一路真輝と田代万里生が芝居初共演『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』 | アイデアニュース

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一路真輝と田代万里生が芝居初共演『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』

筆者: アイデアニュース編集部 更新日: 2020年9月17日

ベートーヴェンが遺した名前のない手紙をもとに描かれる舞台『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』が、2020年11月28日(土)に兵庫芸術文化センターで開幕し、富山、愛知、東京でも上演されます。出演は、一路真輝、田代万里生、神尾佑、前田亜季、安藤瞳、万里紗、春海四方、石田圭祐、久保酎吉のみなさん。演出は栗山民也さん、脚本は木内宏昌さん、音楽・演奏は新垣隆さんが担当します。ベートーヴェンが思いを寄せたとされるアントニー・ブレンターノ役の一路真輝さんは「栗山さんの作られる世界の中で、あのベートーベンが思いを寄せ続けた女性を演じる!なんと言う女優冥利に尽きることでしょうか。素敵なキャストの皆さまと初めての共演も楽しみです」、ベートーヴェンの後継者で音楽家のフェルディナンド・リース役の田代万里生さんは「昨年8月に実際にベートーヴェンの所縁の地を辿って来ました。お芝居では初共演となる一路真輝さんをはじめ、素晴らしい皆様とこの新作舞台をお届け致します。是非劇場で不滅の愛の物語を体感して下さい」とコメントしています。

舞台『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』に出演する(上段左から)一路真輝さん、田代万里生さん、(下段左から)神尾佑さん、前田亜季さん
舞台『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』に出演する(上段左から)一路真輝さん、田代万里生さん、(下段左から)神尾佑さん、前田亜季さん

<ストーリー>
ピアノ・ソナタ第31番Op.110―その旋律から19世紀に生きたひとりの女性の姿が浮かび上がる。「不滅の恋人」アントニー・ブレンターノ。革命の嵐吹き荒れるなか、身を売るように、ウィーン貴族の家から実業家のもとへ嫁いだ彼女。絶望の淵にいたアントニーはルードヴィヒの音楽に生かされ、彼と彼の芸術を愛するようになる。しかしふたりの関係は、家族に、社会に、時代に、運命に打ち砕かれ、不滅の恋は封印される。ただ、その名を記すことさえなかった手紙だけが、ルードヴィヒの愛を伝える。いま、一台のピアノを囲みながら、あの日をルードヴィヒと過ごした者たちが証言する― あの交響曲も、あのピアノソナタもすべて、「不滅の恋人」への献身から生まれた芸術であることを。

【登場人物】
アントニー・ブレンターノ(不滅の恋人)…一路真輝
青年/フェルディナンド・リース(音楽家/ベートーヴェンの後継者)…田代万里生
フランツ・ブレンターノ(アントニーの夫)…神尾佑
ジョゼフィーネ(テレーゼの妹/ベートーヴェンの元恋人)…前田亜季
テレーゼ・ブルンスウイック(ジョゼフィーネの姉)…安藤瞳
ベッティーナ(フランツの妹/ゲーテの恋人)…万里紗
画伯/ヨーゼフ・カール・シュティラー(肖像画家/二役)、ビルケンシュトック伯爵(アントニーの実父/二役)…春海四方
プライトショーフ(アントニーの従兄)…石田圭祐
郵便馬車の男…久保酎吉
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(声)

<栗山民也さんのコメント> 
ウィーンにお住まいの小熊節子さんから、手紙をいただいた。小熊さんは、オーストリアと日本の文化を繋ぐ、とても大切なコーディネイトの仕事をされている。その芸術に対する限りなく深い情熱と愛の気持ちに、いつも胸が熱くなる。その内容は、ベートーヴェンについての舞台の企画のお話しだった。溢れるような、その途切れることのない音楽の話に、また音楽が好きでたまらない私の好奇心はどこまでも拡がり膨らんでいった。東京にいらっしゃるたびにお会いし、何度も語り合った。その多くの時間は、ベートーヴェンの音楽のように深く力強く前へ前へと向かう貴重な時で、何もかもが私の中に残っている。昔から後期の弦楽四重奏曲とピアノ・ソナタを、特に大切なときに聴いてきた。その度に、その音の裏側から、ため息のように繊細で至高の美しさに充ちた光景が、目の前をゆっくりと流れるように映し出されるのだった。そんな世界を訪ねてみようと、思う。

<一路真輝さんのコメント> 
栗山さんの作られる世界の中で、あのベートーベンが思いを寄せ続けた女性を演じる!なんと言う女優冥利に尽きることでしょうか。素敵なキャストの皆さまと初めての共演も楽しみです。ベートーベン生誕250年にこのような作品に関わらせて頂けること、また劇場の空間で皆様にお会い出来る事。とても幸せに思っています。わたしなりのアントニーを作っていきたいです!

<田代万里生さんのコメント> 
昨年8月に実際にベートーヴェンの所縁の地(ウィーンやハイリゲンシュタット)を辿って来ました。これまで歴史上の大作曲家と漠然と捉えていた人物でしたが、彼の家で想いを馳せると、「ついさっきまで彼はここにいたんだよ」と誰かに言われたような気持ちになり、確かな存在を実感することが出来ました。演出の栗山民也さんの導きにより、お芝居では初共演となる一路真輝さんをはじめ、素晴らしい皆様とこの新作舞台をお届け致します。是非劇場で不滅の愛の物語を体感して下さい。

<舞台『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』公演概要>
【兵庫公演】2020年11月28日(土)~11月29日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【富山公演】2020年12月2日(水) 富山県民会館ホール
【愛知公演】2020年12月5日(土) 東海市芸術劇場 大ホール
【東京公演】2020年12月11日(金)~12月26日(土) よみうり大手町ホール
公式ホームページ
https://op110.jp/

<キャスト・スタッフ>
原案:小熊節子、演出:栗山民也、脚本:木内宏昌、音楽・演奏:新垣隆
– 出演 –
一路真輝、田代万里生、神尾佑、前田亜季、安藤瞳、万里紗、春海四方、石田圭祐、久保酎吉
– スタッフ –
美術:長田佳代子 
照明:服部基 
音響:井上正弘 
映像:上田大樹 
衣裳:前田文子 
ヘアメイク:鎌田直樹 
演出助手:田中麻衣子 
舞台監督:藤崎遊
企画・製作:サンライズプロモーション東京/パソナグループ

<アイデアニュース編集部より>
この作品の案内記事を掲載するにあたり、ベートーヴェンとでアントーニア・ブレンターノについて、ベートーヴェンが遺した手紙について、あれこれ調べました。いろいろな説がありましたが、こちらのURLからダウンロードできる青木やよひさんの論文「ベートーヴェン《不滅の恋人》研究の現在」が一番「なるほど」と思いましたので、ご紹介します。クリックするとPDFが表示されます。
http://www.ri.kunitachi.ac.jp/lvb/rep/aoki01.pdf

こちらはAmazonで販売されている青木やよひさんの著書「ベートーヴェン“不滅の恋人”の謎を解く」 (講談社現代新書)です。

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