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「源流を辿っていっているんだなって」、『子午線の祀り』成河インタビュー(上)

筆者: 達花和月 更新日: 2017年4月20日

 

2017年7月に世田谷パブリックシアター開場20周年記念公演として『子午線の祀り』が上演されます。『平家物語』を題材として、木下順二が書いた日本の演劇史上に残る壮大なスケールの叙事詩劇。昨年10月に行われたリーディング公演を経て、過去2回平知盛を演じた、芸術監督 野村萬斎さんによる新演出・新キャストで新たな幕が上がります。この公演に九郎判官義経(源義経)役で出演される成河さんにお話を伺いました。

 

成河さん=撮影・達花和月

成河さん=撮影・達花和月

 

 

■ちょっとずつですけど、その恐ろしさがようやく日々わかってくる(笑)

 

――今回ご出演される『子午線の祀り』は、1979年の初演以来これまでにも度々上演されて、宇野重吉さんや観世榮夫さんというそうそうたる方々が演出してこられた作品ですね。

 

やめてください、もうヤメテクダサイ(笑)…現実ですね。受け入れないと。はい、光栄な事です、本当に。

 

――オファーを受けられていかがでしたか?

 

だいぶ前、企画が立ち上がる頃に、野村萬斎さんから戴いたお話だったんです。キャストも含めて、どういう形でやるかもわからない時に、真っ先にお声をかけていただいて。萬斎さんは、『春琴』(2008年、2009年、2010年、2013年 Simon McBurney演出 世田谷パブリックシアター)のときから世田谷パブリックシアターの芸術監督でいらっしゃいましたから、お世話になってました。当時ロンドンでも稽古があったのですが、そこに萬斎さんがいらっしゃって、一緒にお食事したり。萬斎さんもすごくサイモンが好きで、いろんなお話をしましたね。『子午線の祀り』のお話があったのは2年くらい前です。僕は作品について何も知らなかったので、とにかく資料を戴いたり、映像を戴いたりして、そこから少しずつ『子午線の祀り』という作品の歴史みたいなものを、僕なりにちょっとずつですけど理解していき、その恐ろしさがようやく日々わかってくるというか(笑)。今は恐怖のどん底に居ますけど(笑)。

 

 

■つかこうへいさん、野田秀樹さん、平田オリザさんと、異なる世代を追いかけながら「演劇って?」

 

――ご自身のブログでも「ダントツに高い山」と表現されていらっしゃいましたね。

 

僕は現代演劇っていう範疇のいろんなジャンルといいますか、いろんな様式のものに興味がありまして。学生時代を振り返ると、東大のサークルで演劇をやっていた僕たちにとっての頂点は野田秀樹さんでしたけど、ちょうど平田オリザさんが出てきた頃でもありました。僕は、サークルを卒業して、一度つかこうへいさんの劇団に入りましたし、ですから、つかさん、野田秀樹さん、平田オリザさんっていう、異なる世代の演劇人を追いかけながら「演劇って何だろう?」って考えていたんです。更に唐十郎さんにまでさかのぼったり、「大人計画」の松尾スズキさんを追っかけてみたり。さらに岩松了さんともお仕事をして、“平田さんの「静かな演劇」と岩松了さん、ドコで繋がって何が違うんだ?”みたいな(笑)。とにかく、そういうことを考えるのがすごく好きで。かと思えば、宮城聰さん、鈴木忠志さんの非常に様式的な、日本の古典的な身体を駆使したような演劇にも惹かれたり。とにかくいろんな様式のものを手当たり次第漁っていったんです、全部好きだったので(笑)。自分が舞台に立てるようになってからも、なるべくいろんな種類のものを観ていました。ひとつにこだわって、ずっとこれがやりたいって思ったことはあんまり無くて。「きっと“同じ演劇”な筈だから」と思っています。ま、実際のところは、すごくリアリズム志向の会話劇よりは、どっちかというと様式的な方が演る方としては好きではありましたね。

 

 

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、演劇の様式と言葉の様式などについて掘り下げて語ってくださった成河さんのインタビューの全文を掲載しています。4月21日掲載予定のインタビューの「下」では、商業的な成功は必要だけれどその中で自分が携わった意味をどうしても探してしまうというお話など、インタビューの後半の内容を紹介します。

 

<有料会員限定部分の小見出し>

 

■「演劇」の様式の違いって、要するに「言葉」の様式の違いなんですよ

 

■台本の言葉を立ち上げるために、最も適した身体を探していく

 

■日本語の本領発揮の領分。じゃ、これ英語にしてご覧なさいよ、って

 

■シェイクスピアも、翻訳しようとすると余白が表現出来ないから困る

 

 

<世田谷パブリックシアター開場20周年記念公演『子午線の祀り』>
【東京公演】2017年7月1日(土)~7月23日(日) 世田谷パブリックシアター
【作】木下順二 【演出】野村萬斎 【音楽】武満徹 【出演】野村萬斎、成河、河原崎國太郎、今井朋彦、村田雄浩、若村麻由美ほか

 

『子午線の祀り』に出演する左上から野村萬斎、成河、河原崎國太郎、今井朋彦、村田雄浩、若村麻由美のみなさん=写真提供・世田谷パブリックシアター

『子午線の祀り』に出演する左上から野村萬斎、成河、河原崎國太郎、今井朋彦、村田雄浩、若村麻由美のみなさん=写真提供・世田谷パブリックシアター

 

<物語>
歴史上名高い源平の合戦。次第に平家の旗色は悪くなるばかり。兄宗盛に代わり平家軍を指揮する平知盛(野村萬斎)は、一ノ谷の合戦で源義経(成河)の奇襲を受け、海へ追い落とされる。以来、武将となってはじめて自分に疑いをもちつつ、知盛は舞姫・影身の内侍(若村麻由美)を和平のため京へ遣わそうとするが……。

 

<関連サイト>
『子午線の祀り』(世田谷パブリックシアター・ニュース) https://setagaya-pt.jp/news/201707shigosen_cast.html
成河・スタッフ オフィシャル Twitter https://twitter.com/tw_de_songha_sc
成河 オフィシャルブログ http://web-dorama.jugem.jp/
成河(スペースクラフト・エンタテインメント) http://www.spacecraft.co.jp/songha/

 

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成河さん=撮影・達花和月

成河さん=撮影・達花和月

 

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 不朽の名作少女漫画の金字塔「ベルサイユのばら」がきっかけで、2次元沼にハマり、二次創作界をほんのり揺蕩っていたが、某俳優さんとの出会いによって、3次元復帰なるも、今度は演劇沼にドップリ浸かる。ミュージカルからストレートプレイ、能楽堂と小劇場、日比谷・新宿・池袋・下北界隈に滞留多し。慢性金欠病の為、歌舞伎に手を出したくても出せないのがジレンマ~(>_<)な、今日この頃。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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最近の投稿・コメント

  1. 末摘花 より:

    『子午線の祀り』萬斎さんの知盛は本当にはまり役。そこに成河さんが共演するなんて楽しみ過ぎます。

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