2023年3月8日(水)に開幕し、3月29日(水)まで東京・日生劇場で、4月8日(土)から4月16日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演されるスティーブン・ソンドハイム作のミュージカル『太平洋序曲』で、浦賀奉行所の下級武士・香山弥左衛門役をダブルキャストで演じる海宝直人さんと廣瀬友祐さんのインタビュー後編です。「下」では、本作の楽曲のこと、これまでにお二人が「打ちのめされた」経験のことについてお話ししてくださった内容などを紹介します。
ーー今年の3月は上演作品が目白押しで、ミュージカル戦国時代だと思うんですが、ぜひ『太平洋序曲』の推しポイントをアピールしていただきたいなと思っていまして。
海宝:難しいこと言いますね(笑)。そうか、そんなに多いんですね。
廣瀬:やっぱり日本人なら、日本史を知るべきでしょう。
海宝:そうですよね! だって、日本を描いてるんだもん。3月の上演作品の中に、日本を描いている作品はありますか?
ーーないですね。
廣瀬:キタ! お疲れ様でした!
全員:(笑)。
海宝・廣瀬:違うか(笑)。
海宝:いい締めかなと思ったけど(笑)。
ーー決起集会で山本さんがおっしゃっていましたが、8通りの組み合わせができるのも楽しみですね。
廣瀬:ダブルキャストのどっちが出てくるかわかんないとか…
海宝:どういうこと?! スケジュール出ちゃってるよ。
廣瀬:1日ぐらいグレーな日あったら……
海宝:日を作る?
廣瀬:ないこと言っても駄目だな。
海宝:でも、みんな歌うまいよね。
廣瀬:なおちゃんの口からそれを聞くと……
海宝:このメンバーでソンドハイムっていいですよね。なんかちゃんとそこに向き合えるキャストだし。
廣瀬:ソンドハイムの曲を、今までにコンサートとかで歌ったことある?
海宝:うん。でもやっぱりコンサートで選ぶとなると、キャッチーな曲を選ぶことが多いね。ひと作品に1〜2曲ぐらいはキャッチーな曲があるじゃないですか。『イン・トゥ・ザ・ウッズ』だったらジャックの曲は歌ったことがあるし、僕のCDにも入ってるんですが、『リトル・ナイト・ミュージック』の「Send in the Clowns」とか。
ーー『太平洋序曲』からは、選んだことはないですか?
海宝:難しいよね?
廣瀬:難しいね。
海宝:『太平洋序曲』から曲を抜き出してコンサートで歌うことは、少ないんじゃないかな。でも、この作品は、聴けば聴くほどクセになってくるっていうのがありますよ。
ーーそうすると、作品を観ないとなかなか聴けない楽曲ですね。廣瀬さんからも何か一押しの一言をお願いします。
海宝:来場したくなるような感じで!
廣瀬:ニッセイ…ミニキテ…
海宝:いい劇場だよね。すごくいい劇場。
廣瀬:うん! この発音が文字にならないかな?
海宝:ちょっと字体を曲げて!
廣瀬:曲げておいてください! 筆記体みたいな感じ!
全員:(笑)。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、これまでにお二人が「打ちのめされた」経験のことについてお話ししてくださった内容などインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■海宝:謙虚でいようとしているわけではない 廣瀬:「できない自信」を持ちたい
■廣瀬:サッカーで、初めての挫折を経験。「上には上がいる」と感覚的に覚えた
■海宝:すごく打ちのめされたのは、『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』の時
■海宝:「何の感情かはわからないけど、込み上げる」みたいな経験が、衝撃として
<ミュージカル 『太平洋序曲』>
【東京公演】2023年3月8日(水)~3月29日(水) 日生劇場
【大阪公演】2023年4月8日(土)~4月16日(日) 梅田芸術劇場メインホール
公式サイト
https://www.umegei.com/pacific-overtures/
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憂いある歌声の海宝直人さん目当てで『太平洋序曲』を4回観ました。
繁忙期でお休みが取りにくいので3回!と決めておりましたが他のキャストも素晴らしく(癒し声の綿引さん、容易くすごい声が出る谷口さん、むらむら、染谷さん、楽しいプリーズハロー提督たち等々)、チケットを買い足してしまいました。
東京千秋楽も素晴らしく楽しく…太平洋ロスです。