黒澤明監督の映画『生きる』を世界で初めてミュージカル化する作品として、2018年10月8日から東京で上演されるミュージカル『生きる』の製作発表が、4月3日に開かれました。当日の様子を、動画(撮影・岩村美佳)で紹介します。
還暦直前に余命半年を告げられ、残りの人生をかけて小さな公園作りに奮闘する市民課長・渡辺勘治役を演じるのは、市村正親さんと鹿賀丈史さん(ダブルキャスト)。作曲は、音楽監督を務めたミュージカル『ビューティフル』が2015年にグラミー賞・最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞を受賞したジェイソン・ホーランドさん。脚本と歌詞は「アナと雪の女王」などの訳詞で知られる高橋知伽江さん。演出は宮本亜門さんが担当します。
こちらの動画は、4曲の歌唱披露の一部です。
1曲目は、この作品のストーリーテラーとなる小説家が冒頭で歌うナンバー「運命の曲がり角」。新納慎也さんが披露しました。
2曲目は、ヒロイン・小田切とよが、上司である渡辺勘治に、日常の密かな楽しみを語るナンバー「ワクワクを探して」。May’nさんと唯月ふうかさんのお2人が歌いました。
3曲目は、小説家が居酒屋で出会った渡辺勘治に、生きる喜びを教える「人生の主人になれ」を、小西遼生さんが披露。
4曲目は、映画『生きる』のラストで、名優・志村喬さんがブランコに乗りながら歌う昭和の名曲、「ゴンドラの唄」を市村正親さんと鹿賀丈史さんが歌いました。
こちらは登壇した、ジェイソン・ホーランド、宮本亜門、市村正親、鹿賀丈史、市原隼人、新納慎也、小西遼生、May’n、唯月ふうか、山西惇のみなさんの紹介部分です。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、ジェイソン・ホーランドさんと宮本亜門さんの思い(4分50秒)、市村正親、鹿賀丈史、市原隼人、新納慎也、小西遼生、May’n、唯月ふうか、山西惇のみなさんのそれぞれの意気込み(13分47秒)、共感できる点や「生きる」とは?などについて鹿賀さん、市村さん、市原さん、宮本さんが答えた部分の動画(9分59秒)を掲載しています。
<有料会員限定部分の小見出し>
■ジェイソン・ホーランドさんと宮本亜門さんの思い(4分50秒)
■出演するみなさんの、それぞれの意気込み(13分47秒)
■共感できる部分、「生きる」とは?(9分59秒)
<ミュージカル『生きる』>
【東京公演】2018年10月8日(月・祝)~28日(日) TBS赤坂ACTシアター
<公式サイト>
黒澤明 没後20年記念作品『ミュージカル 生きる』公式サイト
http://www.ikiru-musical.com/
- 「リアリティのある芝居の面白さ」、『MIS CAST 2』鹿賀丈史(下) 20241104
- 「セリフも入れて10分間、ジキルからハイドへの変身を」、『MIS CAST 2』鹿賀丈史(上) 20241103
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製作発表の様子をたっぷり見せて頂きありがとうございました。
私は最後の「変わりそうで結局変わらなかったもの」と「変わったものの」対比をどのようにMUSICALで見せて下さるのか、とても期待しています。
新納さんのラカージュの歌姫から小説家への振り幅も楽しみです。