1964年の東京オリンピックで銅メダルを獲得した円谷幸吉さんと、その4年後のメキシコオリンピックで銀メダルを獲得した君原健二さんの2人を描いた舞台『光より前に ～夜明けの走者たち～』が、2018年11月15日（木）に開幕しました。アイデアニュースでは11月14日に行なわれたプレビュー公演を撮影させていただきましたので、一部を動画で紹介します（動画撮影・岩村美佳）。

出演は、宮崎秋人さん（円谷幸吉役）、木村了さん（君原健二役）、中村まことさん（宝田修治役）、高橋光臣さん（高橋進役）、和田正人さん（畠野洋夫役）。作・演出は、谷賢一さん。特別監修は、青山学院大学陸上競技部・長距離ブロック監督の原晋さんです。

舞台『光より前に ～夜明けの走者たち～』より＝撮影・神ノ川智早

＜『光より前に ～夜明けの走者たち～』初日コメント＞

宮崎秋人さん：約一ヶ月間の稽古をしてきまして、いよいよ幕開けです。円谷幸吉さんを知れば知るほど責任も重大と感じ、円谷さんという存在を届けなければいけないという使命感も増してきましたので、自分の与えられた役をしっかり演じ切りたいと思います。君原健二さんも観に来てくださいますし、最後まで精一杯頑張ります。

木村了さん：僕一人だけ御存命の君原健二さんの役を演じますが、この作品ならではの君原さんをお見せする気持ちで臨んでいます。カンパニーの皆で熱さを持って世界観を作り上げており、革新的な映像とともに、谷さんの才覚が存分に発揮されている作品です。言葉一つ一つがすごく大事になっていて、心と心のキャッチボールを大切にした人間ドラマですので、観ていただいた方に何か答えを見つけていただけるのではないかと思います。気負いせずに観にきていただきたいです。

中村まことさん：いよいよ初日の幕が開きますよ。号砲一発、五人の役者が走りはじめます。舞台裏のスタッフさんも走りますよ。受付嬢も走る。遅れて来たお客さんも走る！完走目指して頑張ります。ご来場お待ちしてます！

高橋光臣さん：円谷幸吉と君原健二という二人の純粋なランナーの生き様、どのように生き、どのような結末を迎えるのか、その人生でどのような人が関わったのか、それによって二人がどのように変わっていったのか、二人の人生の軌跡を一緒にたどっていただけると、それぞれの心に残る作品になるのではないかと思います。じっくりと味わっていただけたら嬉しいです。

和田正人さん：当時を知る人には懐かしく、知らない世代には誇らしさを感じる、そんな空気を纏う舞台が生まれたように思います。偉人たちが積み上げてきた歴史の偉大さを、今まさに皆様と共に体現できることを嬉しく思います。

谷賢一さん（作・演出）：信頼するコーチや恋人との関係など、マラソンランナーの話でありながら人間関係が主体になっている物語です。円谷さんの悲劇は繰り返されてはならないことで、現代に正しく伝えたいと思い作品化しました。何を大事に生きていったら良いのか、作品を通して感じていただけたらと思います。

青山学院大学　陸上競技部　原晋監督（特別監修）：スポーツに携わる方はもちろん、サラリーマン、子育てに悩む親御さんなど、様々な方にぜひ観ていただきたい作品です。走るとは何か、生きるとは何か、その答えが見つけられるのではないかと思います。

※アイデアニュース有料会員（月額300円）限定部分には、舞台中盤の一部の動画を掲載しています（1分22秒）。

＜有料会員限定部分の小見出し＞

■『光より前に ～夜明けの走者たち～』中盤より（1分22秒）

＜舞台『光より前に ～夜明けの走者たち～』＞
作・演出：谷賢一
出演：宮崎秋人　木村了　高橋光臣　中村まこと　和田正人
【東京公演】2018年11月14日（水）～25日（日）　紀伊國屋ホール
（11月14日はプレビュー公演）
【大阪公演】2018年11月29日（木）～12月2日（日）　ABCホール

＜チケット＞
料金：一般／7,000円、U-23／3,500円（観劇時23歳以下、要身分証提示、チケットぴあのみ取り扱い、枚数限定）※全席指定・税込　※未就学児入場不可
公演に関するお問い合わせ：03-5410-1885 　ワタナベエンターテインメント（平日11：00～18：00）

＜関連サイト＞
公式HP
http://hikari.westage.jp/

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舞台『光より前に ～夜明けの走者たち～』より＝撮影・神ノ川智早