2018年7月に西日本各地を襲った集中豪雨は、死者219人、行方不明者11人を出す大きな災害となりました。今も3,000人を越える方々が避難生活を送っています。アイデアニュース・カルチャーセンターで特別英語講座を開催し、レッスン料の全額と、寄付してくださったアクセサリーの売り上げと、カンパの、合計57,000円を、現地にいち早く入り地域の方々の声に寄り添いながら活動している「災害NGO結(ゆい)」さんに、支援金として送ることにしました。その報告です。
猛暑の夏、夏休みやお盆休みを利用して多くのボランティアが現場に入り、壊れた家屋の片づけなどに汗を流しているニュースを見聞きしました。状況もニーズも刻一刻と変わるので、物資の提供よりも、支援金を送りたいと考えました。
「7月と8月、特別英語講座を開始し、レッスン料をすべてカンパとします。この機会にぜひ、一緒に勉強しましょう。ひとりの応援ではなく、みんなの応援のお金を届ける。これをきっかけに、いつか英語を勉強したいと思いながら一歩を踏み出せなかった人も英語の勉強を始められる。いいことずくめの Special English Lesson です!」
こう呼びかけたところ、多くの反響をいただきました。7月23日から8月29日まで、対面とネット授業の両方で、延べ19名が英語を勉強しました。そのレッスン料が43,000円。寄付してもらったハンドメイドのアンクレット、ブレスレットの売り上げと、カンパが14,000円。合計57,000円を支援金として送付します。送付先は現地にいち早く入り地域の方々の声に寄り添いながら、活動している「災害NGO結(ゆい)」さんです。ホームページ、Facebook、ツイッターで十分な情報発信をしています。
8月29日の「災害NGO結」Facebookの発信にはこうありました。
災害NGO結では、広島県坂町、愛媛県宇和島市に拠点を設けて活動を継続しています。発災直後の緊急期の活動内容(災害ゴミ、土砂出しの作業)から復旧期に必要な多様なニーズ(サロン、農業)に対応するため事前のニーズ調査、マッチングや運営のサポートなども必要です。
床下に潜っての土砂出し・重機で敷地内の土砂撤去も必要ですが、そういった支援者が集まる拠点、宿泊拠点の整備、片付け、食事など現場で活動する支援者をサポートするマネージャー的な存在も、活動は地味ですがとっても重要です。
力仕事は不向きだけど料理を作るのは好き・土砂出しは出来ないけど掃除や整理整頓が得意、など人それぞれ得意分野や出来ることは様々です。
自分自身の出来る事を活かして一緒に被災地を応援してみませんか?
災害支援の経験が無くても出来る事から始めれば、きっと出来る事が広がります。少し時間が経った被災地では発災当初と変わっています。必要とされる支援も様々な上に、時間の経過と共に多種多様化するニーズに対応するためにも、様々な方が関わることで支援の幅が広がればいいなと思っています。
怖がらず気軽に相談してもらえたらありがたいです。
自分が出来ることを、気負わず、気長に、気軽に、そんな姿勢に共感します。「結」は、沖縄の言葉「ゆいまーる(共同作業、助け合う)」と、被害にあわれて困っている方々とサポートをしたい方々とを「結ぶ」という意味があるそうです。
災害NGO結の代表・前原土武さんから、このようなメッセージをいただきました。
松中さま
メッセージありがとうございます。災害NGO結の前原です。
遠方の方からこうして出来る事を考えて、現場に想いを届けてくれる事嬉しく思います。
ありがとうございます。
少しでも多くの方に現場の様子、被災者の声をお伝えする事で被災した地域の方の復興につながると思って活動を行っています。
岡山~広島~愛媛を中心に広範囲で大きな被害を受けた今回の西日本豪雨。
土砂出しだけではなく、コミュニティ、産業と支援にも長く細く支援が必要だと思っています。
地元支援者の発掘、育成、連携と地元の方々が少しでも長く支援が出来る様に外部支援者としてこれからもサポートしていきたいと思います。
支援金の口座の件は上記の詳細で間違いありません。
松中さまからお預かりして気持ちは、しっかり現地での活動を通して地元の方々に復興の力に変わるよう活動に充てさせてもらいたいと思います。
またこれからも活動を通して情報発信を行っていきたいと思っています。遠方から関心を持ち続け応援してもらえたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
災害NGO結 前原
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