いつまでも若く美しい青年と、年老いてゆく彼の肖像画…。オスカー・ワイルドの小説「ドリアン・グレイの肖像」をもとにして、荻田浩一さんが脚本・演出を担当して創るミュージカル『ドリアン・グレイの肖像』が、2018年9月21日(金)から東京の博品館劇場で、2018年10月10日(水)からは大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ上演されます。
今作の脚本・演出を担当する荻田浩一さんは、オスカー・ワイルドその人を描いたMUSICAL『WILDe BEAUTY ~オスカー・ワイルド、或いは幸せの王子~』(浦井健治さんらが出演して2008年初演、東山義久さんらが出演して2017年再演)の脚本・作詞・演出も担当しています。
今回のミュージカル『ドリアン・グレイの肖像』では、時代設定を、原作の19世紀末から20世紀末に移し、1990年代のロンドンをイメージしたミュージカルとして創られます。
美青年のドリアン役を演じるのは、良知真次さん。良知さんは、初演の『WILDe BEAUTY』にも出演するなど、荻田作品に度々出演しています。
ドリアンを悪へと導くヘンリー役は、“DIAMOND☆DOGS”のリーダーで、2017年の『WILDe BEAUTY』では主人公オスカー・ワイルドを務めた東山義久さんが演じます。
またスペシャルキャストとして、剣幸さんが出演するほか、風花舞さん、彩輝なおさん、蘭乃はなさんをはじめとする皆さんが出演します。(大阪公演には、彩輝なおさんは出演せず、代わりに星奈優里さんが出演します)
<ストーリー>
自称映像作家のバジルは、街角で会ったドリアン・グレイ(良知真次さん)と名乗る青年に惹かれ、彼の姿をカメラに収める。
次にバジルはドリアンを秘密のクラブへと誘った。永遠の美と若さを追い求め、背徳と快楽を究める「悪の華」の主宰者ヘンリー・ウォットン(東山義久さん)はドリアンを気に入り、更なる不品行へと導くが、意に反してドリアンは前衛劇の女優シビルと恋に落ちる。
一方、探偵を使ってドリアンの消息を尋ねるアガサという女性がいた。常に若々しく美しいドリアンの周辺で起こるのは、醜悪にして凄惨な事件。彼には不思議な秘密があった。
<ミュージカル『ドリアン・グレイの肖像』>
【東京公演】2018年9月21日(金)~9月30日(日) 博品館劇場
【大阪公演】2018年10月10日(水)~10月11日(木) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
<関連サイト>
博品館劇場のページ
http://theater.hakuhinkan.co.jp/pr_2018_09_21.html
梅田芸術劇場のページ
http://www.umegei.com/schedule/743/
- ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』主演、中川晃教の衣裳付ビジュアル公開 20191128
- 中川晃教・宮尾俊太郎出演、ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』2020年上演 20191126
- 「皆様が期待している以上の舞台人としての21年目に」、東山義久インタビュー(下) 20181207
- 「人間の幸せって何だろうと」、『ロボット』水田航生(下) 20241114
- 「芝居の塩梅をミリ単位で」、『ロボット』水田航生(上) 20241113
- 「空を見たくなって」、『ロボット』朝夏まなと(下) 20241113