4月16日から18日までインテックス大阪で開かれている「バリアフリー2015」、開催2日目となる本日17日、会場に行って様々な展示ブースを回ってきました。レポートの第1回目として、ユニバーサルデザインの結婚式をプロデュースする「スマイルエッセンス合同会社」をご紹介します。
インテックス大阪1~5号館を使用し、出展者数365社・団体、ブースの数は1013という催しですから、とても1日で全部見ることはできないほど、福祉・介護関係の製品があり、車いすだけでも何十種類も一度に目に飛び込んできます。その中で、この会社のブースは小さいのですが、足を止めて話を聞きたいと思いました。なぜなら、ここの車いすは、写真のように美しい衣装で飾られていたからです。
2014年3月に設立されたスマイルエッセンス合同会社は、
①ユニバーサルウェディングのプロデュース/コンサルタント
②ユニバーサルデザイン製品・商品の企画・販売・レンタル
③グローバル人材教育プログラム制作と実施
④サービス業界向け 講演
の4つを業務の柱としていますが、中心になるのはやはりユニバーサルウエディング。車椅子を利用している人、視覚障害がある人、聴覚障害がある人・・・こんな結婚式を挙げたいという夢や希望があっても、障害があることであきらめているという人がいるとしたら、夢をかなえるお手伝いをしたい、かけはしになりたいという思いで川端教子(かわばたのりこ)さんが作ったのが、スマイルエッセンスです。
挙式・披露宴用の電動車いすIscoを使えば、座高の高さが43センチから70センチまで昇降可能なので、立ち姿のようにドレスを着こなすことが出来ます。車体はコンパクトで小回りが利き、音も静かなので結婚式の雰囲気にぴったり。入場の時も、指輪の交換の時も、披露宴で列席者に挨拶するときも、Iscoに座っていれば新郎の身長に合わせて寄り添うことができるというわけです。
Iscoに合わせて、専用のウエディングドレスやお色直しのドレスも開発されています。車いすに座ったままでインナードレスもウエディングドレスも簡単に着用でき、1着のドレスを2通り、3通りに着こなすことも出来るように工夫されています。
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