2023年6月21日(水)から25日(日)まで、東京・シアター1010でプレビュー公演が、6月30日(金)から7月1日(土)まで愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで、7月9日(日)から16日(日)まで東京・東京建物Brillia HALLで、7月20日(木)から24日(月)まで大阪・新歌舞伎座で上演される音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』に、ウィーンの宮廷作曲家アントニオ・サリエリ役で出演する相葉裕樹さんのインタビュー後編です。「下」の無料部分では、作品の音楽の魅力などについてお話ししてくださった内容を紹介します。有料部分では、『レ・ミゼラブル』『アナスタシア』に続いての共演となる海宝さんのこと、今回初共演となる平間さんのこと、ヨーゼフ二世役の八十田勇一さんのことなどについて伺った内容とお客さまへのメッセージを紹介します。
――音楽についてお聞かせください。数々のミュージカルに出演されてきて、今回の音楽の魅力についてはどう感じていますか?
わりとクラシカルなナンバーが多いのかなという印象です。全体を通すと、バラードだったり、ゆったりしたナンバーが多いので、穏やかな気持ちになります。激しいロックナンバーがあるわけではないので、本当にオペラに来たのかな、という気持ちになりますね。
あと、海宝さんと平間さんのふたりがメインで歌うのですが、その色も曲ごとに違ったり、バラードといえど、いろいろなナンバーがありますので、聴き応えがあります。オープニングもとっても綺麗です。最後は明るく華やかに、みんなで『コジ・ファン・トゥッテ』だったりします。三十曲以上あるらしいんです。音楽劇ってそうなんだ……と、ちょっと驚いています。
――楽曲が多いところも、見どころになっていますね。
ミュージカルファンの方にも楽しんでいただける作品になっていると思いますし、初心者の方も、音楽劇というものにまず触れてもらえるきっかけになるんじゃないかなと思います。
――翻訳ものではないからこその、歌いやすさはありますか?
そもそも日本語で作っているから、翻訳ものよりは圧倒的に歌いやすいと思います。
――相葉さんのナンバーの、推しポイントがあれば、ひと言お願いします。
「ヴィヴァ、イタリア!」と、もう一曲は後半でソロ曲があるんですが、ダ・ポンテに対して「君はイタリアのオペラのために何をしてきたんだ」と問いつめる曲です。本当に理路整然とダ・ポンテに対して説教というか、「何なんだ君は」という感じで歌うナンバーがあるので、そこはポイントです。「ヴィヴァ、イタリア!」は楽しいナンバーです。
――「ヴィヴァ、イタリア!」は、踊るのではないんですか?
僕は踊りません。後半に、僕がハケてから、他の皆さんが出てきて歌って踊って、「ひどいオペラだったわ」と言って、次のシーンにつながります。そんな感じの、コミカルなところは、随所にあります。堅苦しい作品ではないので、重く捉えずに気軽に観られる作品になると思います。
――共演者の皆さんについても伺いたいのですが、海宝直人さんとは、次の『アナスタシア』でも再びご一緒だったり、『レ・ミゼラブル』で共演されたり、ご縁があるかと思いますが、今回の共演はいかがですか?
久々の共演です。『アナスタシア』では初演の2020年は同じ役を、今年はグレブという敵役も海宝さんが演じられるので、一緒に舞台に立つことがあるんですが、一緒に舞台に立つのは本当に久々で、『レ・ミゼラブル』ぶりなのかな。やはり素晴らしいというか、説得力のある歌唱力とお芝居なので。本当に座長がどっしりと引っ張ってくれているカンパニーです。とはいえ穏やかな海宝先生ですので。
――皆さん「海宝先生」とおっしゃいますね(笑)。
僕が悪いですね、僕が言い始めたから。
――そうなんですか!?
親しみを込めて「海宝先生」と呼ばせていただいています。
<取材協力>
ヘアメイク:菅野 綾香
スタイリスト:吉田ナオキ
※アイデアニュース有料会員限定部分には、『レ・ミゼラブル』『アナスタシア』に続いての共演となる海宝さんのこと、今回初共演となる平間さんのこと、ヨーゼフ二世役の八十田勇一さんのことなどについて伺った内容とお客さまへのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■『アナスタシア』の時、ご飯に行ったり。完璧なのにざっくばらんに話せる海宝先生
■平間さんのモーツァルトは、ナチュラルで軽やか。新たなモーツァルト像なのでは
■音楽じゃない部分での土台になっているのが、ヨーゼフ一世役の八十田勇一さん
■たくさん歌う。ダ・ポンテを知って欲しいし、個性的なキャラクターたちも楽しんで
<音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』>
【プレビュー公演】2023年6月21日(水)~25日(日) シアター1010
【愛知公演】2023年6月30日(金)~7月1日(土)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
【東京公演】2023年7月9日(日)~16日(日)東京建物Brillia HALL
【大阪公演】2023年7月20日(木)~24日(月)新歌舞伎座
公式サイト
https://www.tohostage.com/dp/
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登場する人物像と、それを演じる人物の個性をとても魅力的に語られた文章が印象的でした。
上演情報解禁当初のシリアスなimageとは違い、毎回『くすっ』と笑ってしまいそうな楽しいシーンもある様子。
いよいよ明日からの公演。 シアター1010で どんな音楽劇が繰り広げられるのか。 足取り軽く、劇場に向かいます♪