので、寝床もあり、のびのびと育っていった。

 

お母さんと兄弟。初めて会った時は痩せていたお母さんもふっくら=撮影・岩村美佳

お母さんと兄弟。初めて会った時は痩せていたお母さんもふっくら=撮影・岩村美佳

 

そのファミリーに出会って、およそ4カ月が過ぎた頃、お母さんと雌の子猫がいなくなったが、しばらくしてお母さんはさくら耳(避妊手術をした猫の耳をカットしてわかるようにする)になって戻ってきた。雌の子猫は帰ってこなかったので、そのまま保護されたのだろうと思った。残った兄弟二匹が道路で遊びながら全力疾走するようになったのを見て、一抹の不安が頭によぎった。昨年死んでしまったご近所猫トラちゃんのように、車に轢かれてしまうのではないか……。さらに人に慣れすぎると危険も増える。それが「連れて帰ろうか」と思い始めたきっかけだった。

 

 

連れて帰りたいと思った理由はもうひとつある。一昨年急死した、うめ吉を思い出させる色合いだ。茶色よりも濃い、オレンジがかった毛の色が似ていた。母に何度も写真を見せたり、話したりして、ようやく連れて帰ることに同意してもらった。人間が大好きで抱っこも出来る、白が多い方の子猫はいつでも捕まえられたが、もう一匹の子猫は警戒心があった。

 

ある夜、二匹を連れて帰ろうと思い、友人に手伝ってもらって捕獲を試みた。白が多い方の子猫はすぐに捕まって、膝の上のキャリー中でゴロゴロ言う程。しかし、もう一匹の子猫は、捕まえようとするとすり抜けて逃げてしまう。そして、「捕まえた!」と思ったら、後ろ足で蹴飛ばされて右手首をざっくり……。この時の怪我は、治るまでに2カ月近くかかり、野良猫を甘くみたらダメだなと思わされた。先に白が多い方の子猫だけでも保護しようかとも考えたが、その子を連れて歩き始めると、もう一匹が心配そうに付いてくる。これは引き離せないねと、一度戻すことにした。

 

出直すことになった捕獲作戦。近所の方に聞くと、世話をしているボランティアの方がわかり、協力して頂くことになった。さすがプロ。その翌日には二匹を捕まえたという。そして、9月21日、2匹は我が家へやってきた。色んな方にお話を伺ったおかげで、おそらく2月末〜3月半ばあたりに生まれていることもわかった。

 

うめ吉が2匹になって帰ってきたようだった。秋の果実の名前にしようと、色が似ていて響きもかわいい「ゆず」と「びわ」に、うめ吉の弟たちのようなので、「吉」も使いたい。一見、どちらがどちらかわからないかもしれないが、白と茶色の分量と顔つきが全然違う。インスピレーションで、白が多い方に「ゆず吉」、茶色が多い方に「びわ吉」と名付けた。

 

ゆず吉(左)うめ吉(中央)びわ吉(右)。並べてみるとやはり似ている=撮影・岩村美佳

ゆず吉(左)うめ吉(中央)びわ吉(右)。並べてみるとやはり似ている=撮影・岩村美佳

 

ふたりが持ち込んだたちの悪い風邪が悪化し、入院、通院で先住猫たちも巻き込んだ大騒動になった。全員元気になって、今は猫たちの新しい関係が築かれている。その詳細は有料部分に書かせて頂くが、特に嬉しい誤算があった。ぽんずとゆず吉&びわ吉が仲良く遊ぶようになったこと。ぽんずにはじめてのお友達ができたのだ! なんだか感動……。

 

びわ吉(左)ぽんず(中央)ゆず吉(右)。まだ距離を測っている3匹=撮影・岩村美佳

びわ吉(左)ぽんず(中央)ゆず吉(右)。まだ距離を測っている3匹=撮影・岩村美佳

 

びわ吉をなめてあげるぽんず。すっかり仲良し=撮影・岩村美佳

びわ吉をなめてあげるぽんず。すっかり仲良し=撮影・岩村美佳

 

びわ吉とぽんずが寝ているところにゆず吉をのせてみると…3匹で寝てました!=撮影・岩村美佳

びわ吉とぽんずが寝ているところにゆず吉をのせてみると…3匹で寝てました!=撮影・岩村美佳

 

我が家に来て、のびのび暮らすゆず吉とびわ吉。外にいた時は、必ず身を寄せあって寝ていたが、お腹を出して、バラバラに寝るようにもなった。身を寄せあわなければいけない危険や心細さがないのだろう。

 

保護されたときにボランティアさんのところでハンモックを覚え、好きだというので我が家でも買ってみた。今は成長して、2匹一緒だと耐荷重を超えてしまうのに、折り重なるようにして使っている。

 

2匹のお気に入りのハンモック。大きくなって耐加重を超え、紐で補強しました=撮影・岩村美佳

2匹のお気に入りのハンモック。大きくなって耐加重を超え、紐で補強しました=撮影・岩村美佳

 

天真爛漫なゆず吉はいつも楽しそうに過ごしている。やんちゃすぎて家を傷だらけにするのが玉に傷だが、愛らしい表情にも癒される。

 

ゆず吉はよく襖をかじる。まるでドラキュラみたいなキバ…=撮影・岩村美佳

ゆず吉はよく襖をかじる。まるでドラキュラみたいなキバ…=撮影・岩村美佳

 

おもちゃも大好きなゆず吉。天真爛漫=撮影・岩村美佳

おもちゃも大好きなゆず吉。天真爛漫=撮影・岩村美佳

 

慎重なびわ吉は、慣れて人間に甘えてくるようになった。部屋の隅に隠れていた子に、べったりと甘えて来られると、そのギャップにメロメロになる。

 

部屋の隅からのぞくびわ吉。慎重派=撮影・岩村美佳

部屋の隅からのぞくびわ吉。慎重派=撮影・岩村美佳

 

まったりのびわ吉。こう見えてすごい動体視力の持ち主=撮影・岩村美佳

まったりのびわ吉。こう見えてすごい動体視力の持ち主=撮影・岩村美佳

 

ふたりともノラ猫出身とは思えないほど飼いやすく、爪を切るときもあまり抵抗せず、薬を飲むのも上手。抱っこも大好きだ。「うちの猫たち抱っこできない……」という欲求不満は、ゆず吉とびわ吉によって解消された。

 

外の楽しさはなくなってしまったけれど、家の中で暮らす安心を手にしたふたり。猫の幸せは色々だけれど、我が家に来てくれた子たちが楽しく暮らしてくれたら嬉しい。

 

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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