農薬・肥料を使わずに美味しい野菜を栽培、「大地の学校」レポート | アイデアニュース

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農薬・肥料を使わずに美味しい野菜を栽培、「大地の学校」レポート

筆者: 松中みどり 更新日: 2016年1月4日

北海道の農場“佐々木ファーム”は、農薬はもちろん肥料も使わない自然栽培で飛び切り美味しい野菜を育てていることで有名です。その佐々木ファーム代表取締役、貴ちゃんこと村上貴仁さんが2015年12月17日、大阪で「大地の学校」入門講座を開講しました。

「大地の学校」授業風景=撮影・松中みどり

「大地の学校」授業風景=撮影・松中みどり

なぜ貴ちゃんは農業を志すようになったか、そしてどうして自然栽培である「ありがとう農法」をすることになったのか。そして、大地から教えてもらった5つの物差しの説明。これを実践すると何があっても幸せになるし、楽に生きられる。難しい農業技術じゃなくても、農薬や肥料を使わなくても作物が採れるようになる。そんな話をしますよと言われて始まった4時間の授業は、とても4時間では足らなくて、何度も何度も「ああ、もっと説明したい~~」と貴ちゃん先生が嘆き、朝3時までかかってもいいですか?と冗談めかして聞かれるほど内容の濃いものでした。

貴ちゃんは、化学肥料や農薬を使って自然をコントロールする慣行栽培を「おじいちゃん」、たい肥などを肥料にし農薬を極力使わない有機栽培を「お父さん」と呼びました。そして、自分が実践している農薬も肥料も一切使わない自然栽培のことを、そうした先輩方に支えられ、教えられ、育ててもらった「子ども」なのだと言うのです。貴ちゃんは決して農薬のことを悪く言いません。むしろ、農薬すごいな、近代農業はこうやって発展してきたんだなと尊敬し、必要であれば薬を使えばいいと言います。

でも、貴ちゃんは息子の大地君を失ってから、農薬や殺虫剤や殺菌剤を使えなくなりました。自分の畑に草がぼうぼうと生えて、虫や蝶がいっぱいで、あらゆる病原菌が元気に活躍している状態になった時に嬉しくてたまらなかったというのです。いのちあふれる大地の上に立って、自然の一部になれたことが嬉しかった。そして、貴ちゃんは気づきます。雑草や虫や病気にやられてほとんどダメになった野菜のうち、1割くらいがピカピカに生きていてることに。何にも手助けしてもらわなかったのに、自分の力で生き抜いているレタスに、「生命力」を教えてもらったと言いました。そして、「生命力の強い野菜を作ってお客さんの生命力を上げるのが使命だ」と気がついたのです。「農家の仕事は野菜を詰めた段ボール箱のふたを閉めたら終わりなんじゃない」、「いのちをつなぐものはいのちしかない」。貴ちゃんはそんな風に言いました。

大好評だった大地の学校in大阪の第二期が、さっそく開講される運びになりました。詳しくはこちらです → 一般社団法人日本ラブミー協会

http://ameblo.jp/with-glay/entry-12110057954.html

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<この記事のアイデアニュース有料会員向け部分(約3800字)の小見出し>
■大成功だった映画「大地の花咲き」上映会
■農作業中にアキレス腱断裂、驚異の回復力で来阪
■切れてない方のアキレス腱に「つながっていてくれてありがとう」
■何があっても幸せになる、農薬や肥料を使わなくても作物が採れる
■農薬のことを悪く言いません、必要であれば薬を使えばいいと言います
■自分の年齢×1万回「ありがとう」と言ったら奇跡が起きる、家族も救われる
■「5つの物差し」は、生命力、エネルギー、豊穣、陰陽、循環
■理由は本当は関係ない、チョコレートが今ここにあるっている事実だけが大事
■大地の学校in大阪の第二期がさっそく開講される運びに

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<筆者プロフィール>松中みどり(まつなか・みどり) フィリピン支援ボランティア/英語講師/ライター 初めて行った外国がフィリピンで、以来かの国の人々の明るさ温かさに魅せられ、様々なNGOや支援活動に関わる。1994年からは山岳先住民アエタの教育支援主宰。コミュニケーションツールとしての英語を各地で教えている。動物好きの自称「ケモノバカ」。飼い猫は黒猫で親バカ度も加速中。 ⇒松中みどりさんの記事一覧はこちら

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