「苦しんでいる人に観てほしい」、映画『Noise ノイズ』篠崎こころ・松本優作対談(上) | アイデアニュース

新着 予定 プレゼント 動画

「苦しんでいる人に観てほしい」、映画『Noise ノイズ』篠崎こころ・松本優作対談(上)

筆者: 伊藤 華織 更新日: 2019年2月28日

2019年3月1日(金)から新宿テアトルで公開される映画『Noise ノイズ』。舞台はポップカルチャーの聖地・秋葉原。2008年6月8日に起こったショッキングな事件をモチーフに、絶望の中に生きる若者たちと大人たちが見たものとは…。この映画に主演している篠崎こころさんと、松本優作監督にインタビューしました。

篠崎こころさん=撮影・伊藤華織

篠崎こころさん=撮影・伊藤華織

――まず、松本監督にお伺いします。どのような映画なのか教えてください。

松本:もともとは、秋葉原で起こった無差別殺人事件をモチーフにした映画なんですけれども、ただ事件を扱っているというよりは、実際に僕が体験したことだとか、出ている人達の体験をもとに作っていったような、あくまでプライベートな映画です。でも、それをちゃんと世の中に開かれるようにした映画かなと思っております。

――監督が実際に体験したことがもとになっているんですね。

松本:そもそも、僕の友人が自殺してしまったというところと、同じ時期に秋葉原で事件が起きてしまったところ。無差別で人を殺してしまうことと、自分を殺してしまうことのリンクを、僕が15歳ぐらいの時に感じて、映画として表現したいなと思ったんです。

――主演が篠崎こころさんになったのは、どういう経緯なんでしょうか。

松本:篠崎さんを初めて見たのは、ミスiD(ミスアイディー、講談社主催)のオーディションの時です。僕はそこでカメラマンをやっていて、篠崎さんの思いを聞いて、すごく心に刺さったことがきっかけだと思います。

――どんなところが心に刺さったんですか。

松本:これは僕が想像しているだけのことで、実際は分からなかった部分もあるんですけど、自分の活動を自分自身が表現しようとしている。その思いの強さとかを感じたところと、それが生きる強さになっているのかなと感じたところが、僕の映画の主人公のイメージにリンクしていたんです。

――篠崎さんはオファーされた時にどう思われましたか?

篠崎:映像作品自体が初めてだったので、主演って聞いて、どうすればいいんだろうという戸惑いの方が多かったです。どうやって演じればいいんだろうと。題材も題材だったので、不安も多かったです。

――ミスiDのオーディションだったのに、突然、映画の主演と言われたんですね。

篠崎:オーディションを監督が撮ってらっしゃるということも知らずに、ミスiDだけを意識してやっていたので、映画という思ってもいないところから話をいただいたという感じでした。

――急に映画と言われて、戸惑われたでしょうね。

篠崎:でも、私の中では、いただいたお仕事はあまり断りたくないというのがあって、監督が私に合うだろうなと思ってくれて、組んでくださったことならやってみたいなと思いました。

――初めての演技は、どうでしたか。

篠崎:難しかったです。台本も頂いていたんですけど、当日に監督と私と、他の演者さんで話し合って、結構、変えていくという感じが多かったので。アドリブの長回しが使われたっていう事もありますし、その場で監督と話し合って、ストーリーが変わるっていうこともありました。そのあと、映像のお仕事を何本かしたこともあるんですけど、振り返ってみても挑戦だったし、難しかったなとは思いますね。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、映画『Noise ノイズ』と松本優作監督や篠崎こころさんの実体験の関係や、どのような形で映画を作っていったのかなどについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。3月1日(金)掲載予定のインタビュー「下」では、篠崎こころさんの現在の活動や、篠崎さんが企画しているブランド『showtty(ショーティ)』について、松本監督が撮影中の映画や2019年2月23日からケイズシネマ新宿で上映される映画『日本製造/メイド・イン・ジャパン』などについて話してくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■松本:批判ではなく、社会と自分達がちゃんとリンクしている物語を作りたい

■篠崎:実体験じゃないですけど、半分私っていうぐらいの感じにはなっている

■松本:僕自身が辛かった時、映画を作らなければ生きていけない時期に作った

■篠崎:みんな、ぎりぎりの状態で撮っていたんだと思います。一触即発のような

<映画『Noise ノイズ』>
2019年3月1日(金)より テアトル新宿にてロードショー
公式サイト
https://noise-movie.com/
公式 twitter
https://twitter.com/kakifuraiyusaku
映画『Noise ノイズ』予告篇
https://www.youtube.com/watch?v=EHEtFL_Iz5k

<関連リンク>
篠崎こころ twitter
https://twitter.com/kokoro777pp
篠崎こころ blog
https://cheerz.cz/artist/212
ブランド『showtty(ショーティ)』 公式twitter
https://twitter.com/showtty___
松本優作監督 facebook
https://www.facebook.com/yusakumatsumoto.noise
映画『日本製造/メイド・イン・ジャパン』(ケイズシネマ)
http://www.ks-cinema.com/movie/made_in_japan/

『Noise ノイズ』 関連記事:

⇒すべて見る

篠崎こころ 関連記事:

⇒すべて見る

松本優作 関連記事:

⇒すべて見る

※篠崎こころさんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは3月28日(木)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

篠崎こころさんと松本優作さん=撮影・伊藤華織

篠崎こころさんと松本優作さん=撮影・伊藤華織

全文が読める有料会員登録にご協力を

アイデアニュースは、有料会員のみなさんの支援に支えられ、さまざまな現場で頑張っておられる方々の「思いや理想」(ギリシャ語のイデア、英語のアイデア)を伝える独自インタビューを実施して掲載しています。ほとんどの記事には有料会員向け部分があり、有料会員(月額450円、税込)になると、過去の記事を含めて、すべてのコンテンツの全文を読めるようになるほか、有料会員限定プレゼントに応募したり、コメントを書き込めるようになります。有料会費は取材をしてくださっているフリーランスの記者のみなさんの原稿料と編集経費になります。良質な取材活動を続けるため、どうか有料会員登録にご協力をお願いいたします。

    
<筆者プロフィール> 伊藤 華織(いとう・かおり)フォトグラファー/シネマトグラファー 18年間看護師として集中治療・救急救命の現場などで勤務。病気の方に寄り添ってきたが、生きるすべての方に愛あるメッセージを表現の世界で伝えたく、写真、映像を生業とし、縁があればどこまでも赴き、時を収めている。⇒伊藤華織さんの記事一覧

コメント欄

有料会員登録してログインすると、コメントを書き込めます(コメントを送信すると、すべての人が読める形で公開されます)。

最近の記事

■ 2024年12月掲載分
■ 2024年11月掲載分
■ 2024年10月掲載分
■ 2024年9月掲載分
■ 2024年8月掲載分
■ 2024年7月掲載分
 過去記事一覧は⇒こちら 有料会員登録は⇒こちら
お勧め商品
新着商品
Sorry, no posts matched your criteria.