生活も人生も行き詰まって根無し草のような4人の男の姿を描いた舞台『High Life』(ハイ・ライフ)が、2018年4月14日、東京の「あうるすぽっと」で開幕しました。ジャンキーで、違法薬物と犯罪の臭気が立ち上る男たちの、哀しく愛おしい物語。この舞台の一部を動画と写真で紹介します。
『High Life』は、カナダ気鋭の劇作家、リー・マクドゥーガルの戯曲処女作で、1996年にカナダ・トロントのクロウズ・シアタ―で初演。国内各都市及びニューヨーク、ロンドンでも上演され、同年のトロント地区最優秀新作戯曲賞を受賞。日本初演は2003年、流山児★事務所。翻訳を手掛けた吉原豊司さんは、第9回湯浅芳子賞を受賞しています。
4人のうち、まず登場するのは、保護観察中のディック(古河耕史)と、出所したばかりのバグ(伊藤祐輝)。
さらに、腎臓が一つしかないドニー(ROLLY)と、女性関係で追い込まれているビリー(細田善彦)が、ディックのもとを訪れます。
4人は、いずれもジャンキーで、違法薬物と犯罪の臭気が立ち上っています。
人生に行き詰まった彼らは、一発逆転を狙って大金を手に入れようとしますが……。
こちらは、ディックのもとをビリーが訪れた時のシーンと、銀行を襲うため車の中に待機している時の様子を描いた場面の動画です(撮影・伊藤華織)。
アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、舞台の後半の写真5カットと、車の中でおしっこがしたくなったドニーの気を紛らわせるために、ディックがドニーに好きな映画について尋ねる場面などの動画(1分18秒)を掲載しています。
<有料会員限定部分の小見出し>
■ディックがドニーに好きな映画について尋ねるシーンなどの動画(1分18秒)
■ビリーとドニー
■車の中で
■銀行内のビリー
■好きな映画は…
■ディックとバグ
<SMA_STAGE 第1弾公演『High Life』>
【東京公演】2018年4月14日(土)~4月28日(土) あうるすぽっと
公式ページ
http://sma-stage.com/highlife/
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