滑稽にすれ違う愛を描き、トニー賞7部門・グラミー賞2部門などを受賞したミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』が、2018年4月8日から、東京・大阪・静岡・富山で上演されます。作品の作詞・作曲は、「ウエスト・サイド・ストーリー」「スウィーニー・トッド」などの名作を生み出したミュージカル界の巨匠、スティーヴン・ソンドハイムさんで、1973年にトニー賞でミュージカル作品賞など6部門、グラミー賞でベスト・ミュージカル・アルバム賞を受賞。2010年にトニー賞ミュージカル主演女優賞、2011年にグラミー賞ベスト・ミュージカル・アルバム賞を受賞しています。
出演は、大竹しのぶ、風間杜夫、安蘭けい 、栗原英雄 、蓮佛美沙子 、ウエンツ瑛士 、木野花、安崎求 、トミタ栞、瀬戸たかの、ほかのみなさん。翻訳・訳詞は高橋知伽江さん、演出はマリア・フリードマンさんが担当します。
<ストーリー>(公式HPより)
舞台は19世紀末のスウェーデン。18歳のアン(蓮佛美沙子)と再婚した中年の弁護士フレデリック(風間杜夫)はなかなか妻に手が出せず、結婚して11ヶ月経った今もアンは処女。息子のヘンリック(ウエンツ瑛士)は密かに一歳下の義母アンに恋心を抱いていた…。
ある日、芝居を観に行くことになったフレデリックとアン。主演女優のデジレ・アームフェルト(大竹しのぶ)はフレデリックの昔の恋人なのだが、何も知らないアンは無邪気に喜んでいた。しかしフレデリックが寝言で「デジレ…」と言ったことで不信感を抱くようになる…。スポットライトを浴びるデジレの顔を見た瞬間、アンはフレデックとデジレの関係を察し、泣きながら席を立ってしまう。純粋すぎるアンに疲れたフレデリックはついデジレに会いに行ってしまい…。
デジレの住まいで 14年ぶりに再会を果たした二人は、再び惹かれあう。そして昔を懐かしむように寝室に向かったところで、デジレの愛人カールマグナス伯爵(栗原英雄)が突然来訪する。伯爵は二人の仲を怪しみ、妻・シャーロット(安蘭けい)にフレデリックの調査をするよう命令する。早速アンを訪ねたシャーロットは全てを暴露し、二人は互いの夫をデジレに取られたことを慰め合う。
一方フレデリックのことが気になるデジレは自分の母のマダム・アームフェルト(木野 花)と娘のフレデリカ(トミタ栞)が住む田舎の屋敷に、フレデリック一家を招待することを計画。伯爵夫妻もこの話を嗅ぎつけ、強引に田舎へ向かった。ついに顔を合わせることになった三組の家族。それぞれがさまざまな思惑を抱きながら、一夜を共にすることになるが…。
こちらは製作発表会見のダイジェストの動画です(TohoChannelより)。
こちらは作品の中で歌われる「Send In The Clowns」を、演出家のマリア・フリードマンさんが歌っている動画です(TohoChannelより)。
<ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』>
【東京公演】2018年4月8日(日)~4月30日(月祝) 日生劇場
【大阪公演】2018年5月4日(金祝)~5月5日(土祝) 梅田芸術劇場メインホール
【静岡公演】2018年5月12日(土)~5月13日(日) 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
【富山公演】2018年5月19日(土)~5月20日(日) オーバード・ホール
<公式ページ>
東宝作品公式ホームページ
http://www.tohostage.com/alittlenightmusic/
ホリプロ作品公式ホームページ
http://hpot.jp/stage/lnm
<関連サイト>
日生劇場のページ
→こちら
梅田芸術劇場のページ
http://www.umegei.com/schedule/699/index.html
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