2023年6月26日(月)から7月5日(水)まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で、7月9日(日)から7月13日(木)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演されるミュージカル『SUNNY』で、奈美の学生時代を演じる渡邉美穂さんのインタビュー後編です。「下」では、「奈美が自分を取り戻せたことに、すごく喜びを覚える」シーンについて、花總さんと歌うことについて、2月に出演していた舞台『逃げろ! 〜モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ〜』の時のことなどについて伺った内容と、お客様へのメッセージを紹介します。
ーー主人公の奈美は、花總まりさんが演じる時代では、自分を取り戻せたことに、すごく喜びを覚えているじゃないですか。あそこは結構物語のハイライトかなと思うのですが、そこについてはどう思いますか?
最初に高校に転校してきたときは、まだまだ田舎者で、周りにもなじめなくて。でも、周りの影響でどんどん心を開いて明るくなり、本来自分がもっていたものが出てきたりしていますよね。それが数十年かけて、家族だったり、夫のことだったりといろいろあって、またあの当時あったものが年齢を重ねてなくなっていって。でも、当時自分に自信をくれた仲間たちによって、本来の自分がまた戻ってくるところに、なんだかんだで仲間のつながりは消えないんだなと思いました。
ーー渡邉さんにとって、今の時点でそういう存在はありますか。
集まれば学生当時のことは話しますし、思い出してそういうことを言い合える友人はいます。正直、自分はいま中間にいるなと思っています。どちらかというと学生時代寄りの年代ではありますが、女子高生のときと同じような感じでいま生きているかと聞かれたら、まったくそうではないですし。学生時代に背負っていたものと、いま背負っているものはまったく違いますから。でも、いまの段階ではまだ学生時代の気持ちが残っていたりと、「懐かしいな」とはなっていないんです。たぶん、今後20代後半から30代にかけて、どんどんいままで気づかなかったもの、見えなかったものが見えてくるのかなと思っています。
ーーその関係性が発展していくのが、この先楽しみですね。
ともに大人になっていくんだと思います。
ーー10年後くらいにお話を伺ってみたいです(笑)。
33!(笑)。
ーー今回のミュージカルで、歌われる曲が3曲発表され、「スウィートメモリーズ」を花總さんと歌うことになったとお伺いしましたが、いかがでしょうか。
花總さんと歌うなんて、緊張しますね。
ーー花總さんは、どんな印象ですか。
実は、まだお会いしていないんです。私からしたらとても上の、天空にいらっしゃる感じなんです。奈美の学生役を演じますし、一緒に歌わせていただくのも、頑張らないと!という気持ちでいっぱいです。ただただ緊張ですね。本番を迎えて一緒に歌っている姿が想像がつかないです。その絵がまったく浮かばないです。いずれは、その未来が絶対に来るんですが、大丈夫かな私という(笑)。
ーー音楽以外でも、楽しみにしていることはありますか?
映画でもそうなんですが、もめることが多いじゃないですか。女子高生時代に、敵グループみたいなバチバチのライバルグループがいて、そこでみんなが「なんだよ」みたいになるのは、楽しみだなと思います(笑)。女の子のケンカは、あまり見ないじゃないですか。
ーー確かに。
それをこの面々で、しかもみんなこの見た目でやるのはいいものが見られるんじゃないかなと思います(笑)。楽しみですね。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、2月に出演していた舞台『逃げろ! 〜モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ〜』の時のことなどについて伺った内容やお客様へのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■2月出演の舞台『逃げろ!』は3回目の舞台。「毎回変化を楽しもう」と挑めた
■一緒のシーンがなかったからこそ、村井國夫さんと他愛のないこともお話しできた
■村井さんたちのお芝居を観て、今の自分にはどうもがいても出せないものを感じた
■『SUNNY』では、たくさん歌も歌う。初ミュージカルなので全身全霊で頑張りたい
<ミュージカル『SUNNY』>
【東京公演】2023年6月26日(月)~7月5日(水) 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
【大阪公演】2023年7月9日(日)~7月13日(木) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
公式サイト
https://www.umegei.com/sunny/
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観劇前にはミュージカルへの期待やわくわくを感じられて、観劇後にはミュージカルの内容を振り返って懐かしむことができるすごく素敵な内容でした。それに以前の舞台に関する内容も訊いてくださり、その点でも知ることができてすごく嬉しかったです。素敵なインタビューをありがとうございました!