「お客様の覚悟を思うと、胸が熱くなります」、一路真輝インタビュー(下) | アイデアニュース

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「お客様の覚悟を思うと、胸が熱くなります」、一路真輝インタビュー(下)

筆者: 村岡侑紀 更新日: 2021年1月12日

2021年1月22日(金)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで開幕し、東京・静岡・愛知・広島で上演される舞台『キオスク』に出演する一路真輝さんのインタビュー、後編です。本作と同じくオーストリアの女性を演じられた『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』について、共演者である田代万里生さんとのエピソードや、2020年を振り返りながら、今、感じられていることなどを伺いました。

一路真輝さん
一路真輝さん

ーー『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』のアントニーは、とてもノーブルな役でしたよね。

貴族の女性が、大富豪に嫁ぐという(笑)。でも、演出の栗山さんに、「今までの一路さんが演じてきたノーブルで気品があるという面だけではなく、時代に翻弄された女性の心の叫びのようなものをもっと出しなさい」と言われていたんです。実を言うと、すごく苦しんで役作りをしていたんですよ。

ーー一路さんのアントニーを拝見しながら、とても素敵な女性だなあと感じました。

アントニーも、元は貴族の女性ですし、今までの自分の引き出しを活かせそうだと考えていたのですが、そこを根こそぎ覆されるという経験をしました。もちろん、「貴族出身で名家のお嬢さん」という、今までの役作りで培ってきたものは、ベースラインとして自分の中にあったのでとても助けられました。でも、アントニーという役では、そこから更にもっともっと深いところで人間を描かなければならないという言葉を栗山さんにいただいていたんです。稽古期間の1ヶ月、すごく苦労していたので、本番の初日が開くのがもう、怖くて怖くて仕方がなかったんです。

ーーそこから『キオスク』へと。

『キオスク』では、田舎の湖畔で親子二人で生きてきたシングルマザーの役です。これまでもオーストリアという土地に縁のある役を演じさせていただくことが多かったので、場所としても自分の中に思いがあります。ただ、第二次世界大戦の真っ只中に突入していく時代のオーストリアを描いた作品に出るのは『キオスク』が初めてで、ひとつの国の歴史を様々な時代を通して俯瞰して見させていただいているという気持ちもあります。今回は特に、こういう時代に生きていた母と息子がいたのだなあという、すごくジーンとした思いがあるんです。朗読劇に続いて、今回また同じ役を演じられるので、より役を深めていきたいですね。

ーー『キオスク』はストレートプレイですが、ミュージカルとは役作りのアプローチは異なるものなのでしょうか?

根本は一緒だと思います。ただ、ミュージカルでは、最も感情が盛り上がるのは曲が流れて歌うということになりますから、お芝居をしながらも、曲が流れると身体が歌に向けて準備し始めたりすることもあるんですよね。一方で、ストレートプレイでは、お芝居でグッと気持ちを追い込み続けていくんです。例えば、苦しいという気持ちがあったら、どこまでも胸の中で、そこを追い込んでいくというような感じですね。でも、ミュージカルでも、もちろんそれをされている方はたくさんいらっしゃると思いますし、私がまだまだ未熟者だというだけなので、今回、お芝居の面をより掘り下げていきたいと思っています。自分が思っていることじゃない感情を持ったり、セリフを言ってみることができるのは、演劇をする上での楽しみですね。いろいろな演出家の方々とご一緒する中で、とても勉強させていただいています。今回も、何か一つ新しい自分を作りたいなと思っていますね。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、『キオスク』での手紙をめぐる演出シーンの稽古場エピソードや、『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』で共演した田代万里生さんについてのほか、今、舞台に立つことへの思いなどを伺った、インタビュー後半の全文を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■林翔太さんは、一人でとても大きなものを背負っているので、大変だと思います

■万里生くんが世界に一台しかないピアノで、「私だけに」を弾いてくれて…

■お客様は、どれほどの覚悟でいらしてくださっているんだろうと思うと、胸が熱く

<舞台『キオスク』>
【兵庫公演】2021年1月22日(金)~1月24 日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【東京公演】2021年2月11日(木・祝)~2月21 日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
【静岡公演】2021年2月23日(火・祝) 静岡市清水文化会館 マリナート 大ホール
【愛知公演】2021年2月25日(木) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【広島公演】2021年2月27日(土) JMSアステールプラザ 大ホール
公式サイト
https://www.kiosk-stage.com/
作:ローベルト・ゼーターラー
翻訳:酒寄進一
演出:石丸さち子
出演:林翔太、橋本さとし、大空ゆうひ、上西星来(東京パフォーマンスドール)、吉田メタル、堀文明、一路真輝、山路和弘
企画:兵庫県立芸術文化センター
共同制作:兵庫県立芸術文化センター、キューブ

<関連リンク>
キオスク 公式 Twitter
https://twitter.com/kiosk1937
一路真輝オフィシャルサイト
https://www.toho-ent.co.jp/actor/1043
一路真輝オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/ichiro-maki/

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<筆者プロフィール>村岡侑紀(むらおか・ゆき) ライター 広告制作会社に入社し、コピーライターとしてキャリアをスタート。その後、化粧品メーカーのマーケティング担当として多くのブランドを育成。現在は、ベンチャー企業で広報を担当している。さまざまなフィールドに立ってきたが、共通するのは「誰かや何かの魅力を伝える」こと。趣味は、舞台鑑賞や美術館巡り。作品はもちろん、そこに携わる方々の魅力を伝えたいという思いで、ライターに。 ⇒村岡侑紀さんの記事一覧はこちら

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