2023年2~3月に、東京・東京国際フォーラムホールC、大阪・梅田芸術劇場メインホールで、ブロードウェイ・ミュージカル『DREAMGIRLS』日本版プロダクションの上演が決定したことが、このほど発表されました。その他の地域での公演も現在調整されています。
本作の演出を手掛けるのは、読売演劇大賞優秀演出家賞を2年連続で受賞している劇団俳優座の眞鍋卓嗣さんです。映画版では、ビヨンセが演じて大きな話題となった主役のディーナ・ジョーンズは、元宝塚歌劇団雪組トップスターの望海風斗さんが務めます。また、本作は、 ブロードウェイ・ミュージカル『DREAMGIRLS』の、日本キャストによる初めての日本版上演となります。
ブロードウェイ・ミュージカル『DREAMGIRLS』は、脚本・作詞トム・アイン、音楽ヘンリー・クリーガー、『コーラスライン』で知られるマイケル・ベネットが生前最後に演出と振付を手掛け、1981年にブロードウェイで初演、翌年のトニー賞では、ミュージカル脚本賞や振付賞を始めとする6部門受賞の快挙を成し遂げた、大ヒットブロードウェイ・ミュージカルです。2006年(日本公開2007年)には、ビヨンセ・ノウルズ、ジェニファー・ハドソン、ジェイミー・フォックス、エディ・マーフィ等の豪華競演で映画化され世界的に大ヒットしました。
1960年代のアメリカを舞台に、黒人女性ボーカルグループが歩んだ栄光と挫折、再生が描かれます。煌びやかなショービジネスの世界の裏には人種の壁が立ちはだかり、確執、葛藤、友情、家族愛…様々な感情と思いが交錯するヒューマンドラマを、珠玉の名曲と共に綴ります。なお今回の日本版は、1988年の台本で上演されます。
眞鍋卓嗣さんと望海風斗さんのプロフィールとコメントを紹介します。
■演出:眞鍋卓嗣(まなべ・たかし)劇団俳優座文藝演出部所属。
大学在学中に音楽・演劇の両活動を始め、2002年劇団俳優座演劇研究所へ入所。以降劇団公演のみならず外部での演出助手やスタッフワークにも積極的に参加し経験を培い近年はストレートプレイ、音楽劇、オペラと幅広く演出を手掛ける。2020年紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2021年『インク』『海王星』で2年連続の読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど気鋭の演出家として様々な作品を手掛ける。
<コメント>
このお話をいただいた時、正直驚きました。え?あのドリームガールズ!?多くの人に愛されている作品なのでその分ハードルの高さも感じていますが、何より素晴らしい音楽に私のイメージを重ねることができる喜び、そして望海風斗さんという素敵な方とご一緒出来る喜びが勝り、期待で胸がいっぱいです。いまを生きる私たちのドリームガールズを目指して、できる限り挑戦していきたいと思います。
■ディーナ・ジョーンズ役: 望海風斗(のぞみ・ふうと)
2003 年宝塚歌劇団入団、同年花組に配属。2017 年から雪組トップスターに就任。3 拍子揃った実力の中でも、特に歌唱力に秀でた男役として活躍。『ファントム』、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』、『fff-フォルティッシッシモ-』等の代表作のほか、「anan」で現役トップスターとして初の表紙に抜擢、ナオト・インティライミプロデュースで楽曲を配信リリースし iTunesチャートで 1 位を獲得する等沢山の快挙を成し遂げる。2021 年 4 月退団後、5 万人を動員したコンサートツアー『SPERO』開催。22 年1月、退団後初となるミュージカル『INTO THE WOODS』に魔女役で出演。この後も『next to normal』『ガイズ&ドールズ』への出演を予定している。
<コメント>
私自身大好きな作品で、映画はもちろん舞台も拝見していたので、あの世界にディーナ役で入り込めるのかと思うと感謝と喜びで一杯です!
日本初演。沢山の壁や不安はあると思いますが、ワクワクする音楽、素敵なストーリーに助けてもらいながら、演出の眞鍋卓嗣さん、カンパニーの皆さんと力を合わせて一つ一つ乗り越えていきたいです。 2023 年『ドリームガールズ』、劇場で皆様とお会いできる日を楽しみにしております!
<ブロードウェイ・ミュージカル『DREAMGIRLS』>
【東京公演】2023年2月 東京国際フォーラム ホール C
【大阪公演】2023 年2~3月 梅田芸術劇場メインホール
※その他の地方公演も調整中
公式サイト
https://www.umegei.com/dreamgirls2023/
脚本・作詞:トム・アイン
音楽:ヘンリー・クリーガー
オリジナル・ブロードウェイ版演出・振付:マイケル・ベネット
ブロードウェイ版制作:マイケル・ベネット、ロバート・アビアン、ゲフィン・レコーズ、シュバート・オーガニゼーション
演出:眞鍋卓嗣
出演:望海風斗 ほか
企画・制作・主催:梅田芸術劇場
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