脚光をわずかしか浴びることのない、アンサンブルダンサーたちを描いたブロードウェイミュージカル『コーラスライン』の来日公演が、2018年8月に開かれることが決まりました。『コーラスライン』の来日公演は、2011年以来7年ぶりで、東京、大阪、静岡などで上演されます。
胸高鳴る音楽とダンス。ゴージャスな舞台セットや、きらびやかな衣裳。スポットライトに包まれたスター。そんな脚光をわずかしか浴びることのない、アンサンブルダンサーたちの物語を描きたい──。原案・振付・演出のマイケル・ベネットさんは、そんな想いを胸に抱き、ダンサーたちを集めて長いインタビューセッションを行います。それが『コーラスライン』の原型となって、アカデミー賞に輝く名作曲家、マーヴィン・ハムリッシュさんが彼らの人生を素晴らしい旋律で彩り、ブロードウェイミュージカル史に燦然と輝く傑作が生まれました。
歌・ダンス・演技の3拍子がそろった〈トリプルスレット〉と呼ばれる確かな実力を備えながらも、オーディションや舞台を次々と渡り歩く、名もなきダンサーたち。苦悩や挫折、年齢・容姿・人種といった自分らしさと向き合いながら、ひたすら夢に向かって邁進する彼らのひたむきな人生は、暗闇に包まれた客席で華やかな舞台を見つめる私たち観客の姿とも重なります。
飾り気のないシンプルな舞台で繰り広げられる『コーラスライン』は、かつてないほどにストレートで熱い感動を呼び覚ます新しい形のミュージカルとして、ブロードウェイそして世界中を席巻。1975年に初演され、翌1976年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞・演出賞・振付賞・脚本賞・楽曲賞など計9部門を制覇。1985年、ハリウッドでミュージカル映画化され、初演版は約15年の大ロングランの末、1990年に閉幕しました。
2006年には、初演版の演出・振付を踏襲したリバイバル版が開幕し、トニー賞最優秀ミュージカルリバイバル賞にノミネート(2008年閉幕)。同リバイバル版の来日公演は2009年、2011年に行われ、このたび、7年ぶりの来日公演が、2018年8月から東京の東急シアターオーブ、大阪のオリックス劇場、静岡のアクトシティ浜松 大ホールなどで行われることが決まりました。
<ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』>
上演:2018年8月 (生演奏/英語上演/日本語字幕あり)
【東京公演】東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11F)
【大阪公演】オリックス劇場
【静岡公演】アクトシティ浜松 大ホール
公演オフィシャルサイト
http://www.acl2018.jp/
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